わんちゃんわんわんねこにゃんにゃん 2部構成で活動の軌跡を示したバンド結成5周年ライブ、横浜1000 CLUB公演を詳細レポート
わんちゃんわんわんねこにゃんにゃん
わんちゃんわんわんねこにゃんにゃん 5th ANNIVERSARY LIVE
2025.11.22 横浜1000 CLUB
11月22日(土)に神奈川・横浜1000 CLUBで開催された『わんちゃんわんわんねこにゃんにゃん 5th ANNIVERSARY LIVE』。バンド結成5周年を記念したこの公演は、2部構成で活動の軌跡を示した。第1部『俺たちジーニアス!〜セルフカバーパーチー~』は、アイドルグループに提供した楽曲のセルフカバー、ファン投票によるランキング形式でセットリストを構成。第2部『WANNYAN 5th ANNIVERSARY ONEMAN LIVE』は、わんにゃんのオリジナル楽曲をたっぷりと披露。5周年を経てさらにパワーアップしていく姿勢も印象づけたこのライブの模様をレポートする。
【第1部『俺たちジーニアス!〜セルフカバーパーチー~』】
開演時間を迎えて、ゆっくりと左右に開いた幕。「どうも、みなさん!」と、明るく挨拶をしながらステージ袖から現われたマンチ漢(Vo)、ゴールデンくんか君(Vo/Gt)、チワワ・ジャップ・Jr(Gt)、ぺるしゃ御来光(Dr)、羅我魔fin.88(Key)をオトモダチ(わんにゃんファンの呼称)の明るい歓声が出迎えた。「めっちゃおるやん!」――たくさんの人々で埋め尽くされたフロアを見て、5人は大喜び。そして第1部の主旨の説明を経て、ライブがスタートした。
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第10位は「拝啓、⾳楽に救われた⼈へ/パンダドラゴン」。始まるや否やオトモダチの手拍子が加わり、ものすごい熱量が生まれていた。生バンドの演奏で聴くと一際熱い。続いて9位は、同率だった「カラクチデグチ/DDベイビーズ」と「サクラサクラブ/MeseMoa.」。そして8位の「キミトヨムレター/MeseMoa.」も披露された後に迎えた最初の小休止。「9位が「カラクチデグチ」。まさかでしょ? 「拝啓、⾳楽に救われた⼈へ」はバンド感があるけど、1曲目が「カラクチデグチ」だったら、『ん?』というか、アジアの風が吹いちゃう(笑)。「拝啓、⾳楽に救われた⼈へ」が1曲目でよかった」――マンチ漢が、ここまでの4曲を振り返った。
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7位「プリティー戦⼠♡たいがちゃん/パンダドラゴン」。6位「(超)あいどる道中膝栗⽑/パンダドラゴン」。5位「ずるゐ/ReLIT」。4位「アンラッキー☆BOY(´・ω・`)/MeseMoa.」。3位「Endless Night/DDベイビーズ」。2位「Potion/cosmic!!」……各グループに提供した曲を、とても楽しそうに演奏していた5人。1位に輝いた「嘘つかないで/パンダドラゴン」がスタートすると、オトモダチの間から上がった歓声。マンチ漢、ゴールデンくんか君による歌の絶妙なコンビネーション、ドラマチックなバンド演奏が、曲を抜群に輝かせていた。
「前日まで順位がコロコロ変わっていたので、ギリギリまで僅差でした。これ、楽しいね。またやりますか?」(ぺるしゃ御来光)。「またやりましょう!」(マンチ漢)――今回の企画に対する手応えをメンバーたちが語り合って第1部は終了。カバーした曲のオリジナルを歌っている各アイドルグループのファンにとっても新鮮な瞬間の連続だったはずだ。
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【第2部『WANNYAN 5th ANNIVERSARY ONEMAN LIVE』】
