YOSHIKI、HYDE、SUGIZO、MIYAVIが紅白に降臨 デビュー史上最速初出場 THE LAST ROCKSTARSをレポート<紅白リハ>
THE LAST ROCKSTARS (C)NHK
『第73回NHK紅白歌合戦』リハーサル・3日目
2022.12.30 渋谷・NHK
30日に渋谷・NHKで行われた『第73回NHK紅白歌合戦』3日目のリハーサル&会見。最後の会見に登場したのはTHE LAST ROCKSTARS。国内外で活躍する超人気アーティスト、YOSHIKI、HYDE、SUGIZO、MIYAVIの4人からなるスーパーバンドだ。デビュー曲の「THE LAST ROCKSTARS」の配信から8日目にして紅白に初出場という快挙を成し遂げ、発表されたライブのも瞬殺でソールドアウトというカリスマぶりで音楽シーンをザワつかせている。この記事では、そんな彼らのリハーサルと会見の様子をレポートする。
バンド自体が破格なだけに、リハーサルもイレギュラーな演出でスタート。まず、YOSHIKIのピアノ演奏から始まり、まるでこれからライブが始まるのか?……という荘厳な空気が流れる。照明もブルーからレッドに場内を染め上げ、そこにHYDEが登場。サビではHYDEがSUGIZOの肩を組み、MIYAVIはサムライギタリストらしい個性的なギタープレイで存在感をアピール。やはり個々のパワーが強いと、ここまで迫力があるのか……と、圧倒される時間だった。
THE LAST ROCKSTARS (C)NHK
この日のためなのか、SUGIZOは昔からこだわってきた赤系の髪にライダースをスタイリッシュに着こなし、HYDEは黒のロングコートに髪を白と紫に染め分けている。リハーサルでこの仕上がりならば、本番はどうなってしまうのか!さすがの美意識である。
ただ、写真撮影ではYOSHIKIが「みんなで肩を組もう!」と提案し、和気あいあいとした空気も。会見でさっそく紅白への意気込みをきかれると、YOSHIKIは「明日がTHE LAST ROCKSTARSの初披露となります。僕らは世界を目指して結成して、初舞台が紅白で光栄です」と発言。結成とデビューから最速での紅白出場のコメントを求められると、「素晴らしいメンバーとここに立てて嬉しい」とYOSHIKI。
HYDEは「できればもっと早く音源を出したかったんだけど、なかなか上手くいかなくて……」と苦笑い。この発言にはYOSHIKIも「そうくるの?」と、やはり苦笑い。MIYAVIは初舞台が紅白という快挙に「光栄です!!」と素直に応えてくれた。
曲作りに時間がかかるという定評のあるYOSHIKIは思わず「紅白がなかったら、もしかしてリリースできてなかったかもしれない」と本音をポロリ。SUGIZOも「紅白に後押ししてもらった形です(笑)」と、今回の出演を喜んだ。
その後、曲の振付についてメンバー同士で話しあったり、する場面もあり、ドラマチックな出だしから、会見はなごやかな空気に変わっていった。
YOSHIKIは「MIYAVI、HYDE、SUGIZO、それからX JAPANのファンもみんなにもぜひ僕らのバンドを応援してほしい。今はセパレートじゃなくてユナイトする時代だからね」と、応援を呼びかけた。するとSUGIZOが「それこそLOVE&PEACEですよねと今年の紅白のテーマに絡めてナイスな発言。
THE LAST ROCKSTARS (C)NHK
後半、グローバルな視点を持つメンバーに世界からの反響にについてきかれると、YOSHIKは「世界各国からオファーも来ているし、ニューヨーク公演も追加されたんですよね」と世界的な注目度の高さについて言及。2023年以降の動向も目が離せない。最後に2022年を象徴する漢字について発表してもらった。
MIYAVI「コロナで大変だったけど兆しが見えてきたから“兆”」
SUGIZO「波乱の時代なので“乱”。絶望の気持ちもあるけど、これからは上がるしかないね」
HYDE「運命が動き始めたと思うから“動”」
YOSHIKI「皆さん、素晴らしいことを言うなと! まぁ、色々あったけど忘れちゃいけないのは戦争が行われていること。僕らは戦争がなくなるように戦わなくてはいけないから“戦”かな」
アクティブな言葉が揃ったところに、同じ方向を向いたメンバーの気持ちが重なっているように感じた。彼らの初ステージとなる紅白もお見逃しなく!
放送情報
司会:大泉洋、橋本環奈、櫻井翔(スペシャルナビゲーター)、桑子真帆アナウンサー
※BS4K、BS8K、ラジオ第1でも放送
※中断ニュースあり