池谷のぶえ、渡邊圭祐、松雪泰子らが描く「運命」と「自由意志」　『無駄な抵抗』のあらすじ、補助席・注釈付指定席の発売情報が公開

2023年11月に東京・世田谷パブリックシアター、12月に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演される、舞台『無駄な抵抗』。この度、本作のあらすじ、補助席・注釈付指定席（見切れ席）の発売情報が公開となった。

前川知大が世田谷パブリックシアターとタッグを組み行う、舞台『無駄な抵抗』。古代ギリシャの叙事詩、ホメロスの「オデュッセイア」を原典とした新たなスケールのストーリーに挑戦した2019年の『終わりのない』に続き、今回前川が選んだテーマは、ホメロスの後に登場した古代ギリシャ悲劇。ソポクレスの「オイディプス王」に代表されるように、ギリシャ悲劇の大テーマである「運命」を扱う。

『終わりのない』では神々と別れた人類の成長と意識の目覚めを、ひとりの青年に託して描いたが、今作では、オイディプス王のように、世界という巨大な力「運命」に抗おうと、自らの意志を信じて生き始めた人たちを描く。

出演者は、イキウメ公演ほか数々の前川作品に出演し独自の存在感を発揮する池谷のぶえ、2018年『ゲゲゲの先生へ』以来5年ぶりの前川作品出演となる松雪泰子、イキウメ公演のほか『終わりのない』から続けての出演となる清水葉月。また今回が前川作品初出演となる渡邊圭祐、穂志もえか。そして、非現実的な世界もリアリティ溢れる演技で体現し、前川作品には欠かせない劇団「イキウメ」の俳優、安井順平、浜田信也、盛隆二、森下創、大窪人衛が脇を固める。