沖縄の美しい海にエイサーの太鼓が鳴り響く『MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!! 25』2日目ーーWEST.、ホルモン、10-FEET、木村カエラらと共に感動的な大合唱

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音楽
2025.12.8
 写真=『MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!! 25』提供

写真=『MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!! 25』提供

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『MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!! 25』2025.11.9(SUN)沖縄県 宜野湾マリーナ・トロピカルビーチ特設会場

沖縄・宜野湾海浜公園内の宜野湾マリーナ・トロピカルビーチ特設会場で、11月8日(土)・9 日(日)に、MONGOL800(以下、モンパチ)主催の音楽フェスティバル『MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!! 25』(通称=『モンパチフェス』/『ワッタァ』)が開催された。2009年の初開催から2年に1度のペースで開催され、2023年からは毎年開催。今回で通算9回目を迎える。

EMNW 撮影=macoty

EMNW 撮影=macoty

2日目は初日以上に陽射しが強い。初日は最高気温29℃であったが、2日目は11月でなんと30℃。紛れもない真夏のフェスである。そんな中、12:25のマングースSTAGE。オープニングアクトとして、EmmaとMenuによる、2MCスタイルのミクスチャーロックバンドであるEMNW。Menuは沖縄出身でもある。

撮影=macoty

撮影=macoty

1曲目「ちぇけら」の一発目の音から重みがズドンと襲い掛かってくる。ふとバックのギターとDJを観ると、KubotyとDJ BOTSではないか。そりゃ強靭なサウンドなわけだと納得するが、そんな大先輩ふたりの音に真っ向から立ち向かいラップをかましていくふたりの若き女子は頼もしかった。翌日にKuboty主催で開催される勝手に後夜祭への出演も話していたが、今後さまざまな場所からお呼びがかかること間違いないフレッシュでエネルギッシュなふたりであった。

10-FEET 撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

10-FEET 撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

13:00・ハブSTAGEに、10-FEET。その前にキヨサクとサッシが登場して前説を担当する。「記録ではなく記憶」という初日でも心に残った言葉も再認識したし、改めて、全ての人が音楽を自由に楽しむための空間というのも再認識ができた。ライブが始まる直前、肩車されて10-FEETのタオルを掲げるキッズの姿も見かける。TAKUMA(Vo.Gt)は現れるやいなや、「色んな出演者のお客さんがいるから仲良くしてね」と声掛ける。そして、「ラスト1曲! ありがとうございました! さよなら!」とすっとぼけながら、「RIVER」へ。いや、これ、ラストナンバーでもおかしくないでしょという1曲目の選曲に興奮するしかない。

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

2日目が始まったばかりなのに、この日も人、人、人、人……という大盛況。TAKUMAはキヨサクと初めて熱く語った場所が沖縄と話して、泡盛をロックで呑んでいたら初めて記憶を飛ばした話をしながら、「その向こうへ」を歌う。MCとライブの緩急の付け方にも痺れる。ラストナンバー「ヒトリセカイ」を歌い終わった後、3分ほど時間が残っていると明かし、「スピード早くしてやるわ!」と「VIBES BY VIBES」へ。思わぬサプライズプレゼント感があり、観客は昼間からブチ上がっていた。

THE ORAL CIGARETTES 撮影=macoty

THE ORAL CIGARETTES 撮影=macoty

13:50・マングースSTAGE。THE ORAL CIGARETTES。1曲目「GET BACK」に入る前から、山中拓也(Vo.Gt)は自分たちを始めて観る観客にも丁寧に語りかけて、変な儀式があると茶化して伝えたりしながら、しっかりと前口上から盛り上げていく。山中は「めっちゃエエフェス!」と御機嫌で、「いい気分の時しか歌わないやつ歌います!」と「通り過ぎた季節の空で」を歌う。

撮影=macoty

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その後も、キヨサクとの初めての出逢いをHYDEが繋げてくれた秘話も明かし、本来は去年出演するはずが出演できずとなり、モンパチが今年も漢気で呼んでくれたと感謝する。終盤も「狂乱 Hey Kids!!」でガツガツと攻めまくり、ラストナンバーは「LOVE」。「凄い大きな愛を渡したいので、全力の愛を歌って帰ります!」とモンパチへの愛も込めて歌われた。

