エンニオ・モリコーネ『ヘイトフル・エイト』で87歳にして3度目のゴールデン・グローブ賞作曲賞を受賞

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2016.1.12
『ヘイトフル・エイト』 (C)Copyright MMXV Visiona Romantica, Inc. All rights reserved.

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日本時間1月11日(月)午前、第73回ゴールデン・グローブ賞受賞式が行われ、クエンティン・タランティーノ監督『ヘイトフル・エイト』で、作曲家エンニオ・モリコーネが3度目のゴールデン・グローブ賞作曲賞を受賞した。

日本からは坂本龍一もノミネートされ、日本でもその行方に大きな注目が集まった今年の作曲賞。受賞を果たしたのは、過去の『ミッション』『海の上のピアニスト』に続いて3度目の栄誉となるモリコーネだった。

代理でスピーチをおこなったタランティーノ監督は、「映画音楽の作曲家としてだけでなく、モーツァルトやべートーヴェン、シューベルトなどすべての作曲家の中で、彼が一番好きな作曲家なんだ。彼が87歳でこの賞を受賞したことが本当に嬉しい!グラッチェ!」と、感謝の言葉を述べた。

 イタリア生まれのエンニオ・モリコーネは、音楽を手がけた1964年のセルジオ・レオーネ監督『荒野の用心棒』の大ヒットをきっかけに、本格的に映画音楽家として活躍。
その後、ハリウッドに進出し、テレンス・マリック監督『天国の日々』、ロバート・デ・ニーロ主演『ミッション』、ブライアン・デ・パルマ監督『アンタッチャブル』でアカデミー賞にノミネートされている。

アメリカでは昨年のクリスマスに限定公開でスタートした『ヘイトフル・エイト』は、年末には全米約2500館に公開規模を拡大し、大きな盛り上がりをみせている。今回の脚本賞、作曲賞の受賞を受け、日本時間1月14日(木)に発表されるアカデミー賞ノミネート発表にも、注目が集まりそうだ。


同作の1月11日現在の受賞歴は以下のとおり

★第19回ハリウッド映画賞<アンサンブル演技賞>    
★第28回シカゴ映画批評家協会賞<作曲賞>
★ナショナル・ボード・オブ・レビュー<助演女優賞・脚本賞・トップ9作品>
★第19回ラスベガス映画批評家協会賞<作曲賞>
★第12回セントルイス映画批評家協会賞 <作曲賞>
★第41回ロサンゼルス映画批評家協会賞<作曲賞次点>
★第10回オクラホマ映画批評家協会賞<トップ10作品>
★第6回ブラック映画批評家協会賞<トップ10作品>
★第11回オースティン映画批評家協会賞 <作曲賞>
★第19回フロリダ映画批評家協会賞<助演女優賞次点>
★第11回ノーステキサス映画批評家協会賞<助演女優賞>
★第20回サンディエゴ映画批評家協会賞<助演女優賞・音楽賞・アンサンブル演技賞次点>

『ヘイトフル・エイト』は2月27日(土)全国ロードショー

作品情報

『ヘイトフル・エイト』
 



監督・脚本:クエンティン・タランティーノ  
音楽:エンニオ・モリコーネ  
美術:種田陽平

出演:サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンス、デミアン・ビチル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーン

配給:ギャガ
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