約2時間の準備時間を挟んで第2部がスタート。幕が開くと、ステージのバックドロップに描かれた大きなバンドロゴがライトを浴びて華やかな存在感を放った。オープニングを飾ったのは「⼈間っていいな」。躍動するバンドサウンド、マンチ漢とゴールデンくんか君の歌声を浴びたオトモダチの興奮の度合いがすさまじい。大量のレーザーが飛び交う演出も、ワクワクする気持ちを後押ししてくれた。打ち鳴らされる手拍子に愛情が漲っているのを感じた「愛の⼿」。「俺たちと一緒に声の準備体操しませんか? 叫んでくれるかな?」――マンチ漢の呼びかけに応えてオトモダチが力強く叫びながら踊った「わんにゃん体操第⼀」。序盤の3曲の時点で、会場は桁外れの熱気で満たされていた。
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「忘れられない1日を一緒に作ろうぜ! タオルの準備をよろしくお願いします。持っていない人、大丈夫です。きみには最高の手がある。一緒に振り回そうよ。さあ、わんにゃん旋風を起こしましょう!」――マンチ漢の言葉を合図にスタートした「つか、スカどうすか?」は、フロア内でたくさんのタオルが回転する様が壮観だった。続いて「俺様、⽩⾺の王⼦様」「猫かぶってんじゃねぇよ」「GENIUS POP」も連発されて、ますます開放的に盛り上がったオトモダチ。
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アクセル全開の幕開けとなったライブだが、じっくりと聴かせるコーナーも用意されていた。「5周年を迎えるにあたってというわけではないんだけど……『YOUTOPIA』のリリースイベントをいろんなところでやりました。アコースティック編成でお届けすることもありました。そんなアコースティックバージョンのわんにゃんもすてきじゃないですか? 今日はアコースティックで数曲お届けしたいと思います」――ゴールデンくんか君のMCを経て披露されたのは、「猫とシュレディンガー(アコースティックver.)」。マンチ漢、ゴールデンくんか君の瑞々しいハーモニーが、オトモダチの心を震わせていた。
「アコースティックアルバム『ひつじが一匹』を2026年1月11日に配信リリース」「リリースツアーを2026年1月23日(金)・大阪・OSAKA RUIDO、1月31日(土)・東京・青山RizMで開催」――2つの告知を経て、「願う(アコースティックver.)」も届けられた。ピアノ伴奏で歌声をしっとりと響かせた後、ベース、カホン、アコースティックギターが合流。温かなアンサンブルが広がっていった。元気いっぱいのサウンドで盛り上げることに長けているわんにゃんだが、実は美メロをあらゆる曲に盛り込んでいる。そんな魅力も再確認できるアコースティックコーナーだった。アコースティックアルバム『ひつじが一匹』には、「願う(アコースティックver.)」「猫とシュレディンガー(アコースティックver.)」を含む8曲が収録される。配信リリースがとても楽しみだ。
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マンチ漢、ゴールデンくんか君のハイトーンボイスが融け合った「明けない夜」がオトモダチをうっとりとさせた後、「パブロフの⾸輪」のファンキーなサウンドによって再び上昇し始めた会場内の熱気。そして迎えた小休止で、わんにゃんのラジオ番組がスタートする旨が発表された。放送がスタートするのは2026年1月2日。毎週金曜日深夜1時、ラジオ日本でのレギュラー番組だという。
マンチ漢
ゴールデンくんか君
そしてライブは終盤へ突入。スウィングするサウンドが手拍子を誘った「Baddog」、ファンキーなミクスチャーサウンドが刺激的だった「MOVE」を経て、ゴールデンくんか君がオトモダチに語りかけた。「最後の1音まで楽しんでもらって、ここから帰る時に『幸せだったかも。明日も頑張れそう』、そんな風に思ってもらえたら今日のライブは成功です。俺たちの今のこの気持ち、喩えるなら……しゅわわせです」――スタートした「しゅわわせ」が作り上げた空間は平和そのもの。沸き起こった手拍子、フロアで掲げられた腕の揺らめき、交わされたコール&レスポンスが温かかった。
チワワ・ジャップ・Jr
ぺるしゃ御来光
羅我魔fin.88
