「好吃!」台湾バンド・ゲシュタルト乙女が体験、3周年の心斎橋PARCOは「みんなの大好きが集まる場所」

レポート
音楽
2023.12.28

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『PARCO CHAOS JAM』x ゲシュタルト乙女・Mikan 大阪・心斎橋PARCO

11月25日(土)、大阪・心斎橋PARCOにある多目的ホール・SPACE14で音楽イベント『PARCO MUSIC JAM』が開催された。本イベントは心斎橋PARCOのオープン3周年を記念したイベント『PARCO CHAOS JAM』のひとつで、10日間にわたって館全体で音楽やファッション、グルメにアートと、30を越えるイベントを展開。今回SPICEでは、『PARCO CHAOS JAM』に出演した、台湾バンド・ゲシュタルト乙女のMikan(Vo.Gt)が、3周年の心斎橋PARCOをクルーズした模様をお届け! グルメにファッション、買い物までカルチャーが詰まった、心斎橋PARCOらしい3周年イベントの盛り上がりを振り返る。

まずは、ライブイベント『PARCO CHAOS JAM』の会場・SPACE14と同じ14階で開催されていた「純喫茶ファッジ in PARCO」へ。全国のPARCOで開催される人気企画で、雑誌「FUDGE」と昭和レトロな全国14店の“名物喫茶”とコラボしたファッションアイテム&空間演出を楽しむことができる体験型の“お買い物パーク”だ。

喫茶店を模したフォトブースでは、机に並べられたクリームソーダやナポリタンなど定番メニューのサンプルと記念撮影するMikan。日本のカルチャーが大好きで、音楽やお笑いだけでなく、レトロな純喫茶にも詳しく、展示されている名物喫茶の写真を指差しては「ここも行ったことあります!」とテンションアップ。「台湾にも古いお店はあるけれど、こうやってひとつの文化になるぐらい変わらず今も残っていて、レトロなままずっと愛されているところがすごいです!」と台湾との違いについても話してくれた。

たっぷりと記念撮影をして、「ファッジマーケット」ではイベント限定のコラボアイテムもチェック。『純喫茶ファッジ in PARCO』は、広島PARCO(12月25日(月)まで)、福岡PARCO(2024年1月12日(金)〜14日(日)まで、札幌PARCO(1月25日(木)〜29日(月)まで)でも随時、巡回して開催されているので、ぜひ近くに立ち寄った際は足を運んでみてほしい。

「純喫茶ファッジ in PARCO」のすぐ隣で開催されていた、北海道の物産展『どさんこ FOOD JAM』へ。会場内には、実演販売の海鮮丼にボリューミーなジャンボいかめし、北海道産の素材にこだわったジェラートや定番人気のお土産などがずらりと並ぶ。FM北海道のラジオ番組『スパクル!!』で台湾について紹介していることもあり、実は北海道に馴染みがあるMikan。台湾では北海道観光&お土産が人気だそう。台湾でも日本のお菓子が売られていることもあるが、「北海道限定味」は現地でしか買えないため特に喜ばれるそう。

せっかくなので、「レ・ディ・ローマ プラス」で北海道産のミルクをたっぷりと使ったジェラートを注文。小樽の白ワインを使ったナイアガラと白桃の2種をチョイスして、北海道ならではの味を満喫するMikan。台湾語で「おいしい!」という意味の「好吃!(ハオツー)」の発音もレクチャーしてくれた。

そのまま地下2階の飲食フロア『心斎橋ネオン食堂街』に移動して、本格点心と台湾料理が味わえる「da pai dang 105」へ。キウイ&フルーツカクテルと焼き小籠包、水餃子をオーダーして舌鼓。「地元で食べる味と似ていておいしい! お店の雰囲気は、台湾より台湾でかわいいですね!」と笑顔を見せる。水餃子は冷蔵庫にストックしていて、いつでも食べられるようにしているぐらい大好物なんだとか。

ちなみに、ライブ中のMCで、ゲシュタルト乙女のサポートメンバーが「生ビール最高!」と叫んでいたが、台湾では瓶ビールが主流のためジョッキで飲んだり、フルーツがゴロゴロと入ったサワーなどは珍しく、お酒の種類は日本の居酒屋ほど多くはないため新鮮だったそう。

最後は『心斎橋ネオン食堂街』の中心にある「TANK酒場」へ。カルチャーの発信基地として連日DJイベントなどが行われているスタンディングバーで、その盛り上がりっぷりをSNSで見ていたMikanにとっては憧れの場所だったそう。せっかくなので、お酒を飲みながら、マスターの古谷氏にお願いして、記念にバンドのステッカーを貼らせてもらったりDJも体験! PARCOをクルーズしながら、心斎橋の夜をどっぷりと楽しんだ様子。

今回のクルーズを振り返って、「PARCOはお買い物もできるし、お酒を飲むところも、遊ぶところも全部そろっていて1日楽しめる場所ですね。みんなの大好きなものが集った空間だなと感じました! またPARCOでライブがしたいし、地下のTANK酒場でもライブしてみたいです!」と話してくれた。

心斎橋PARCOでは「国籍も年齢も性別も超えて、さまざまなカルチャーを楽しめる」ということを、連日開催されたイベントの盛り上がりが証明していたと思う。イベントを通して出会った人たちと、またこの場所で再会できますように。そして、またこの場所で、ゲシュタルト乙女のライブが観れますように!

取材・文=大西健斗 写真提供=心斎橋PARCO(撮影:norico uemura)


■ゲシュタルト乙女も出演したライブイベント『PARCO MUSIC JAM』のレポートはコチラ!

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