マキシマム ザ ホルモン 撮影=浜野カズシ

マキシマム ザ ホルモン 撮影=浜野カズシ

14:40・ハブSTAGE。マキシマム ザ ホルモン。一番陽射しがキツかったと言っても過言ではない時間帯だが、砂浜の上には変わらず大勢の人が集まっている。のっけからダイスケはん(キャーキャーうるさい方)の絶叫が脳天に突き刺さる。「鬱くしきOP~月の爆撃機~」、「鬱くしき人々のうた」と威勢よく放たれ、観客は全てを解放するかの如く、ヘッドバンキングで応えまくる。ナヲは「今日って11月で合ってる?」と昨日まで東京でヒートテックを着ていたと笑いながら話して、最前列から一番後ろまで誰のファンとか何のファンとか関係なしで色々な観客が来ているけど、『モンパチフェス』を楽しんで欲しいと丁寧に丁寧に伝える。

熱狂だけでなく、こんな心配りもしてくれるから、聴く者は皆ホルモンの虜になるのだろう。「絶望ビリー」、「爪爪爪」終わりのMCで、ダイスケはんがこの日の「太陽がイケてるか」に触れた瞬間、ORANGE RANGEの「イケナイ太陽」が流れる! こんな小ネタもイチイチたまらないが、魅せ方的なところで言うと、ホルモンのフェスでのライブは或る意味ビジョンでの映像が最近では特に見どころとなっている。しかし、このフェスにはビジョンがない。初日のナヲによる夏川ナヲしかり、ビジョンがなくても本気で全力で届けてくれたら届く。マキシマムザ亮君(歌と6弦と弟)、上ちゃん(4弦と歌とDANGER×FUTOSHI)の激烈な演奏もビジョンがなくてもビシバシと届きまくる。コンパクトな演出でもインパクトのデカさは何も変わらないと感激すらした。「恋のおまじないやるぞ! やらないとWEST.出さないよ!」というナヲの言葉に爆笑して、ラストナンバー「恋のスペルマ」を浴びまくる。明るく楽しく激しい最狂のロックライブだった。

木村カエラ 撮影=macoty

木村カエラ 撮影=macoty

15:30・マングースSTAGE。「ハイサーイ!」と勢いよく登場したのは木村カエラ。念願の初出場であり、去年からキヨサクに予約していたと茶目っ気たっぷりに語る。「BEAT」、「リルラ リルハ」と楽しく躍らせられたし、MCでも「ホルモンが隣の楽屋でしていた声出しがアマゾンみたいだった」や「飛行機で修学旅行生と一緒でにぎやかだった」などが話されずっと楽しませてくれる。

撮影=macoty

撮影=macoty

自身の曲に「小さな恋のうた」を入れ込んだり、「Butterfly」をしっとりと歌ったり、その歌声も沁みる。自分への応援歌である「KEKKO」、歌を歌う理由が詰め込まれている「Magic Music」と、歌う前に自分の想いを真っ直ぐ言葉にしてくれるのも誠に良かった。ライブ終わり、キヨサクが会場にも展示されているEV3輪トラックバイク・travaを運転して、後ろにカエラを乗せて楽屋へと送り届ける姿も微笑ましかった。

WANIMA 撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

WANIMA 撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

16:20・ハブSTAGE、WANIMA。日差しは落ち着き始めて、風も吹き始めた。KENTA(Vo.Ba)は登場するやいなや、フリスビーを観客エリアに飛ばしている。本人いわく過去の曲と紹介された「シグナル」から今年8月にリリースされたばかりの「トビウオ」と、ライブ始まったばかりなのにWANIMAの歴史を体感できる2曲の構成。デビュー10周年という意気込みも感じる。「どんな夜にしたい!?」という呼びかけから「オドルヨル」という流れも、まさに踊るしかない! 自分たちも主催フェスをやっているからこその「この潮風、最高!」という心からの叫びも清々しかった。

海が観えるステージで、漁師だった祖父の命日を歌った「1106」も胸にくるものがあった。「ともに」では、その名の通り、観客と共に歌う。終わり、時間がないということでメンバー作戦会議。手元にあるセットリストにはラスト2曲記されていたが、「リスペクトが勝ちました!」と「小さな恋のうた」へ。自分たちの歌ではなく、モンパチへの敬意を最優先したのは素晴らしかった。でも、この曲も聴きたいなと思っていたら、「もう1曲やっていいって!」と真のラストナンバー「BIG UP」へ。想いを充分に詰めまくってくれたライブ。

写真=『MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!! 25』提供

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17:00から17:30。初日の園田青年会による道ジェネーに引き続き、本日は栄口青年会による道ジェネー。初日は途中から観させてもらったが、今回はライブ中の待機時から近くに陣取り観させてもらう。

写真=『MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!! 25』提供

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地謡が三線を弾き歌い、旗頭が旗を持ち、男性陣による太鼓打ち、女性による手踊りという総勢20人以上が会場内を練り歩きを、生で観るのは二度目になるが、初日同様に沖縄の歴史文化を目の前で浴びられていることに感動してしまう。ロックフェスという文化と沖縄伝統芸能が自然に同じ場所に存在していることが何よりも尊い。やはり、初日同様に意義を凄く感じた30分。

