安田章大主演、福原充則演出 舞台『閃光ばなし』東京公演がついに開幕
(左から)片桐仁、黒木華、安田章大、佐藤B作
安田章大の主演舞台『閃光ばなし』が、2022年10月8日(土)東京建物 Brillia HALLにて開幕した。
劇作家・演出家の福原充則と安田がタッグを組み、1作目「俺節」(2017年)、2作目「忘れてもらえないの歌」(2019 年)では、昭和の市井の人々がたくましく生きる姿をあぶり出してきた。「閃光ばなし」はその3作目となる。
開幕に先駆けて行われた囲み取材には、安田章大、黒木華、片桐仁、佐藤B作が登場。
9月26日からの京都公演を終えての東京公演開幕に、安田は「京都を無事に終えられたことが奇跡だね、ってみんなで話していました。このご時世、日本ではまだまだエンターテインメントが『第一』とは言えない環境下にある。『日本のエンターテインメント大事だよね』と言われるように、想いを込めて今回ステージに立っています」と答えた。
今回、福原組初参加となる黒木も「演出の福原さんも『観に来てくださる方に力を与えられるような舞台にしたい』とおっしゃっていて、東京公演でも皆さんの力になれるように駆け抜けていきたいと思っています」とコメント。
今回、黒木と夫婦役を演じる片桐は「京都公演を観ていただいた方たちの評判がすごく良いんですよ!初めて舞台を観に来た人でも楽しんでいただける舞台。生の良さを知ってもらいたいです」と話し、佐藤は「昭和を題材にしたアツい舞台。若い役者に気持ちだけでも負けないように取り組みたいと思ってます」と意気込みを語った。
終戦から18年を迎えた高度成長期の昭和を舞台に、自転車屋を営む佐竹是政(安田)と、妹の政子(黒木)が、エンジンをつけた改造自転車でバイクタクシー会社を起こし、無鉄砲ながらも街の権力者に立ち向かう姿を描く。
冒頭からラストまで、昭和を閃光のように駆け抜けるキャストのエネルギーと時代のパワーに巻き込まれていく物語。東京公演は10月30日(日)まで開催。公式HPにて舞台映像・レポートを掲載中だ。