ReoNa、初のアニソンクラブイベント『Re:unite(リユナイト)』オフィシャルレポート!アークナイツ、DJ、オーディエンス…全てがアニソンで結ばれた「奇跡の一夜」
“絶望系アニソンシンガー” ReoNaの11thシングル「End of Days」のリリースを記念したアニソンクラブイベント『Re:unite(リユナイト)』が2025年8月22日(金)にYOKOHAMA COAST garage+で開催され、オフィシャルレポートが到着した。
本シングルの表題曲である「End of Days」はTVアニメ『アークナイツ【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】』のオープニングテーマ。会場となったYOKOHAMA COAST garage+には「End of Days」や『アークナイツ』関連の装飾に加え、ReoNaや『アークナイツ』のキャラクターたちのスタンディパネルが掲出され、来場者を出迎える。
バーカウンターに足を運ぶと「Starduster」「EMBER」と名付けられた2種類のオリジナルドリンクも用意され、その特別なおもてなしに今回のシングルの、ひいては『アークナイツ』の世界観に没入させられずにはいられない。その光景を目の当たりにした来場者たちのテンションは非常に高いものとなり、その熱気を具現化するかのように、開演前、メインフロアを覆うカーテンには熱視線が送られていた。
そして待ちに待った開演時間が訪れる。メインフロアを覆うカーテンが開かれ、その先にあるメインステージが姿を表すと、この日のトップバッターであるsnzk00A1 a.k.a 園崎未恵の姿が目に飛び込んでくる。彼女が「『アークナイツ』の曲をたくさん流します!」と高らかに宣言すると「The Opening」からDJをスタート。その後は打ち込みのビートとケミカルなウワモノを会場に響かせる。それはまるで『アークナイツ』の世界観を音楽で表現したかのようなプレイで、オーディエンスたちはその世界観に没入していた。
snzk00A1 a.k.a園崎未恵の出番も中盤に差し掛かったころ、彼女は「朝ごはんはちゃんと食べてる〜?」と自身が演じる『アークナイツ』のキャラクター・エフイーターのセリフを披露して会場を沸かせ、作品世界が色濃く現れたプレイで会場を魅了した。
トップバッターのDJが終わると続いて本イベントをプロデュースしたSPICEアニメ・ゲームジャンル編集長・加東岳史がステージに登場。ここからは『アークナイツ【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】』上映&トークのコーナー。23時半を迎えるとメインフロアにあるスクリーンに、『アークナイツ【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】』episode.24「残響 Recall」が映し出される。クラブ音響と大型スクリーンで届けられ、その緊迫感あふれるストーリーに会場中が息を呑む。同じ体験を共有したオーディエンスたちに大きな一体感が生まれていることが肌に感じられた。
映像が終わるとReoNaがステージ上に登場し、「End of Days」を生歌唱で披露。まるでその歌声もがアニメの一部かのように、一才の途切れることなく。その歌声に、立ち姿に、会場中が釘付けになる。そしてReoNaの「ありがとう」の一言に大きな歓声が巻き起こった。
そして本イベントはトークのコーナーへ。お歌を披露し終えたReoNaの元へと加東が登場し、たった今見たばかりのepisode.24「残響 Recall」の感想を語り合うと、スペシャルゲストが呼び込まれる。登場したのはアニメ『アークナイツ』シリーズで監督を務める渡邉祐記監督。3人で『アークナイツ【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】』や「End of Days」について、さらには『アークナイツ』シリーズが持つ魅力について語らうと、会場中がその内容に共感の表情を浮かべる。本トークの中で『アークナイツ』の魅力に関して“繰り返し”との言葉が登場したのが印象深い。改めて本作が“何度も見る”ことでさらに楽しめる作品だということを痛感させられる。
そしてここから朝までのノンストップでのDJタイムが展開。DJ MarGenalが「End of Days(TeddyLoid Remix)」でプレイをスタートさせると「ないない」へとシームレスに展開し、会場を沸かせる。その後は定番アニメソングを用いたDJプレイでオーディエンスの熱気を高いものにしたかと思えば、「ガジュマル〜Heaven in the Rain〜」や「SWEET HURT」で聴かせる場面も作り、緩急あるプレイで完璧なフロアコントロールを見せる。そしてLiSAやClariSなどSACRA MUSICの楽曲を用いたプレイで会場を熱狂させ、自身の出番を終えた。
続いて登場したDJはネス from REAL AKIBA BOYZ。テンポをキープした選曲でフロアのテンションをビルドアップすると、「ビタミンSUMMER!」や「夏色えがおで1,2,Jump!」といったキュートなサマーチューンで会場を熱くする。さらに終盤には「step, step」「Debris」といったダンサブルな楽曲をチョイスして会場を揺らすと、自身もMVに出演する「シャル・ウィ・ダンス?」をラストにドロップ。高い熱気の中でそのパフォーマンスを締め括った。
ここで加東岳史が今度はDJとして登場。大盛況の会場に「一旦落ち着こう」と語りかけると「生きてるだけでえらいよ」からDJをスタートさせ、ReoNa関連楽曲オンリーセットのDJプレイでオーディエンスとの心を掴む。曲が変わるたびに歓声が上がるその光景はまさに圧巻。「Till the End」を響かせながら「ReoNaさんの楽曲には無限の可能性がある!」とシャウトして会場を沸かせると、最後には「私たちの讃歌」ではオーディエンスと共にシンガロングして大喝采の中DJを終えた。
