カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 東京国立博物館にて2024年6月より開催

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2024.5.15
「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」

「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」

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「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」が、2024年6月12日(水)から7月28日(日)まで、東京国立博物館 表慶館にて開催される。

本展覧会では、カルティエが日本に最初のブティックを開いてから50年を記念し、メゾンと日本を結ぶさまざまなストーリーを紹介。左右対称の構造をなす表慶館を舞台に、カルティエと日本、そしてカルティエ現代美術財団と日本のアーティストというの2つの絆を紐解いていく。

日本におけるメゾンの最初のブティックは1974年に東京・原宿のパレ・フランスにオープンしたが、日本文化との対話はそれ以前から始まっており、その歴史は19世紀後半にまで遡る。

表慶館右翼では、ルイ・カルティエの時代から今日に至るまで、カルティエの作品に日本がいかに影響を与えたか、そして、1988年以降に日本で開催されてきたカルティエの展覧会を振り返りながら、メゾンの歴史を「カルティエ コレクション」の貴重なアーカイブピースとともに紹介する。

ノット ブローチ, 1907 プラチナ、ゴールド、ダイヤモンド、ルビー Marian Gérard, Cartier Collection (C) Cartier

ノット ブローチ, 1907 プラチナ、ゴールド、ダイヤモンド、ルビー Marian Gérard, Cartier Collection (C) Cartier

展覧会名にある「結」は、カルティエと日本の間に長年にわたり育まれてきた絆を表現。メゾンの歴史的な作品にたびたび見られる結び目のモチーフからインスピレーションを得ており、20世紀初頭に美術愛好家であったルイ・カルティエが収集した日本の品々を思い起こさせる。カルティエの貴重なアーカイブピースで構成される「カルティエ コレクション」、プライベートコレクションやアーカイブ文書など約200点の展示を通して、カルティエと日本文化の対話を浮き彫りにしていく。

表慶館左翼では、カルティエ現代美術財団とゆかりのある、松井えり菜、村上隆、横尾忠則による絵画から、荒木経惟、川内倫子、森山大道による写真、束芋、宮島達男によるインスタレーション、さらに北野武、杉本博司、中川幸夫や三宅一生といった日本のアートシーンを代表する15名のアーティストの作品を展示する。

また、表慶館の中心では、澁谷翔が本展のために制作した、歌川広重と『東海道五十三次之内』(1832年)にオマージュを捧げた作品「日本五十空景」を展示。

横尾忠則 The Portraits of Japanese artists Collection of the Fondation Cartier pour l'art contemporain, Paris (C) Tadanori Yokoo (C) André Morin

横尾忠則 The Portraits of Japanese artists Collection of the Fondation Cartier pour l'art contemporain, Paris (C) Tadanori Yokoo (C) André Morin

本展覧会の前売券はイープラスほか各プレイガイドで販売中。

展覧会情報

カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話
日程:
2024年6月12日(水) ~ 2024年7月28日(日)  
会場:東京国立博物館 表慶館
開館時間:9時30分~17時00分 金・土曜日は19時00分まで(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日、7月16日(火)
(注)ただし、7月15日(月)は開館。
料金:【当日券】一般1,500円、大学生1,200円 【前売券】一般1,400円、大学生1,100円
注意事項
・混雑時は入場をお待ちいただく可能性があります。
・高校生以下、障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に学生証、障がい者手帳等をご提示ください。
・本展で、ご観覧当日に限り総合文化展もご覧いただけます。会期中1枚につき1人1回、観覧日当日に限り有効です。
・一度購入されたの券種変更・払い戻し・再発行はいたしません。
・本展の転売は禁止します。転売されたであることが判明した場合、入館をお断りします。なお、不正に購入されたに関するトラブルについては一切責任を負いませんので、ご注意ください。
・展示作品、会期、展示期間等については、今後の諸事情により変更する場合があります。
主催:東京国立博物館、カルティエ
特別協力:カルティエ現代美術財団
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
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