佐野瑞樹、天才科学者役は「福山雅治をパクろうか（笑）」~WBB「懲悪バスターズ」製作発表

ジャニーズ事務所所属の佐野瑞樹と、その弟であり演劇ユニット*pnish*（パニッシュ）のリーダーである佐野大樹による兄弟演劇ユニット「WBB」のvol.10「懲悪バスターズ」が5月19日（木）から東京芸術劇場プレイハウスにて上演される。この製作発表会見が7日（木）都内で行われ、主演の佐野瑞樹、佐野大樹、そして客演となる田村亮（ロンドンブーツ1号2号）、鈴木勝吾が出席した。

間もなく真夏を迎える大都会の片隅で、今日も今日とて悲鳴が響く。毎夜毎夜続く悲鳴の正体は、悪霊たちによるイタズラのせいだった！？悪霊退治に立ちあがったのはある一人の天才科学者！落ちこぼれの悪霊たちが巻き起こす、なんちゃってポルターガイストに人間の背筋が凍る…のか！？

作・演出を務める佐野大樹は本作について、「“知る”ことをテーマにしている。落ちこぼれの悪霊と偏屈な天才科学者が出会って心が緩んでいく、ハートフルコメディです」というと、司会から「（ポスターには）サイエンス・ホラー・アクションって書いてますけど！」と突っ込まれ「忘れてください！今回はかわいいホラーですから」と言い切っていた。とはいえアクションとダンスもふんだんにあるということで「（田村）亮さんにもたくさん動いていただきますから」とプレッシャーをかけていた。

自身も劇団を持つ田村は、今回初めての客演参加となる。悪霊を演じることについては、「落ちこぼれという設定なので、地で行けるかな」と言いつつも「足を引っ張らないように。あと舞台の演出の人は灰皿を投げつけるというので投げられないように頑張ります」と語ると、大樹が「投げません（笑）最近の稽古場は禁煙ですからね」と笑いながらフォロー。

鈴木は「これまで、比較的鬼とかロボットとか人じゃない役を演じることが多かったので、悪霊ときいてまた楽しく演じられると思う」と舞台の内容に期待を寄せていた。

そして、本作で主人公の天才科学者を演じる佐野瑞樹は、「天才科学者」の役作りについて「最後は『ガリレオ』を1話から観直そうかなと。それを観ながらパクろうかと」とドラマ「ガリレオ」で天才物理学者・湯川学を演じた福山雅治を引き合いに出して笑いを取っていた。また、ダンスについてはジャニーズ事務所所属ということもあり「しばらく踊っていなかったんですが、見せますよ！何十年ぶりかになりますが全部出します！死ぬ気で練習します！」と意気込んでいた。

ちなみに、佐野兄弟がお互いに対してどう感じているか、という質問が飛ぶと、大樹は瑞樹について「兄でもあるしこの世界の先輩でもある。モノづくりに対してこだわりを感じる。負けないようにしたい」とコメント。続いて瑞樹は大樹について「いいところはまっすぐなところ。あと、他人と作品について話すときに、何か本心を話せなかったり、気になっても面と向かって言えないことがあっても弟相手だとシビアに言い合える。兄弟であるメリットを感じています」と語っていた。

なお、この日の司会を務めたのは*pnish*のメンバーでもある土屋佑壱。マイク不要の大声量、かつ出演者に回答に困る珍問を投げつけていったので、「その声のデカさはさすが」「あまりにもクセのある司会者」「大分個性が出ています」「土屋さんを司会にしたのは間違いだった」「この会見が終わったら一度ミーティングしよう」とメンバーから総ツッコミを受けていた。