第70回トニー賞授賞式、WOWOW生中継スタジオに中川晃教ほか「ジャージー・ボーイズ」キャストが出演

5月3日（火）日本時間21：30すぎ、アメリカ演劇界で最も権威のあるトニー賞のノミネーションが、ニッキー・M・ジェームズ、アンドリュー・ラネルズにより発表された。昨夜速報をお伝えしたばかりのこのニュース、改めて注目ポイントをお伝えしよう。

＜注目ノミネーション解説＞
・「ハミルトン」が13部門16ノミネート。ノミネート記録を更新！
内訳：ミュージカル部門：作品賞、脚本賞、主演男優賞（リン-マニュエル・ミランダ、レズリー・オドム・ジュニア.)、主演女優賞（フィリッパ・スー）、助演男優賞（ダヴィード・ディグス、ジョナサン・グロフ​、クリストファー・ジャクソン）、助演女優賞（レネイ・エリス・ゴールズベリイ）、装置デザイン賞、衣装デザイン賞、照明デザイン賞、演出賞、演劇・ミュージカル共通部門：オリジナル楽曲賞、振付賞、オーケストラ編曲賞

ブロードウェイで大ヒット中、入手困難のミュージカル「ハミルトン」が16ノミネートで史上最多・全部門ノミネート。本作は、トニー賞とグラミー賞を受賞した傑作ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」のリン-マニュエル・ミランダの脚本・音楽・主演による新作。アメリカ建国の父の一人で、10ドル札の肖像になっているアレクサンダー・ハミルトンの生涯を、ヒップホップで綴るという斬新なスタイルが話題を呼んでいる。
 

このほか、
・ミュージカル脚本賞に「ブライト・スター」スティーヴ・マーティンがノミネート。
・演劇主演男優賞にガブリエル・バーン（「夜への長い旅路」）、ジェフ・ダニエルズ（「ブラックバード」）、フランク・ランジェラ（「ザ・ファーザー」）、ティム・ピゴット＝スミス（「チャールズ3世」）、マーク・ストロング（「橋からの眺め」）がノミネート。
・演劇主演女優賞にジェシカ・ラング（「夜への長い旅路」）、ローリー・メトカーフ（「ミザリー」）、ルピタ・ニョンゴ（「エクリプスト」）、ソフィー・オコネド（「るつぼ」）、ミシェル・ウィリアムズ（「ブラックバード」）がノミネート。
・ノミネート数ランキングでは、「ハミルトン」：16 「シャッフル・アロング」：10 「シー・ラヴズ・ミー」：8

という点も注目したい。

授賞式は6月13日（日本時間）、会場はニューヨークのビーコン・シアター。ホストは、2012年のトニー賞で演劇主演男優賞を受賞したジェームズ・コーデンが務める。

そして、6月13日（月）午前8時より、この模様がＷＯＷＯＷで生中継されるが、日本のスタジオに、案内役の宮本亜門、八嶋智人、スペシャルサポーターの井上芳雄に加え、この夏注目の日本版・ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」からメインキャスト（中川晃教、藤岡正明、中河内雅貴、海宝直人、矢崎 広、福井晶一、吉原光夫）が生出演することが発表された。キャストたちは、ここでしか見られない、スペシャルパフォーマンスを披露してくれるとのこと。

「ジャージー・ボーイズ」とは、全世界で2200万人が熱狂した男性コーラスグループ「フランキー・ヴァリ＆ザ・フォー・シーズンズ」を描いた真実のミュージカル。2005年にブロードウェイで開幕すると、トニー賞®最優秀ミュージカル賞（2006年度）、グラミー賞®（2007年度）、ローレンス・オリヴィエ賞（2009年度）など、全世界で57部門もの賞を総なめにした作品。2014年には、名匠クリント・イーストウッド監督による映画版も好評を博している。

トニー賞授賞式当日は、生中継で観ることができる現地からの模様を、日本スタジオでのパフォーマンスとともに堪能しよう！