寺山修司の処女戯曲を中屋敷法仁が演出 赤坂芸術祭2025メイン公演『血は立ったまま眠っている』が開幕し、舞台写真が公開

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赤坂芸術祭2025メイン公演『血は立ったまま眠っている』舞台写真

赤坂芸術祭2025メイン公演『血は立ったまま眠っている』舞台写真

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2025年10月5日(日)赤坂芸術祭2025メイン公演『血は立ったまま眠っている』が開幕し、舞台写真が公開された。

1960年に初演された寺山修司の処女戯曲を、劇団「柿喰う客」の主宰・中屋敷法仁が演出、赤坂サカス広場に特設された紫テントにて上演する。

寺山自身の一遍の詩を元に執筆されたこの戯曲は、六十年安保闘争を背景に、祖国を愛し、革命を夢見る若者・良(演:押田 岳)と、テロリストの灰男(演:武子直輝)、良の姉・夏美(演:川崎愛香里)の青春ドラマと、戦後の焼け跡で退廃的に生きる街のごろつきたちの物語だ。

初日公演は超満員の熱気の中、ビニールのテントの中で鮮やかな赤の衣裳をまとった13人のキャストが凄まじい熱量で観客を圧倒。中屋敷ならではの疾走感とテント芝居ならではの演出もあいまって、1960年代に描かれた寺山の「言葉」が具現化し「あの頃」と「現代」とが重なり、繋ぎあう劇空間を作りあげた。

また、物語の重要なカギを握る「子供」役には赤坂芸術祭に参加する他団体や中屋敷にゆかりのある俳優がゲストとして出演。出しろもボリュームがあり、初日には演出の中屋敷が「子供」役を怪演。各ゲストがどのように演じるのか、楽しみにしよう。

本公演は10月16日(木)まで、赤坂サカス広場特設紫テントにて全11公演上演される。

公演情報

赤坂芸術祭2025『血は立ったまま眠っている』
【日程】2025年10月5日(日)~10月16日(木)
【会場】赤坂サカス広場 特設紫テント(〒107-0052 東京都港区赤坂5 丁目3-6 赤坂サカス内)
 
【作】寺山修司
【演出】中屋敷法仁
【出演】
良・・・・押田 岳
灰男・・・武子直輝
夏美・・・川崎愛香里
大村わたる 原田理央 長尾友里花 福井 夏 蓮井佑麻
中嶋海央 佐々木穂高 田中 廉 山中啓伍 浦谷賢充
 
<「子供」役ゲスト>
赤坂芸術祭2025をさらに盛り上げるべく、芸術祭に参加する他団体や中屋敷にゆかりのある俳優が、ゲストとして【子供役】で出演。
・10月5日(日)/16日(木)18:30公演 中屋敷法仁(劇団「柿喰う客」)
・10月6日(月)18:30公演 三納みなみ
・10月8日(水)18:30公演 小御門優一郎(ノーミーツ)
・10月10日(金)18:30公演 淺場万矢(Office8次元)
・10月11日(土)14:00/18:30公演 吉井翔子(Office8次元)
・10月12日(日)/13日(月祝)18:30公演 安里勇哉(TOKYO流星群)
・10月14日(火)18:30公演 多和田任益(梅棒)
・10月15日(水)18:30公演 田中朝陽
 
【料金】
桟敷自由席:8,000円(税込)
一般指定席:8,000円(税込)
 
 
【公式サイト】https://www.gorch-brothers.jp/chi_nemu2025
【公式X】@chi_nemu2025
推奨ハッシュタグ:#血眠2025
【公演に関するお問い合わせ】
ゴーチ・ブラザーズ 03-6809-7125(平日12:00~17:00)stage@gorch-brothers.jp
【主催】赤坂芸術祭2025 実行委員会
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