目指すのは「硬質でいて軽やか、精緻かつダイナミックな表現」アトリエ・センターフォワードへインタビュー

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アトリエ・センターフォワード 第13回公演『あじわうとき』

アトリエ・センターフォワード 第13回公演『あじわうとき』

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"個人では抗えない大きな流れのなかで必死に闘う人々"を描くことと目指すアトリエ・センターフォワード。2013年には海外戯曲シリーズも創設し、挑戦の幅を広げている。あらゆる感覚を研ぎ澄まし、知恵と労力をフル活用して創作される演劇作品が多くの演劇ファンを魅了している。そんなアトリエ・センターフォワードの代表・矢内文章と、次回公演の出演者である大手忍(劇団桟敷童子)に話を伺った。

 

--アトリエ・センターフォワード結成までの経緯を教えてください。

矢内:もともと俳優として活動していまして、そこでTPTの活動に参加していました。ロバート・アラン・アッカーマンさんというアメリカ人の演出家と出会い、一緒にやることが結構ありました。アトリエ・センターフォワードのワークショップで「動詞」で考えるということをやってたりするんですけども、基本的な考え方としては「人へ働きかける」、「今、行動している」など体系化、理論化してWSを行っています。その考えのもとになったようなことが、アッカーマンさんと一緒にやっているときにいろいろな言葉をもらいまして、そこからそういうのを発展してしていくことと、もうひとつは自分がそれまでに自主映画やWS用に台本を書いてたりしていたので、そういったことを舞台で自分の作品でやりたいなと思い2008年に結成しました。

第3回公演『ブルーウォーター 〜20XX年 火星編〜』(2010年)

第3回公演『ブルーウォーター 〜20XX年 火星編〜』(2010年)



第5回公演『刃、刃、刃!』(2011年)

第5回公演『刃、刃、刃!』(2011年)



--アトリエ・センターフォワードの作品の特徴や雰囲気、作風を教えてください。

矢内:特徴としては、いつも社会的な問題だったりとか、社会構造(人が作っているシステム)の問題を背景にした人間ドラマです。例えば、地球の水問題を火星から考えたりですとか、忍者のようにいろいろな掟や決まりに雁字搦めなった人の姿をずっと天井裏に隠れている忍者たちで表したりですとか、あとは原発の問題や3.11東日本大震災のあとの被爆、避難地域に残った人を主人公に描いたりですとか、最近は社会問題が前面に出るというよりかは、どちらかというと人間ドラマ的なようなことが強くなってきていますが、皮肉やユーモアを交えた自分たちの言葉と感覚で「ストーリー」と呼ばれるものに紡ぐ作風ですね。


第10回公演『シャワー』(2014年)

第10回公演『シャワー』(2014年)



第11回公演『あられもない貴婦人』(2015年)

第11回公演『あられもない貴婦人』(2015年)



--次回公演『あじわうとき』について、作品のあらすじを教えてください。

矢内:戦後の焼け野原から現代までの時代を生きた1人の女性の生き様を軸にしまして、特に終戦直後の焼け野原ですとか、バブル景気の頃ですとか、それと現代というこの3つの時代に似たよっているのは、人の大きな流れですかね。生きることに一生懸命なっていたというような、戦後のどさくさでドワーとなっていたりですとか、バブルの頃は「お金お金!!」みたいなことですとか、今は「美しい国!」と言われていたりですとか、そういうことが三重写しで魅せられたらと思っています。
この女性は、普通の人よりもものすごくエクセントリックな生き方になっていますので、その女性の物語が軸になっています。



大手 忍/矢内 文章

大手 忍/矢内 文章



 

--次回公演『あじわうとき』の見どころを教えてください。

矢内:見どころは、なんといっても「劇団桟敷童子」から大手 忍さんをお迎えしました!!
実は最初は15歳からと設定していたのですが、台本を書いてみたら9歳からになってしましました(笑)
9歳から80歳までの人生を演じることになります。32歳とか抜けてたりするんですが…。
それとともに、僕自身も出ます。いつもは作・演出・出演ということで、出演はちょこっとだったりしてたんですが、今回は2人芝居ですのでガッツリ出ます!なので、2人しか居ないのを逆手に取った構成が見どころです!








 

--アトリエ・センターフォワードの今後の展望・野望があれば教えてください。

矢内:劇場として、少し200人ぐらいのような劇場でやってみたいなと思っています。作品的にはスケールの大きな物語を多くやっているので、そっちに挑戦していきたいと思います。大きなところと2人

芝居を魅せれるような小さなところというようなこの2本立てにプラスして海外戯曲の3本立てでやっていけたらなぁと思っています。

稽古初日・台本読み合わせ

稽古初日・台本読み合わせ



 

--アトリエ・センターフォワードに関心を持たれた方に、メッセージをお願いいたします!

矢内:これは大手さんの方から是非!!

大手:私にとっても「アトリエ・センターフォワード」さんにとっても、すごく大きな挑戦な企画になっていると思います。なので、それに呼んでもらえて私自身、気合が入っています。すでにご予約いただいた方もいらして、楽しみにしていてくださっている方とかもすごく応援をいただいているので、それに応えられるように全身全霊をかけて頑張ろうと思うので、よろしくお願いいたします。

矢内:演劇っていうものは演劇関係者のものだけではなく、いろんなお仕事されている方だったり世界の違う方だったり、いろんな方に観ていただきたいなと思いがありますので、演劇をいろんな方に広げていきたいなと思っています。その1つとして今回はいろんな事情があってやっていないのですが、外国人観光客の方たちを無料でご招待しようという企画をやっているときもありますので、そういった形で団体自体、外に開いているようなオープンな活動ですとか、ワークショップとかを通して東京だけではなくいろんな都市の人たちとの交流を進めていけたらと考えています。是非、HPで活動をチェックしてください!!


フライヤー撮影時の告知
 
SPICEインタビュー後の雑談・演劇の広がりについて
 

 

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公演情報
アトリエ・センターフォワード 第13回公演『あじわうとき』

日時:東京公演 2016/6/15(水)~2016/19(日)

15日(水)19:30 
16日(木)14:00/
19:30
17日(金)14:00/19:30
18日(土)14:00/19:30
19日(日)14:00

大阪公演(表現者工房こけら落とし公演) 2016/6/24(金)~2016/6/26(日)

24日(金)20:00
25日(土)14:00 /18:00
26日(日)11:00 /15:00

※開場は開演の30分前。上演時間1時間30分。

会場:東京公演/SPACE 梟門 大阪公演/表現者工房

チケット:日時指定・全席自由

東京公演/前売3500円 当日4000円 学割2800円 
地域割引2800円(新宿区在住・在勤の方。センターフォワードオンラインのみ)
大阪公演/前売り2500円 当日3000円


出演者:大手忍(劇団桟敷童子) × 矢内文章

作・演出:矢内文章
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