瀧川ありさ にインタビュー「同世代ミュージシャンが盛り上がっていて嬉しい」

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2016.7.30
瀧川ありさ

瀧川ありさ

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デビュー曲「Season」が、テレビアニメ『七つの大罪』のエンディングテーマを担当するなど、アーティストとしての活動に勢いを増している瀧川ありさが、東名阪のワンマンライブツアーを無事に終了した。9月には5thシングル「色褪せない瞳」の発売も決定し、シンガーソングライターとして注目を浴びる彼女に、自分のルーツや今の気持ちを語ってもらった。

――東名阪ツアーを終えられた瀧川さんですが、そもそもシンガーソングライターになろうと決めたキッカケはなんだったんですか?

小学生までは歌うことが好きだったので、“将来は歌手になりたいな”と漠然と思っていました。でも、あるとき物作りも好きなんだと気付いて、クラスメイトに自分が作ったオリジナルソングを聞いてもらったんです。そのときに今までの人生で感じたことのない喜びや楽しさを覚えて、本気でシンガーソングライターを目指そうと思いました。

瀧川ありさ

瀧川ありさ

――作曲をするにあたって、影響を受けたアーティストはいますか?

THE BLUE HEARTSですね。私の好きな音楽は、基本はバンドサウンドなんです。初めて聞いたときの、心に響いてきた感覚は今でも忘れません。
 

――ワンマンライブではロックチューン以外の曲もありましたが他に参考にされているアーティストはいますか。

松任谷由実さんや山下達郎さんをよく聞いていました。都会育ちなんですが、都会の雑踏が苦手でして……、お二人の曲を聞くと安心しました。もともとテレビっ子だったので、ドラマや映画などから自然と耳に入ってきた音楽のなかで特に好きなアーティストでした。
 

――好きな曲を挙げるとしたら。

松任谷由実さんは「ルージュの伝言」です。ジブリ作品を見ていたこともあるんですけれど、子供ながらに“バスルームに ルージュの伝言”っていうフレーズが印象に残っています。松任谷由実さんの曲から男女の関係やあこがれの存在、ドラマチックな表現を学びました。

山下達郎さんは『ジュブナイル』という映画の主題歌(JUVENILEのテーマ〜瞳の中のRAINBOW〜)を聞いて、壮大なスケールの歌詞に興奮しました。
 

――確か10歳くらいの小学生が主人公のSF映画ですよね。

そうです。当時、私も10歳くらいだったので、思わず感情移入してしまって。B面に入っていた人生をテーマにした歌詞の「アトムの子」もよく聞いていて、ワクワクしていました。

瀧川ありさ 撮影=野島亮佑

瀧川ありさ 撮影=野島亮佑

 

――テレビっ子だったということは、アニメもお好きだったんでしょうか?

1stシングルの「Season」はテレビアニメ『七つの大罪』のエンディングテーマに起用していただいたんですが、もともと原作ファンだったのでホントに嬉しかったです。まさか自分の音楽で作品を盛り上げることができる日がくるなんて……夢のようです。
 

――続けて、『終物語』のエンディングテーマにも楽曲が起用されていましたよね。

3rdシングルの「さよならのゆくえ」ですね。毎週『終物語』を見ながら、自分の曲を客観的に聞いていました。歌詞は自分で考えて作っているのに、作品を通して聞くと登場人物に当てはめて見ることが出来たので、新鮮さを感じました。
 

――アニメって必ず敵というかライバルのような存在がいると思うのですが、瀧川さんにはライバルはいますか?

自分がライバルみたいなところはあります。自分の殻を壊したいという思いが強くて、あまり周りを気にしないですね。
 

――他のアーティストさんを意識することはない?

むしろ、同世代のアーティストには刺激をもらっています! みんな個性がバラバラなので、それを活かしたパフォーマンスでいちファンとしていつも観ています。
 

――仲間意識を感じます。

私と同じ世代のアーティストが今の音楽業界で活躍してくれたら“よっしゃ!”って喜んじゃいます(笑)。ステージでその姿を見ることが出来たらすごく嬉しいです。そのなかで、自分も一緒にがんばっていきたいなと思っていて、お互いに切磋琢磨していきたいです。
 

――イベントを開いて、自分たちの音楽を披露したら面白そうですね。

いいですね! もっと対バンイベントをやっていきたいです。プロ同士のイベントは勉強になることも多いんですよ。他のアーティストさん同士のライブを見ていても参考になるパフォーマンスはたくさんあるので、出演者がそれぞれの想いを抱いてステージに立つ姿を一堂に観られるのは対バンならではですよね。
 

――そのなかで、いま一緒にステージに立ちたいアーティストやバンドはいますか?

『GLIM SPANKY』と『Suchmos』です。2バンドとも、お互い高校生のころから一緒にライブハウスで対バンしていたメンバーもいて、それぞれの音楽性が違うので、最近は対バンの機会がなかったんですよ。なので、同世代対バンを開催したら面白くなりそうですね。
 

――それでは最後にファンの方へメッセージをお願いします。

東名阪ツアーが終わったとき、言葉にならない感動があったんです。この想いを次の楽曲に詰め込んで皆さんに届けたいと思っています。ぜひ楽しみにしていてください!

瀧川ありさ 撮影=野島亮佑

瀧川ありさ 撮影=野島亮佑

 

文=野島亮佑

リリース情報
5thシングル 「色褪せない瞳」 

発売日:2016年9月7日(水)
~TVアニメ『七つの大罪 聖戦の予兆』エンディングテーマ~
5thシングル「色褪せない瞳」
2016年9月7日発売

■初回生産限定盤 CD+DVD
品番:SECL-1971~1972
価格:1,500円(税込)

■通常盤 CD
品番:SECL-1970
価格:1,300円(税込)

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