伝説のロックミュージシャン・hideの才能を全身に浴びる! 特別企画展『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』FINALレポート

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2025.4.2
『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』 (C) HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.

『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』 (C) HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.

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X JAPANのギタリスト“HIDE”として、ソロアーティスト(hide with Spread Beaver/zilch)として、日本の音楽シーンに多大な影響を与え続ける“hide”の特別企画展『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』。今回、最終目的地となる横浜へ上陸。2025年3月19日(水)から5月7日(水)まで横浜・そごう美術館にて開催中だ。2021年から東京・名古屋・大阪・福岡で開催され各メディアでも話題となった特別企画展のファイナルとなる横浜会場には、hideの生誕60周年と、『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』ファイナルを記念した初公開展示品や新たに差し替えられた展示品も登場している。また、会期中にも一部展示を差し替え、ミュージアムオリジナルグッズも新商品が登場するなど、これまで他会場にすでに来場したことがある人でも新たなhideの魅力に触れることができ、何度でも足を運びたくなる空間となっている。

(C) HEADWAX ORGANIZATION CO.,LTD.

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ファイナル会場を飾る約300点の貴重な品々

本展覧会の魅力は、レプリカではない貴重な”実物だけ”が展示されていること。横浜会場開催スタート前日の18日(火)には、hideの実弟である松本裕士氏(株式会社ヘッドワックスオーガナイゼーション代表取締役)がゲストで登場し、展示の一部をマスコミ陣と巡りながら、貴重な思い出を語った。

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展覧会ファイナルの会場は横浜・そごう美術館。横浜には幼少時の思い出がたくさんあると振り返り、「当時住んでいた横須賀から横浜に遊びに来るときはまず、そごうに来ていました」と笑顔で語る。家族の思い出も詰まった横浜という地でファイナルを迎えることを「とても感慨深い」と喜んだ。兄のhideの美的感覚に多大なる影響を与えたのは横須賀で美容院を営んでいた祖母だったという。hideについては「ビジュアル系というのもあの人が始めた言葉。一切妥協のない人でした」と懐かしみ、hide自身が美容学校に進んだことにより、美を追求するアーティストとなったとも語っていた。

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会場内にずらりと並んだ貴重な展示は約300点にものぼる。これらは、hideオフィシャルマネジメント事務所が保管・管理する貴重な資料の中から、幼少期や初めてバンドを結成した際の思い出の品をはじめ、実際に着用したステージ衣装、愛用のギター、直筆の歌詞、プライベートで愛用していた衣類などが惜しげもなく並んでいる。数々の功績の証であるゴールドディスクが輝き、カラフルな展示物も多い中で、目を引くのがhideが使用していたパソコン。かなり旧式のパソコンだが、「hideが見据えた未来」を形として体感できる展示物のひとつとしてインパクトを放っている。

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横浜会場で初展示となった世界最高峰のエレキギターでキング・オブ・エレキギターと称される1959年製のギブソンレスポールスタンダード “Gibson Les Paul Standard ’59” を見つめながら「このギターは実家の仏壇の隣にずっと置いてあったもの。今回特別に展示することになりました」とコメントした松本氏。このギターは現在1億円という評価が出ているものだそう。ほかにも数えきれないほどの愛用ギターを保管し続けており、「ここまで保存するのは本当に大変でした。歴代のスタッフが大事にやってきてくれたから今日があります」と、保管に尽力してきたスタッフたちに感謝し、改めて展覧会の開催を喜ぶ場面もあった。

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実弟が語る“hide”とのエピソード

松本氏にとって兄・hideはちょっぴり怖い存在だった模様。「お兄ちゃんは昭和のジャイアン。お前のものは俺のもの、俺のものは俺のものという人でした(笑)」とニコニコ。X JAPANでは「母親のような存在で、YOSHIKIさんが唯一相談できる人でした」と話しながら今回初登場となるリアルヒューマンドールの前を通りかかると、「なんか僕を見ているよう。すごく怖いし、今にも殴られそう……」と苦笑いしながらも、「生きているように作ってくださっている」と出来栄えを絶賛。怖いと言いつつもうれしそうにさまざまな角度から目を合わせている姿が印象的だった。展覧会ではhideの唯一無二の才能をまざまざと思い知らさせる。松本氏から見たhideは「天才というよりも努力家」とのこと。類稀な才能に惜しまぬ努力を積み重ねた結果が今もなお世界中で愛され続ける伝説のロックミュージシャン・hideという存在のようだ。

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ほかにも、世界的に活躍するフォトグラファー菅野秀夫氏によるhide写真パネル展示や、「AR」でhideと写真撮影できるフォトスポット、オリジナルグッズの販売などが盛りだくさん。これまで巡回してきた会場でも話題となっていたグッズはもちろん、横浜会場にて初登場となる新グッズも見逃せない。横浜ならではのコラボ商品もあるので、ぜひチェックしてみて。

『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』FINALは5月7日(水)までそごう美術館にて開催中。

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取材・文・撮影=タナカシノブ

イベント情報

『PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000』
主催:PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000 運営事務局 
後援:TOKYO MX / FMヨコハマ
企画制作:VISIONS INC. / 株式会社ブレイク
制作協力:株式会社オーク
特別協力・総合監修:HEADWAX ORGANIZATION CO., LTD.
特別協力:そごう美術館
協力:Universal Music LLC ほか
期間:2025年3月19日(水)〜5月7日(水) 
開館時間:午前10時〜午後8時(入館は閉館の30分前まで)
会場:そごう美術館(そごう横浜店6階)
所在地:〒220-8510 横浜市西区高島2-18-1
PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000公式サイト:https://www.psychovision.online/
料金>
■一般:1,700円(1,500円)※税込/()内は前売料金
■大高生:700円(500円)※税込/()内は前売料金
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