メインイベントには統一王座戦に挑む野杁正明が登場！『ONE: 173』でダブル世界戦が決定

11月16日（日）に有明アリーナ（東京都江東区）にて『ONE: 173』を開催するONEチャンピオンシップは、メインイベントとコーメインイベントが世界タイトルマッチになることを発表した。

注目のメインイベントには、フェザー級キックボクシング正規王者のスーパーボン（タイ）と暫定王者の野杁正明（team VASILEUS）が激突する統一王座決定戦。一方のコーメインイベントには、ヘビー級MMA王者のオマール・ケイン（セネガル）と挑戦者のアナトリー・マリキン（ロシア）が対戦する世界タイトルマッチとなる。

キックボクシング正規王者のスーパーボンは、かつてK-1の舞台で魔裟斗と死闘を繰り広げた伝説のムエタイファイター、ブアカーオの愛弟子。2021年10月のONEフェザー級キックボクシング王座決定戦でジョルジオ・ペトロシアンをハイキック失神KOで下し新王者に。一時は王座陥落の憂き目を見たが、2024年4月に王座返り咲きを果たしている。

対する暫定王者の野杁正明は、元K-1王者の肩書を引っ提げて、2024年6月にONEに参戦した。デビュー戦からまさかの2連敗を喫するも、2025年1月24日の「ONE: 170」でシャーキル・タクレティにKO勝利。ONE4戦目にしてONEフェザー級キックボクシング暫定王座決定戦に挑み、ONEムエタイ世界同級王者のタワンチャイ・PK・センチャイに3R TKO勝利を収めた。

2025年3月の「ONE: 172」で、約4年間無敗だったタワンチャイを激闘の末に倒し、統一王座決定戦への切符を手にした野杁。その勢いのまま経験豊富なチャンピオン、スーパーボンを下し、偉業達成を目指す。

コーメインイベントは、”因縁の一戦”となる。挑戦者のアナトリー・マリキンは、現・ミドル級＆ライトヘビー級の王者。2024年3月1日にはヘビー級のベルトも勝ち取り、プロ無敗のまま三階級制覇を成し遂げていた。同年11月、その“絶対王者”にプロ入り後初となる黒星を付け、ヘビー級のベルトを奪っていったのが、現チャンピオンのオマール・ケインなのだ。

マリキンにとっては1年越しのリベンジマッチ。一方で、アフリカ人初のONE世界チャンピオンに輝いたケインも、その座を明け渡す気は毛頭ない。白熱必死のタイトルマッチに要注目だ。

その他の対戦については、後日発表される予定。

観戦は、現在イープラスで独占先着先行受付中。受付期間は7月3日（木）23:59までとなる。