今年9月パリ初演の新作が11月に来日 ピーター・ブルック作・演出『Battlefield』が上演決定
現代演劇界の巨匠ピーター・ブルックの最新作が来日。舞台『Battlefield 「マハーバーラタ」より』が、11月に新国立劇場 中劇場にて上演される。
世界3大叙事詩の一つであり、「ラーマーヤナ」と並ぶインド2大叙事詩の一つである「マハーバーラタ」。すべてサンスクリット語で書かれ、聖書の4倍の長さに相当するという壮大な同作をもとに、ブルックは、全上演時間が9時間にも及ぶ大長編『マハーバーラタ』を発表した。今回、90歳を迎えたブルックが、85年の初演から30年ぶりに「マハーバーラタ」に挑戦。9月にパリで初演される新作が、いち早く日本に上陸する。
■ピーター・ブルック コメントより(抜粋)
「マハーバーラタ」は単なる一冊の本ではなく、偉大な一連の物語というだけでもありません。「マハーバーラタ」は人間という存在のすべての面に及ぶ壮大なキャンバスです。この「マハーバーラタ」の中にわれわれは、この現代社会、あるいは自分の人生の中で起こる現在の疑問を見いだすことになります。時を超越した叙事詩の言葉の豊かさと、常に驚きに満ちた物語によって、われわれはこれを舞台に仕上げることができました。これは遥かな昔の物語でありながら、同時に現代の苛酷な争いを映し出すのです。
『Battlefield 「マハーバーラタ」より』
【スタッフ】脚本=ピーター・ブルック/ジャン・クロード・カリエール/マリー=エレーヌ・エティエンヌ 演出=ピーター・ブルック/マリー=エレーヌ・エティエンヌ 音楽=土取利行 照明=フィリップ・ヴァラット
【キャスト】キャロル・カルメラ/ジェア・マクニール/エリ・ザラムンバ/ショーン・オカラン
2015年11月25日(水)〜11月29日(日)
・会場=新国立劇場 中劇場
・料金=全席指定7,000円/U-253,500円(25歳以下対象・当日指定券引換・要身分証)