Omoinotake 撮影=macoty

Omoinotake 撮影=macoty

17:30・マングースSTAGE、Omoinotake。藤井怜央(Vo.Key)、冨田洋之進(Dr)、福島智朗(Ba)にサポートの後藤天太(Sax)が横一列に並ぶ。1曲目「EVERBLUE」からサックスが鳴り響き、夕暮れ時にアーバンソウルな音が心地好いし、鍵盤を弾きながら歌う藤井怜央の歌が夕暮れ時の風景と見事にマッチしている。彼らは島根出身であり、中学生の時にライブでカバーした楽曲は「あなたに」「小さな恋のうた」だという。約13年前のモンパチ「Love Song」のコピーバンド映像募集にも、わざわざベースボーカルとして応募したという。

撮影=macoty

撮影=macoty

ちなみにWANIMAも応募していたとのことで、当時のロックキッズにモンパチがどれだけ影響を与えているかがよくわかる。一番新しい曲「Gravity」も披露されるが、20年前にモンパチをカバーした時の感情を新たに吐露するかのように「face to face」へ。選曲からしてモンパチへの愛と敬意を感じた。多くの人の元に届いた「幾億光年」も披露。モンパチキッズの成長をドキュメントで観れたステージであった。

WEST. 撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

WEST. 撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

18:20・ハブSTAGEに、WEST.が登場。重岡大毅・桐山照史・中間淳太・神山智洋・藤井流星・濵田崇裕・小瀧望がステージに揃い踏みすると、今までとはまた違う華やかさを感じられた。1曲目はキヨサクが楽曲提供した「SOUTH WEST BEACH!!」。モンパチのメンバーもステージに現れて、より華やかさが増す。いきなりハイライトみたいなオープニングだが、その熱気は途切れることなく、2曲目「ええじゃないか」。私が関西在住なのもあるが、関西弁の歌が沖縄でも愛されて迎え入れられていることに感銘をうける。そして、「あなたに」も歌われるが、いかにモンパチが愛されているかを再確認ができたし、暗くなってきた海を横目にアイドルグループならではのペンライトを観るのも圧巻であった。

ロックバンドのライブでペンライトは珍しいのだが、ふとそこで思い出したが、今日はTAKUMAにしてもナヲにしても様々な観客が来ていることを丁寧に伝えていた。いわゆるロックバンドとアイドルグループの観客が集まっているということだったのだが、今の今まで、そんなことは全く気にならなかった。それだけ融合して調和していたということ。フェスのタイトル通り、この素晴らしき世界だなと胸が熱くなった。

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

一方、ステージでは何故か重岡とダイスケはんが相撲を取っていて、何をしているんだと笑ってしまうが、それだけジャンル関係なく融合して調和しているのだなと嬉しくなる。「WEST.にも沖縄っぽい曲があるんです!」と「ティダ」も歌われたが、しっかりと沖縄の『モンパチフェス』に向けた構成になっているのも粋であった。ゆっくりじっくり「・(ten)」を聴かせた後は、ファンの「エイエイオー!」という熱烈なコールから「超きっと大丈夫」へ。

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

ファンとの一体感も凄かった……。最後は、大切な仲間と打ち上げの時に歌う歌としてジョッキになみなみとつがれたさんぴん茶を片手に「オレとオマエと時々チェイサー」へ。音楽はボーダーレスなのだなと感嘆させられた素晴らしきステージ。

RIZE 撮影=macoty

RIZE 撮影=macoty

19:10・マングースSTAGEのトリはRIZE。JESSE(Vo.Gt)は初日の「The BONEZ × Dragon Ash “Straight Up” 」での強烈な記憶が残りまくっているが、2日続けて、それも今日はRIZEで真正面からぶつかってくれる。「Why I'm Me」での<だいたい毎回>というリリックが脳にこびつくし、曲中での「RIZE一生やめねぇ!」という叫びも胸に突き刺さる。ドラムの金子ノブアキに「あっくんキックくれ!」と要求して、マングースSTAGEが成功してることを踏まえた上でモンパチに重ねて感謝を述べる。

RIZEは長い間新曲のリリースも無く、ツアーも回れていない状況ではあったが、一緒のカルチャーを作ってきたモンパチへの溢れる想いには、こちらまで万感胸迫るものがあった。その上での「TKC」はKenKenも凄みあるベースを聴かせてくれて、これぞミクスチャーロック! 「暴れるだけが能じゃねぇ! 心を燃やせ!」と観客に本気で訴求するし、「なんて幸せなんだ! 昨日もここで歌を届けられるなんて!」と喜びを爆発させる。

