演劇集団キャラメルボックス、活動再開後初のスプリングツアーを開催　クロノスシリーズの二本立てを上演

演劇集団キャラメルボックスが活動再開後、初のスプリングツアーを2023年5～6月に東京・兵庫にて開催することを発表した。

演劇集団キャラメルボックスは、活動休止期間を経て2021年12月に代表作『サンタクロースが歌ってくれた』を持って活動再開を報告していた。今回は、『黄泉がえり』『おもいでエマノン』などで知られる梶尾真治の『クロノス・ジョウンターの伝説』を原作とした、劇団でも人気のクロノスシリーズの二本立てとなる。「クロノス・フェスティバル2023」と銘打ち、 新作『クロノス・ビギンズ』（原作：梶尾真治『クロノス・ジョウンターの黎明』 徳間書店）と大幅に改訂された『あしたあなたあいたい』（原作：梶尾真治『クロノス・ジョウンターの伝説／布川彰良の軌跡』徳間文庫）を、同期間に同じキャストで上演される。

昨年末公演が発表された際は、東京公演だけであったが、サポーターの待望の声を受け、この度、 AiiA 2.5 Theater Kobeにて神戸公演の開催が決まった。

成井豊（脚本・演出）　メッセージ

昨年10月、梶尾真治さんのクロノス・シリーズの最新作『クロノス・ジョウンターの黎明』が刊行されました。
そこには、今まで明かされていなかった、クロノス・ジョウンターが完成するまでの物語が描かれていました。
これを芝居にしない手はない！
すぐさま、梶尾さんに舞台化の許可をいただき、タイトルは『クロノス・ビギンズ』に決定。
そして、どうせやるなら、クロノス・シリーズをもう一本、と考えました。
最初に浮かんだのが、2006年の初演以来、再演の機会がなかった『あしたあなたあいたい』。
『クロノス』にも脇役で登場する「枢月圭（すうげつけい）」という女性の物語です。
初演は1時間ものだったので、描き足りなかったものを加えて、2時間ものに改訂。
こうして、『クロノス・ビギンズ』と『あしたあなたあいたい』の二本立てで上演することになりました。
どちらも波乱万丈・驚天動地・感涙必至のタイムトラベル・ラブストーリー。
クロノス・シリーズは初めてという方にも、きっと楽しんでいただけると思います。
劇場でお待ちしています！