ビバラのフェス飯をひと足早く食べちゃった　Vol.2　～風知空知～

編集としてライターとして、筆者は様々な音楽フェスに足を運ぶ機会がある。いまや日本中に場所も雰囲気も様々なフェスがたくさん存在しているが、基本的には一日中音楽漬けになれるという贅沢は何物にも代えがたい。……とはいえ。長丁場ゆえにお腹は空くもの。そこで登場するのが「フェス飯」だ。フェスにとってフェス飯は無くてはならないものなのである。SPICEでは今回、『VIVA LA ROCK 2016』でフェス飯を出店するお店の中から、「ロックな街といえば下北沢」だろうという中学生並みの独断と偏見で選んだ2店舗をご紹介。本稿では、風知空知をご紹介する。

元々『COUNTDOWN JAPAN』に長年出店していたところをビバラプロデューサーの鹿野氏に見初められ、今年で3年連続の出店になるというお墨付きなこちらのお店・風知空知。こちらのお店はロックファンにはお馴染みのUK Projectが展開しているダイニング・バーであるため、アーティストにちなんだカクテルなども大人気だ。

非常に居心地の良さそうなソファ席や、ビアガーデン風にもなる広々としたテラス席も

実際に長年フェスの場を観ながら考案されたというフードメニューは「すき焼き丼」の一点勝負！ これがとにかく美味。牛肉に玉ねぎとゴボウ、しらたきを甘辛く味付けしたすき焼きがたっぷり乗った一品は、「フェスはエネルギーを使うのでこれ一杯でエネルギーを補給できるように、満足感も重視した」（店長談）というだけあってボリュームも満点なのだが、けっしてクドくはない。しかも600円というお値打ち価格での販売なのでコストパフォーマンスも最強クラスだ。なお、このメニューは普段お店では提供しておらず、フェス限定となる。

「すき焼き丼」

生ライヴも楽しめるダイニング＆バーのお店からの出店だけあって、ドリンクのメニューが充実しているのも見逃せないところ。筆者はオリジナル・カクテル「fu-chiの夕陽ラッシー」を飲んでみたのだが、カシス×ブラッドオレンジジュース×ヨーグルトのカクテルにフルーツまでトッピングされた女子力の非常に高い一杯。とはいえ飲み口はスッキリしており、34歳メンズも無事、美味しくいただけた。前述のアーティスト・カクテルも含め、オリジナル、スタンダードどちらも用意されるそうなので、お酒好きの方は特に注目である。また、年齢層が若めなビバラの特性に合わせ、今年はノンアルコールのカクテルもより充実させるそうなので、未成年はそちらをどうぞ。

「fu-chiの夕陽ラッシー」

普段はバータイムの営業がメインのお店となっているが、レトロ、アンティーク、ロックな雰囲気が絶妙にマッチした空間は、これからの時期にビアガーデン気分を味わえるテラス席も完備。お酒の種類もたくさんあるので、飲んで語ってライヴまで観られるお店としてチェックしておこう。

撮影・レポート・文＝風間大洋

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風知空知

東京都世田谷区北沢2-14-2 JOW3ビル4F
http://fu-chi-ku-chi.jp/