藤井フミヤ　満点の星空のもと厳島神社で奉納コンサート「神様の恩恵を受けている気がします」

藤井フミヤが世界遺産の厳島神社・高舞台にて、5月27日と28日に奉納コンサートを行なった。厳島神社ではこれまで様々なミュージシャンがコンサートを行なっているが、2日間開催するのはフミヤが初めて。

雅楽のBGMが流れる中、フミヤとバンドメンバーが表れると、まず高舞台の後方にある本殿に向かって一礼。続いて観客と共に二礼二拍一礼し、厳かな雰囲気の中「鎮守の里」で奉納コンサートの幕が開いた。この楽曲は「第62回神宮式年遷宮イメージソング」として発表し、2013年に伊勢神宮で奉納した楽曲でもある。

その後、「TRUE LOVE」の演奏が始まると神社全体がライトアップされ、息を呑むような美しさに観客もうっとりと聴き入り、日が暮れとともに会場は一層幻想的な雰囲気に包まれた。

フミヤ自身は厳島神社を訪れたのは今回で7度目だといい、MCでは神社の大鳥居の修繕に故郷の久留米の木が使われている事に触れ「何か縁を感じる」と話して、7月に発表する新アルバム『大人ロック』に収められる「ふるさと」を披露。そして雲ひとつない満天の星空のもと「Another Orion」を歌唱すると、フミヤも「大鳥居に向かって唄うのは、かなり気持ちが良いです！」とこの特別な空間での演奏に興奮を隠せない様子だった。

そして「空に向かって、宇宙に向かって歌うのが好きです」と語った後に披露した「翼をください」に続いて、バンド時代の名曲「Blue Moon Stone」ではパーカッションプレイヤーが繰り出すリズムが心地よくオーディエンスを揺らした。

そして最後に「こんな特別な場所で唄えて、神様の恩恵を受けている気がします！」と語り壮大なバラードナンバー「MY PLANETS」を星空に向かって歌い上げ、奉納コンサートを終了した。

藤井フミヤは6月4日に日光東照宮・五重塔前でコンサートを予定しており、厳島神社に続き2週連続で世界遺産でのコンサートを開催する。

Follow @spice_mu