撮影=macoty

撮影=macoty

「オレらはお前ら(お客さん)が聴きたい曲をやるんじゃなくて、演奏したい歌いたい曲をやる」

この言葉にはRIZEというバンドの矜持を感じたし、そこからの「heiwa」にはRIZEというバンドが伝えたい届けたい全てが込められていた気がする。モンパチが次に待っていること、でも終わることへの寂しさも感じながら、叩きつけられた「日本刀」も凄まじかった。RIZEがどういうバンドなのかが心からわかる。最後は「カミナリ」。観客をステージに上げて、「歌えると言ったからには、任せるぞ!」と丸々歌わせる。

撮影=macoty

撮影=macoty

ラストナンバーを観客に全て歌わせるなんて、どうかしているけど、どうかしているから、RIZEにたまらなく魅力を感じるのだろう。JESSEは深く頭を下げた後、「ジャパニーズロックバンドでした」と言い放つ。観終わったあと、放心状態で呆然として言葉が出ないほど抜群に良かった。

MONGOL800 撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

MONGOL800 撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

そして20:00・ハブSTAGEにて、MONGOL800。初日モンパチで始まり、2日目モンパチで終わる。1曲目「himeyuri~ひめゆりの詩~」。海が間近の砂浜サイドで観た。どんどん波が押し寄せてくる真っ暗な海。真摯で誠実な歌に聴き惚れる。沖縄で聴くことに意義がある歌。やはり沖縄に来ないとわからない沖縄がある。本当に来れて良かったなと感極まってくる。続く「あなたに」。暗い夜でも観客みんなが歌っている光景が目に入ってくる。

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)


撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

沖縄から若者が歌った歌が約25年歌い継がれて全国へと届いているのは驚嘆するしかない。そして、粒さんもステージに登場。楽しい雰囲気の中、突然、音楽が鳴り、キヨサク・サッシ・Nari・Seasir・Kuboty・粒さんの6人がキメキメの振り付けを踊る「TRY ME~私を信じて~」。同郷である安室奈美恵 with SUPER MONKEY'Sの30年前の大ヒット曲。栄口青年会によるエイサー隊も加わり、6人もバンドに戻り演奏して歌われる。全力で楽しませてくれる想いが伝わって嬉しさしかない。

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)


撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

キヨサクはMONGOL800結成25周年を機に毎年開催するようになったと話す。「この素晴らしい景色の中にステージがあるのは恵まれている」と語ったが、それを言うならば観せてもらっている我々はもっと恵まれているし、心の底から落ち着ける。チルアウトという言葉を使うならば、こんな時にこそ使うのだろう。2009年から開催して初めて売り切れたことは、今年とても大きかったのではなかろうか。私自身が今回初めて訪れたのもそうだが、足掛け16年開催し続けたことで、『モンパチフェス』の素晴らしさが全国各地に行き渡ったのだろう。全国各地から訪れた色々な世代の人々が歌う「小さな恋のうた」を聴けば、それが本当であることが理解できた。

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

アンコール。栄口青年会によるエイサー太鼓が加わっての「琉球愛歌」は荘厳であり崇高であり、それはそれは言葉で簡単に表現できないくらいに美しかった……。<すべての国よ うわべだけの付き合いやめて>という、この言葉は絶対に忘れてはいけない。想いが歌とメロディーに昇華され、なんて感動的なのだろうか。続く「少年時代」。初日に続いての大名曲のカバー。初日は真夏の昼間の真っただ中を感じたが、2日目は夏が終わる夜を感じられた。センチメンタルでノスタルジックな気分……。本当に最後の最後の歌「DON'T WORRY BE HAPPY」。残っている出演者全員が登場する。ダイスケはんと重岡はまたもや相撲を取っているし、粒さんによるボーリングショーも開幕! 観客や出演者をピンに見立てて、粒さんがボーリングでピンを全て倒すだけなのだが、何とも言えない一体感がある。笑って泣けた『モンパチフェス』が終わった。

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

キヨサクから一番最後に『What a Wonderful World!! 26』が、2026年11月7日(土)・8日(日)に開催されることが発表された。2日間、要所要所でルイ・アームストロング「What a Wonderful World」が会場で流れていたが、また来年もこの場所で聴くことができるのだなと今から嬉しくなってしまう。MONGOL800による「What a Wonderful World‼︎」が会場に流れる中、ふとそんなことを思った。そして、キヨサクの言葉を借りるのならば、何よりも来年この地で必ず……、”あーそびーましょ~!”

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

撮影=SARU(SARUYA AYUMI)

取材・文=鈴木淳史 写真=『MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!! 25』提供

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