『仮面ライダーW』美ぼうの女優・飛鳥凛が初のヌードで新境地へ 中田秀夫監督初のロマンポルノ『ホワイトリリー』公開決定

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2016.8.14
『ホワイトリリー』 ©2016 日活 ©2016 日活

『ホワイトリリー』 ©2016 日活 ©2016 日活

中田秀夫監督初のロマンポルノ作品がタイトル『ホワイトリリー』として公開されることが決定した。 

同作は、生誕45周年を記念した日活ロマンポルノリブートプロジェクト『ROMAN PORNO REBOOT PROJECT』の一環として製作されるもの。『ROMAN PORNO REBOOT PROJECT』は、28年ぶりに完全オリジナルの新作日活ロマンポルノを公開する企画で、中田監督のほか、塩田明彦監督、白石和彌監督、園子温監督、行定勲監督ら第一線で活躍する監督が揃って参加。塩田監督の『風に濡れた女』が、第69回ロカルノ国際映画祭コンペティション部門に正式招待されるなど、早くも注目が集まっている。 

『リング』以降、「ホラーの巨匠」と呼ばれてきた中田監督は、日活助監督試験に合格後、ロマンポルノ撮影現場で小沼勝監督の元助監督として数々の現場で学んだが、監督デビューする前にロマンポルノの製作が終了した。今回のプロジェクトで積年の思いが叶い、満を持してのロマンポルノの監督を務めることになる。 

『ホワイトリリー』の主演を務めるのは、テレビドラマ『仮面ライダーW』に人気アイドル園咲若菜役で出演し、現在もドラマ『そして、誰もいなくなった』(日本テレビ系)などで活躍する美ぼうの女優・飛鳥凛。 飛鳥は同作で初のヌードを披露するなど、新境地に挑んでいる。

物語は、 傷ついた過去を慰めあうように寄り添い生きてきた二人の女性・はるかと登紀子を中心としたもの。彼女たちの‟秘密”に踏み込んできた男・悟によって、それぞれの愛が暴走をはじめるというものだ。 中田監督は、同作で初めてレズビアンの世界に挑み、歪んだ愛の果てにある女同士の究極の純愛を描く。 

以下は、飛鳥と中田監督のコメント。

飛鳥凛
この『ホワイトリリー』の主演に選んで頂いたことはとても光栄でしたし、自分の中でもまさに”挑戦”となる作品でした。中田監督は常に丁寧で細やかで穏やかで、撮影に臨む自分の支えとなって頂きました。この作品の雰囲気や世界観は、どこか懐かしく、女性ならではの機微を描いた作品なので、是非女性のお客様にも沢山観て頂きたいと思います。 
中田秀夫監督 
■作品について 
学生時代からロマンポルノの自由で反体制的な雰囲気に憧れがあり、私も監督するために日活に入社しましたが、監督になる直前に制作が途絶えてしまいました。そのため、今回オファーを受け、30年越しの想いを遂げられるという喜びで参加しました。 テーマをレズビアンにしたのは、物理的な到達点を目指す男女交わりではなく、エモーショナルな交わり合いを描く女性同士のラブシーンのほうが美しく耽美的に撮ることができるだろうと考えたからです。師匠として尊敬する小沼監督の作品はラブシーンにあそびがあり、象徴的な見せ方をしていました。耽美的な世界を自分の作品で生み出そうと考えた時に出て来たテーマがレズビアンだったのです。

■主演女優・飛鳥凛について
ロマンポルノの主演女優には、まずルックスの美しさが必要です。飛鳥さんはただ美しいだけでなく、現代的な女性の空気感を纏っており、さらにこの役を絶対に掴み取るんだという強い意志を感じる瞳が印象的でした。オーディションで初めて会った時に主人公のはるかは、彼女以外に考えられないと感じたのを覚えています。 レズビアンの女性という難しい役どころ、そして初めてラブシーンを演じるということで戸惑いもあったかと思いますが、はるかの持つ傷つきやすさや一途さ、激しさを飛鳥さん自身がもつ素質を活かして演じ切ることで、現代女性としての心の震えを繊細に表現してもらえたと思っています。 


映画『ホワイトリリー』は新宿武蔵野館ほか、今冬順次公開予定。

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