幾田りらが自身初の映画主題歌を書き下ろし　岡田将生×清原果耶W主演『１秒先の彼』予告編・新場面写真4点を解禁

7月7日（金）公開の映画『１秒先の彼』から、予告編と新場面写真、主題歌情報が解禁された。

『１秒先の彼』は、何をするにも人よりワンテンポ早い彼女と遅い彼の、消えた“１日”を巡るラブストーリーを描いた映画。チェン・ユーシュン監督の台湾映画『１秒先の彼女』を日本版としてリメイクするものだ。リメイク元の作品は、第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)では、作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞の最多5冠に輝いている。

『１秒先の彼』でメガホンをとるのは、『リンダ リンダ リンダ』『天然コケッコー』『苦役列車』などで知られる山下敦弘監督。脚本を、ドラマ『あまちゃん』『俺の家の話』や映画『土竜の唄』シリーズなどの宮藤官九郎が手がける。W主演を務めるのは、岡田将生と清原果耶。また、荒川良々、羽野晶紀、加藤雅也、福室莉音、片山友希、しみけん、松本妃代、伊勢志摩、柊木陽太、加藤柚凪、朝井大智、山内圭哉が出演。そして、亡くなった笑福亭笑瓶さんがキャストに名を連ねている。

郵便局の窓口で働くハジメ（岡田将生）は、何をするにもとにかく１秒早い。記念写真では必ず目をつむり、漫才を見て笑うタイミングも人より早い。街中で路上ミュージシャン・桜子の歌声に惹かれて恋に落ちたハジメは花火大会デートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日に。秘密を握るのは、毎日郵便局にやってくる、何でも1秒遅い大学7回生のレイカ（清原果耶）のようだ。

解禁された30秒の予告編では、幾田りらが主題歌を担当していることが明らかに。幾田は自身初となる映画主題歌「P.S.」を、本作に書き下ろしている。また、映像では１秒早いハジメの身に起きた不可解な出来事の数々と消えた１日の謎、そしてその秘密を握る１秒遅いレイカとの交流が描かれている。

幾田りら、岡田将生、清原果耶、山下敦弘監督のコメントは以下のとおり。

 

幾田りら

今回初めて映画主題歌を書かせていただき、緊張感を感じつつも、エンドロールで流れ出すその瞬間を何度もイメージしワクワクしながら制作に臨んでいました。

恋に落ちて、時間を共にして、心に想いを募らせていくこと。生まれ育った環境も違えば、あらゆる好き嫌いや価値観も違う。話すスピード、歩幅の大きさ、心拍の速度。生きていくテンポは人それぞれ違うものを刻んでいるけれど、不思議と釣られていくことが心地いいと感じる相手。そこに「好き」の入り口があるような気がしています。

麗華の育む思いやりでできた恋心は、まるで初夏の温かな風のようで、そんな優しくも凛とした強さを楽曲に込めたいと思いました。

是非映画と共に楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

岡田将生

映画が終わると、素敵な歌声が、ハジメくんとレイカちゃんのふたりを軽やかに包み込んでくれて、とても嬉しくなりました。

幾田さんの少女時代の思い出が詰まっている気がして、映画を観た方にも、この曲を聴いた方にもきっと共感してもらえると思います。

素晴らしい主題歌のおかげで、より可愛らしい映画になりました！

 

清原果耶

本編が終わって、エンドロールに流れてくる柔らかなメロディと幾田りらさんの優しい語りに、心を掴まれました。

切なくて、むず痒くて、けれどこのまま側に寄り添ってほしいと思わせてくれるような心温まる曲です。

「P.S.」を聴いた後、劇場を出た皆さんの足取りが、より朗らかなものになれば嬉しいなと思います。

 

山下敦弘（監督）

幾田さんが作ってくれた主題歌「P.S.」が映画に一つの答えを導き出してくれました。

『１秒先の彼』という映画は“相手を想う気持ち”についての映画です。

素直で優しくて等身大の歌をありがとうございました。俺もまた劇場に聴きに行きます！

 

また、解禁された場面写真では、笑福亭笑瓶さんの姿も収められている。