増田貴久、森星、萬田久子がゴルチエをまとったポスタービジュアルも公開　『ファッションフリークショー』会見レポート

世界的ファッションデザイナーであるジャンポール・ゴルチエの激動の半生を、音楽・ダンス・ファッションを融合させた舞台芸術として描いたエンタテインメント『ファッションフリークショー』。2018年にパリで上演されると大きな話題を呼び、2022年にロンドン、2023年に東京、ドイツ、ポルトガル、2024年にイタリア・ミラノ、スペイン、オーストラリアと、世界中を熱狂の渦に巻き込んできた作品が、再び日本に上陸する。

公演に向けて、アンバサダーを務める増田貴久、森星、萬田久子のお披露目会見が行われた。

この日、3人はゴルチエのファッションで登場。

増田は「“問題をスカートで覆う”というテーマがある洋服で、ジャケットを腰に巻いて、スカートにしているシーンがあります。この洋服を選ばせてもらって、心がキュッとなるというかワクワクする。素敵な洋服だと思います」、森は「パンクで型破りな自由さがある中性的なコーディネートにしてみました。『ファッションフリークショー』に出てくるコーディネートで、ゴルチエにとって一つの転機となるシーンで出てくる素敵なルックをチョイスしています」、萬田は「今日のポイントはヘッドドレス。それと、カモフラージュアーミーをドレスにしてくださったのもすごいですよね。そこにシフォンで美しさを重ねています」と、それぞれのコーディネートのポイントも語ってくれた。

アンバサダー就任については、3人とも「幸せ」と笑顔を浮かべる。増田は「大好きなゴルチエのお仕事ということで、嬉しくてジャンプしました」と明かし、森は「各ジャンルで活躍でしているお2人と一緒にできるのが嬉しいです。何にもとらわれない、解放された生き方が描かれている素敵な作品ですし、ファッション業界を盛り上げてきたゴルチエの人生を表現するお手伝いができるのも嬉しいです」、萬田は「時代を作るゴルチエのアンバサダーは光栄。ファッションは私の人生と切り離せないものなので本当に幸せです」と喜びを語った。

今回は2023年の公演を経ての再上陸。前回は仕事の都合で劇場に行くことができなかったという増田は「再上演と聞いて、きっと僕が一番ワクワクして喜んでいます。見るのを楽しみにしていたらなぜかここに立っていて、出演しているくらいの気分になっています」と目を輝かせる。

森は「出演しているパフォーマーの方も変化しているので楽しみです。観客も巻き込んでいく空気観なので、日本の観客の皆さんとの調和や化学反応で何が生まれるのかワクワクします」と期待を寄せ、萬田は「森さんが言うように、とても面白くておしゃれなパフォーマンスです。できれば毎日行きたいくらい。さらにブラッシュアップされているでしょうからすごく楽しみです」と語る。

また、世界的カメラマンのレスリー・キーが撮り下ろした日本オリジナルポスタービジュアルも解禁となった。

増田は「レスリーとは何度もお仕事していますが、パワフルでワクワクする撮影でした。いろいろなポーズを撮って、終わったらどっと疲れていました（笑）」と語り、レスリーが「踊りが上手な方ですから、踊ってもらいながら写真を撮りました。この写真はジャンプしている瞬間です」と明かす。森と萬田からも「素敵」と声が上がっていた。

森は「レスリーのことはこのお仕事を始める前から家族の友人として知っていて、初めての宣材写真も撮ってもらいました。お互いこだわり抜いて撮影するのが楽しかったです。衣装の力もあって普段ならしない表情もたくさんして、モデルとしても新鮮でした」と振り返る。萬田は「レスリーは自分自身だけど自分じゃない感じにさせてくれる。自由にさせてくれた上で導いてくれる。天才だと思います」と称えていた。この日はポスタービジュアルのみの公開だったが、今後『ファッションフリークショー』の公式SNSでアザーカットも公開されるという。

続いて、「あなたにとってフリークとは？」と言う質問には、増田が「バスタイム」、森が「FREEDOM」、萬田が「鬼才」と回答。

増田の「お風呂を出たとき、お風呂全体に熱湯をかけて、冷水をかけて、ワイパーで水を切って、シートで拭いてから出ています。お風呂に入っている時間より掃除の時間のほうが長い」という答えに、森と萬田は「意外な切り口」「私、つまらない答えを書いちゃった」と困り顔を浮かべる。

森は「この公演を見ていただいたら、子供の頃にワクワクしたもの、影響を受けたものに立ち返ることができると思います。大人になってもフリーダムな心を取り戻すきっかけになると思ったんですが、つまらなかったかも……」と話し、萬田も「ゴルチエのことだと思っていて“鬼才”にしました。自分のことでいうと、人生は〇〇ごっこだと思っています。やなせたかしさんが“人生は喜ばせごっこ”と言ってらしたのが大好きなんですが、ゴルチエは楽しませごっこをさせてくれる方。それに乗っかっちゃえ！　という思いがあります」と語った。

最後に、楽しみにしている皆様に向けたメッセージを求められると、増田が「僕も『ファッションフリークショー』をシアターオーブで見られるのを楽しみにしています。毎日のように通って、レスリーが見た回数を超えたいと思っています。ぜひ劇場で楽しんでください」と呼びかけ、森は「今回、『ファッションフリークショー』を通して自由な気持ちを取り戻してほしいと思っています。箱の外を考える想像力、生きるを楽しむ・愛しむショーだと思います。心からの衝動に出会える貴重な機会、ぜひ見に来てください」と公演の魅力をアピール。萬田も「とても心待ちにしています。目も心もウキウキという感じのショー。本当に楽しませてもらえるショーですから、楽しみにしていてください。一緒に楽しみましょう」と笑顔で締め括った。

『ファッションフリークショー』は2025年9月12日（金）〜28日（日）に東急シアターオーブで上演される。