西田シャトナー作・演出『ソラオの世界』が多和田秀弥の主演で7月に上演決定
演劇化不可能といわれる題材を次々に舞台化し、演劇界の革命児と呼ばれる西田シャトナー。その代表作の1つ『ソラオの世界』が、09年、10年、11年、13年の上演を経て、本年7月、「SHATNER of WONDER」の第4弾として、戯曲段階から再構築して上演される。
【物語】
ある日昏睡状態に陥り、自分の夢の中に閉じ込められてしまったソラオ。普通なら目覚めようと必死になるはずなのに、能天気なソラオはどうせならと夢の世界を楽しみ始める。現実ではテキトーだったバンド活動もメジャーデビュー、片想いだったヨルダさんとも恋人同士になり、夢の世界では輝いていくソラオの日々!だが、この世界の遠い果てから夢の主を食い殺すほどの凶暴な魔物が近づいてくる。所詮夢の中の出来事なのか、それとも夢の中では済まされないのか?夢と現実をめぐる孤独なソラオの冒険譚!
主演の多和田秀弥は、2011年、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンで手塚国光役を演じて人気になり、また15年『手裏剣戦隊ニンニンジャー』では追加戦士として戦隊史上最速加入した。映像でも活躍中で、4月29日に放送開始するテレビドラマ『不機嫌な果実』への出演、『めざましテレビ』(CX)でレポーターもつとめるなど人気急上昇の若手俳優だ。
また共演には小野建斗、平牧仁、桑野晃輔、はねゆり、加藤啓、村田充など、若手人気俳優から実力派までが顔を並べている。
【多和田秀弥コメント】
多和田秀弥 (撮影=佐藤航嗣)
舞台は僕の原点なので、いつもどこかで“また舞台に立ちたい”と思っていました。
だから久しぶりの舞台出演が嬉しく、ワクワクしている反面、主演ということを初めて聞いた時は「こんなに早く立たせてもらえるなんて」とすごくびっくりしましたし、大きなプレッシャーも感じています。
それに、これまで演じ、僕を育ててきてくれたテニミュやヒーローの人気・力を舞台で借りられるのは今回がきっと最後で、この舞台が俳優としての真価を問われる第一歩だとも考えています。
その大事なタイミングで出会えたシャトナーさんは1つ1つの作品に最大限の愛情を注ぎ、自信を持っている方だなという印象でとても心強く、シャトナーさんの創り出す世界に入ることが今から本当に楽しみです。
そんな希望や喜び、重み、全てを力に変え、真ん中に立つ者として誰よりも誠心誠意役と向き合い、新たな「ソラオの世界」を観客の皆さんにお届けするため、精一杯頑張ります。