トリ前を務めるのはアニソンディスコ主将・BANBANBAN鮫島。ゆったりとしたテンポの楽曲でオーディエンスを優しく揺らすと、そこから徐々に会場を徐々にビルドアップしていき、「forget-me-not」でオーディエンスのテンションを最高潮まで引き上げる。さらにここで鮫島曰く「中野区では盆踊り曲として定着している」ボン・ジョヴィ「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」をドロップすると、その後も会場一体となって楽しめる楽曲でオーディエンスの一体感を高めて見せた。
ラストDJ・OTOOCHAN。の出番に至る。本イベントの締めくくりに相応しい、超定番アニメソングとJ-POPを次々に展開してフロアを扇動。さらには「生命線」「ANIMA」といったReoNa楽曲をも華麗に挟み込み会場を魅了してみせる。ラストスパートにはVTuber楽曲からダンサブルなものをチョイスしてプレイ。オーディエンスたちはその音に最後の最後まで身体を揺らし続けた。
そして、本イベントもついに締めくくりに。OTOOCHAN。が「君の知らない物語」を流しながらオーディエンスにスマホライトを点灯するように呼びかけて会場に星空を創出すると、ついに本イベント締めくくりの一曲へ。ドロップされたのは、言うまでもなく「End of Days」だ。スクリーンには『アークナイツ【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】』アニメコラボ Music Videoが映し出される。オーディエンスは興奮と「この瞬間が終わってほしくない」との感情が入り混じった表情を見せながら、最後の最後までその場に存在する音を味わい尽くした。
こうして初の試みとなるアニソンクラブイベント『Re:unite(リユナイト)』は幕を閉じた。これまで数多くのアニメ関連のイベントが開催されてきたが、主題歌アーティストと共にアニメを視聴し、その魅力を共有できるイベントはそう多くない。それを実現し、さらにはDJという形でアーティストに対するリスペクトをも表現できた今回のイベントは実に貴重なものだった。
今後2025年10月8日(水)には3rdアルバム『HEART(ハート)』をリリース、11月からは本アルバムを引っ提げて『ReoNa ONE-MAN Concert Tour 2025 “HEART”』を開催予定のReoNa。まもなくデビュー7周年を迎える彼女が、今回の『Re:unite(リユナイト)』を経て、どんな「心“HEART”」を魅せてくれるのだろうか。一時たりともその活躍から目が離せない。
文:一野大悟
リリース情報
ReoNa 3rdアルバム『HEART(ハート)』
※収録内容・特典は後日発表予定
CD予約:https://reona.lnk.to/HEART_AL
ツアー情報
『ReoNa ONE-MAN Concert Tour 2025 “HEART”』
11/24(月・祝)大阪・フェニーチェ堺 大ホール OPEN 17:00 / START 18:00
12/5(金)福岡・福岡国際会議場 OPEN 18:00 / START 19:00
12/20(土)北海道・サッポロファクトリーホール OPEN 17:00 / START 18:00
12/22(月)東京・昭和女子大学人見記念講堂 OPEN 17:30 / START 18:30
12/27(土)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール OPEN 17:00 / START 18:00
※6歳以上必要
※未就学児童入場不可
■オフィシャル2次先行受付中
受付期間:8月22日(金)21:00〜9月7日(日)23:59
https://eplus.jp/reona/
放送情報
TVアニメ『アークナイツ【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】』
TOKYO MX 7月4日(金)23:30~
KBS京都 7月4日(金)24:00~
サンテレビ 7月4日(金)24:30~
BS11 7月6日(日)23:30~
アニマックス 8月2日(土)23:30~
※放送時間は編成の都合などにより変更となる場合がございます。
■STAFF:
原作:Hypergryph / Studio Montagne
キャラクター原案:唯@w
監督:渡邉祐記
副監督:西川将貴
アニメーションキャラクターデザイン:高藤彩
シリーズ構成:Yostar Pictures
アニメーションプロデューサー:畑岳央
プロップデザイン:若山温
美術監督:大西穣(ビック・スタジオ)
美術設定:坂本竜(ビック・スタジオ)
色彩設計:後藤恵子
撮影監督:蔡彩云(グラフィニカ)棚田耕平(グラフィニカ)
CGディレクター:上野雄大(IKIF+,Inc.)
編集:重村建吾
音響監督:渡邉祐記
音響効果:川田清貴
音楽:林ゆうき
音楽制作:レジェンドアグラウンディングラボ
アニメーション制作:Yostar Pictures
製作:Hypergryph Studio Montagne YostarYostar Pictures
■CAST:
ドクター:甲斐田ゆき
アーミヤ:黒沢ともよ
タルラ:坂本真綾
チェン:石上静香
ケルシー:日笠陽子
ロスモンティス:小倉唯
テレジア:南里侑香
W:竹達彩奈
ホシグマ:安野希世乃
ウェイ:山寺宏一
フミヅキ:日髙のり子
Guard:小林千晃
フロストノヴァ:高垣彩陽
パトリオット:銀河万丈
アリーナ:内田彩
メフィスト:天﨑滉平
ファウスト:堀江瞬
オープニングテーマ:ReoNa「End of Days」
エンディングテーマ:糸奇はな「Truth」
アークナイツ公式X:https://x.com/ArknightsStaff
Yostar Pictures公式サイト:http://www.yostar-pictures.co.jp/
Yostar Pictures公式X:https://x.com/YostarPictures
『アークナイツ』TVアニメシリーズ公式サイト:https://arknights-anime.jp/
(C)HYPERGRYPH