無関係な鈴木拓の乱入、犬に威嚇される倉科カナ……映画『珍遊記』のカオスな完成披露上映会

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2016.2.18
左から、アイアム野田、おおかわら、倉科カナ、松山ケンイチ、溝端淳平、無関係の鈴木拓、山口雄大監督

左から、アイアム野田、おおかわら、倉科カナ、松山ケンイチ、溝端淳平、無関係の鈴木拓、山口雄大監督

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2月18日、映画『珍遊記』の完成披露舞台挨拶が新宿バルト9で開催され、出演者の松山ケンイチ、倉科カナ、溝端淳平、アイアム野田(鬼ヶ島)、山口雄大監督、そして作品に無関係のドランクドラゴン鈴木拓が登壇した。
 

『珍遊記』に無関係なドランクドラゴン鈴木拓

『珍遊記』に無関係なドランクドラゴン鈴木拓




鈴木は、司会のおおかわら(鬼ヶ島)と仲がいいという理由で劇場に来ていたところ、溝端に進められて登壇することになったそう。鈴木は「わたしはこの映画にまったく出ておりません!」と堂々と宣言し、場内の笑いを誘っていた。

山口雄大監督は「松山くんや、倉科さん、溝端くんという、こんな豪華なキャストが出てくれると思ってないで始めた企画だったんですけど、結果こんな華やかな形でご披露できてうれしいな」と感無量な様子。しかし、「拓さんが出たせいで、芸人ムードになっちゃって。せっかくおごそかな形でやろうかなって……何かやだな」とまたも鈴木をイジっていた。監督によれば、鈴木は脚本執筆時にもなぜか同席していたという。
 

山口雄大監督

山口雄大監督



また、倉科は劇中で過激なセリフを連発していることに触れられたが、「脚本を頂いたときには何も考えてなくて、ただただ脚本が面白かった」と絶賛。しかし、「みなさんに『大丈夫?』って言われて。あとから『私はそんな下品なことを言ってんだ』って、撮影が終わってすごく自分でビックリしています」と本音も明かしていた。
 

倉科カナ

倉科カナ


その後も、韓国ロケで倉科が現地の犬に威嚇された逸話など、作品を反映するかのような混沌としたトークは続いた。また、終盤には鈴木が「この作品の話をはじめににいただいたときは、おれの作風にあうのかと思いました。いろいろ考えた結果、まったく話の内容がわかりません!」と締めのあいさつをする場面も。

しかし、最後は松山が「なんとなく下ネタみたいなところもあるんですけど、規制がついていないので、3歳くらいからこの作品は観れると思います」と見どころを語り、山口監督も「ファミリームービーとしてつくりました。3歳から(観られるっ)ていうのも本当です」「色んな人に楽しんでもらえるように作ったので、みなさんで告知していただければ」と締めくくっていた。

松山ケンイチ

松山ケンイチ


『珍遊記』は孤高の漫画家・漫☆画太郎原作の伝説的ギャグ漫画「珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~」を実写映画化したもの。不良少年・山田太郎と坊主・玄奘が天竺を目指す旅を描く。主人公・山田太郎を松山が、玄奘役を倉科が演じる。

映画『珍遊記』は、2月27日から新宿バルト9他にて全国ロードショー

作品情報
『珍遊記』​
 
『珍遊記』

『珍遊記』 ⓒ漫☆画太郎/集英社・「珍遊記」製作委員会


新宿バルト9他にて全国ロードショー

松山ケンイチ
倉科カナ 溝端淳平
田山涼成 笹野高史 温水洋一
ピエール瀧
監督・編集:山口雄大
原作:漫☆画太郎「珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~」(集英社刊)
脚本:おおかわら/松原 秀
企画・総合プロデューサー:紙谷 零
撮影:福本 淳 照明:市川徳充 録音:西條博介 美術:福田 宣 音楽:森野宣彦 
オープニング曲(主題歌):RIP SLYME「Take It Easy」(WARNER MUSIC JAPAN/unBORDE)
エンディング曲:RIP SLYME「Drop!」(WARNER MUSIC JAPAN/unBORDE)
バトルソング:マキシマム ザ ホルモン「アバラ・ボブ<アバラ・カプセル・マーケッボブ>」/「ジョニー鉄パイプⅢ」(VAP)
制作プロダクション:DLE 配給:東映 宣伝統括:ヨアケ 宣伝プロデューサー:上阪 優
製作:「珍遊記」製作委員会(DLE/博報堂DYミュージック&ピクチャーズ/東映/木下グループ/SDP/東映ビデオ)

あらすじ
 天竺を目指して旅を続けていた坊主・玄奘(倉科カナ)は、偶然立ち寄った家のじじい(田山涼成)とばばあ(笹野高史)に天下の不良少年・山田太郎(ピエール瀧)を更生させて欲しいと頼まれ、宝珠の力で恐るべき妖力を封印するが、嫌々ながら太郎(松山ケンイチ)を引き取ることになり、何の因果か共に旅をする羽目に・・・果たして、彼らは無事に天竺まで辿り着くことが出来るのか(いや、出来ない!)?

ⓒ漫☆画太郎/集英社・「珍遊記」製作委員会
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