とんかつ屋に存在する”音”でグルーヴは生まれるのか？『 TONE-CUTS GROOVE PROJECT 』予告編を公開

人気作品『とんかつDJアゲ太郎』のTVアニメ化＆コミックス6巻発売を記念して、 作品の原点である「とんかつ屋とDJは同じなのか？」という命題を大真面目に実証する『TONE -CUTS GROOVE PROJECT』の予告編が4月4日よりYouTubeで公開された。

(C)イーピャオ・小山ゆうじろう／集英社・とんかつDJ製作委員会

 『とんかつDJアゲ太郎』は、 2014年9月「少年ジャンプ＋」創刊と同時に連載開始。 とんかつ屋の跡取り息子・勝又揚太郎がクラブカルチャーに衝撃を受け、 とんかつ屋とDJに数多くの共通点を見出しながら、 一人前のDJ兼とんかつ屋を目指して奮闘する青春コメディ。

2016年4月10日よりTOKYO MXほかにてアニメ化(日曜日22時15分～放送予定)、 さらに「マンガ大賞2016」ではノミネート作品に選出される等、 現在最も注目を集めている作品の一つ。 

今回、 作品の原点である「とんかつ屋とDJは同じなのか、 両者に同じグルーヴは存在するのか？」を実証すべく、 サウンドアーティスト清川進也とコラボレーション。 都内の老舗とんかつ店「すぎ田」と「とんき東高円寺支店」の全面協力の下、 とんかつ屋に存在する”音” からグルーヴを創り出す『TONE-CUTS GROOVE PROJECT』に挑戦する。

清川氏による収録風景 (C)イーピャオ・小山ゆうじろう／集英社・とんかつDJ製作委員会

清川氏はNTTドコモ「森の木琴」や大分県「シンフロ」等数多くの話題作を手掛ける、 環境音から曲を紡ぎ出す鬼才。とんかつを揚げる音やキャベツを切る音、 そしてその音とシンクロした映像が織り成す本作品は、 食欲を掻き立てる”史上最強の食テロミュージックビデオ”となっている。清川氏は今回の収録を終えてのコメントで以下のように語っている。

音楽を豊かに仕上げる上で重要な要素である、 音程感のある音が極端に少なく、 収録当初のほとんどの時間を音の解析に費やしてしまいました。 その後、 卵の殻を割る際に、 叩く容器の大きさや形状によって音程の差異が得れることを発見したことがブレイクスルーとなり、 今回の楽曲のクオリティーが一気に跳ね上がったと思います。 また、 火を使う調理器具から発する音を採取する際に、 高音のため、 精密機器を音源に近づける距離が稼げず、 リアリティーのある音を得るのに多くのリトライを繰り返しました。 ​

この動画はアニメ放映にあわせて4月10日(日)にミュージックビデオという形でお披露目予定。MV内ではアニメ音楽を手掛ける藤原大輔氏(MU-STARS)もカメオ出演。 

(C)イーピャオ・小山ゆうじろう／集英社・とんかつDJ製作委員会

原作通り とんかつ屋でグルーヴは視聴者をアゲることができるのか、 注目だ。