祭囃子のような要素を取り入れたサウンドが楽しくて仕方なかった「わんにゃん⾳頭」。メンバー全員でハジケたダンスパフォーマンスを繰り広げる場面も交えた「アドレナリンが⽌まらないヤァ☆ 」。強力なパーティーチューン2連発を経て、テンションが上がりまくっていたマンチ漢。「最高だ! また俺たちと楽しいライブしようぜ!」という彼の言葉と共に雪崩れ込んだ本編ラスト「ようこそ!アニマルユートピアへ」も最高だった。明るく盛り上がるオトモダチを眺めながら、心底嬉しそうな表情を浮かべていたステージ上の5人。あの瞬間、1000 CLUBはユートピアと化していたと言っても過言ではないだろう。
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オトモダチの手拍子、「わーんにゃん! わーんにゃん!」という声に応えたアンコール。そして、マンチ漢がメンバーを代表して想いを語った。「みんなとこの日を迎えられて幸せです。今年に入ってから羅我魔fin.88も加入して、より一層わんにゃんは、でかくなってきたんじゃないか? 5年間、必死で歩み続けてきました。6周年に向かってわんにゃんスタッフ一同、メンバー一同、全員でしっかり歩み続けますので、応援よろしくお願いします!」――この言葉が届けられた直後に披露された「175」が感動的だった。<続ける理由があなたでよかった>が、印象的だったフレーズとして思い出される。5周年を迎えたわんにゃんの想いが、まっすぐに伝わってきた。
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「運営さんいつもありがとうございます!」と「あした天気になあれ」も披露した後、記念撮影をしてステージを後にした5人。しかし、オトモダチの間から起こる手拍子は鳴り止まない。彼らはステージに戻ってきてくれた。「熱い声を聴かせてほしいんだ!」という言葉が添えられたダブルアンコール1曲目「爆発的に売れたい」は、切なる願いを天に届けるかのような熱を帯びていた。そしてラストを飾ったのは「あの⽇みたバンドマン」。前のめりの疾走を遂げたバンドサウンド、全力の歌声が雄々しかった。演奏を終えると肩を組みながら、「ありがとうございました!」と、深々とお辞儀をした5人。彼らに向かって贈られた歓声は、5周年を改めて全力で祝福していた。エンディングを彩ったSEは「ハジマリノウタ」。激しい咆哮で満たされたサウンドが、わんにゃんの新たなスタートを示す号砲のように感じられた。
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文=田中大
撮影=堀内レイ
セットリスト
2025.11.22 横浜1000 CLUB
1. 拝啓、⾳楽に救われた⼈へ/パンダドラゴン
2. カラクチデグチ/DDベイビーズ
3. サクラサクラブ/MeseMoa.
4. キミトヨムレター/MeseMoa.
5. プリティー戦⼠♡たいがちゃん/パンダドラゴン
6. (超)あいどる道中膝栗⽑/パンダドラゴン
7. ずるゐ/ReLIT
8. アンラッキー☆BOY(´・ω・`)/MeseMoa.
9. Endless Night/DDベイビーズ
10. Potion/cosmic!!
11. 嘘つかないで/パンダドラゴン
1. ⼈間っていいな
2. 愛の⼿
3. わんにゃん体操第⼀
4. つか、スカどうすか?
5. 俺様、⽩⾺の王⼦様
6. 猫かぶってんじゃねぇよ
7. GENIUS POP
8. 猫とシュレディンガー(アコースティックver.)
9. 願う(アコースティックver.)
10. 明けない夜
11. パブロフの⾸輪
12. Baddog
13. MOVE
14. しゅわわせ
15. わんにゃん⾳頭
16. アドレナリンが⽌まらないヤァ☆
17. ようこそ!アニマルユートピアへ
[ENCORE]
18. 175
19. 運営さんいつもありがとうございます!
20. あした天気になあれ
[DOUBLE ENCORE]
21. 爆発的に売れたい
22. あの⽇みたバンドマン