大阪城野音で迎えた音楽の夏『MORNING RIVER SUMMIT 2016』をレポート

レポート
音楽
2016.8.22
MORNING RIVER SUMMIT 2016 撮影=日吉 純平

MORNING RIVER SUMMIT 2016 撮影=日吉 純平

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MORNING RIVER SUMMIT 2016
2016年8月11日(木・祝)大阪城音楽堂

今、注目のアーティストが、多種多様なジャンルで交差するイベント『Morning River Summit 2016』が、8月11日(木)に大阪城音楽堂にて開催された。なんと11組もの豪華アーティストが出演し、更には料金も1000円と言う驚きのこのイベントも8回目を迎えた。今年も白熱のライブが行われたイベントの様子を、会場からレポートしたいと思う。

フラチナリズム

フラチナリズム 撮影=kazuyatanaka

フラチナリズム 撮影=kazuyatanaka

圧倒的なエンターテイメント性を見せつけた、今回のイベントトップバッターのフラチナリズム。SEが鳴ると、フロントメンバー3人が軽快なダンスと共に登場した。そしてこの日、一曲目に演奏されたのは、2016年8月3日(水)にリリースされたアルバム『ハーフ&ハーフ』から、SPEEDのカバー曲「Body&Soul」だ。モリナオフミ(Vo)の「おはよう! 目は覚めた? 次の曲は、海の波をイメージして手を振る曲をやるよ! ここを海にしよう!」と言うMCで、客席から上がった手がまさに波のように揺れた。最後の曲では、「Morning River Summitにいるみんなで乾杯がしたいんだ!」とフラチナリズム流の乾杯ポーズをオーディエンスに指導した。そして、景気の良いアッパーチューン「KAN&PAI-THE-WORLD-」が始まった。「KAN&PAI!」の歌詞と共に、先ほどの乾杯ポーズをとり、お客さんメンバー共に躍り狂う。途中には、三三七拍子を挟み、会場の一体感を更に高めた。ラストはメンバー全員が楽器を置き、4人でフロントに出て全力で会場を盛り上げにかかった。最後には「無事このイベントが成功しますように!」と、まるで騒ぎに騒いだ後の宴会の様に、全員で「乾杯!」と叫び、ライブを締めくくった。

リアクション ザ ブッダ

リアクション ザ ブッダ  撮影=日吉 純平

リアクション ザ ブッダ  撮影=日吉 純平

佐々木直人(Ba/Vo)の、繊細な色気を持った声に寄り添うような演奏が印象的なAメロから、Bメロでドラムロールが入り、サビで一気に感情を爆発させる力強い歌とサウンドが響く。1曲目の「君へ」は、新人バンドに対しては予備知識のない観客が多いであろうイベントの中、そのセンスと実力を一発で示したドラマチックなパフォーマンスだった。続く「Fantastic Chaos」は、佐々木がベースをスラップで弾きながら歌い、ギターの木田健太郎(Gt/Cho)は単音を細かく刻み、大野宏次朗(Dr)が打つビートの展開力がそれを支え、トリッキーながらぴったり息の合った高い技術で魅せる。そう、彼らは鍛え抜かれたロックバンドなのだ。MCでの、お盆渋滞に備えてかなり早めに埼玉を出発したにもかかわらず、想定を遥かに上回り、開始時間に間に合わないかもしれない不安に駆られながら、岐阜で新幹線に乗り換え、ぎりぎりで会場入りしたというエピソードがさらにライブ感を煽り、最後は疾走感のある「仮面」で盛り上げ次にバトンを。4曲という少ない曲数でしっかりと爪跡を残した。

佐々木直人(Ba/Vo)撮影=日吉 純平

佐々木直人(Ba/Vo)撮影=日吉 純平

Lenny code fiction

Lenny code fiction 撮影=kazuyatanaka

Lenny code fiction 撮影=kazuyatanaka

SEが鳴り響く中、メンバーが順番にステージに現れた。激しいギターリフが鳴り響き、タイトでストレートなロックンロールリズムに、客席が揺れ始める。「Lenny code fictionです。宜しく。8月31日(水)にメジャーデビューします」というMCの後、7月にMVが公開された「Key-bring it on,my Destiny-」を、力強く歌い上げた。曲が終わり、KANDAI(Dr)がリズムを刻み始めると、片桐航(Vo/Gt)は「これだけ沢山の人がいるから、何か一つ残していきたい。ここにある、小さな奇跡を歌います」と伝え、曲へと繋ぐ。熱いメッセージと、キャッチーなメロディーが会場全体に響き渡り、オーディエンスはそれに、大きな手拍子で答えた。彼らならではの、唯一無二な世界観を印象付けたライブであった。

Lenny code fiction 撮影=日吉 純平

Lenny code fiction 撮影=日吉 純平

LONGMAN

LONGMAN 撮影=日吉 純平

LONGMAN 撮影=日吉 純平

90年代半ば以降、バンドで高みを目指す若者たちの、ひとつの大きな主流であり続けるメロディックパンクをベースとしたスタイル。それだけに突出するのが難しい群雄割拠のシーンの中で、ひと際輝く愛媛からのニューカマーがLONGMANだ。結論から言えばその勢いを体感するには十分なステージだった。“ジャーンッ”というギターサウンドと共にSAWA YORIKI(Vo/Ba)のキュートな声が響いた瞬間、フロア前方の熱は一気にヒート。スカのビートに乗ったダンスやダイブ、熱いメロディーに手を振る波が巻き起こる。「SUNSET」では肩車された観客が観客を煽り盛り上がるシーンも。ファンが自由に楽しむ姿も実に魅力的だ。SAWAとHIROYA HIRAI(Gt/Vo)のツインボーカルの掛け合いが最もユーモラスに弾ける「1919」から最後の「Excuse」では、灼熱の太陽の下、まだまだと言わんばかりに熱狂のピークを塗り替える。このジャンルならでは、短い持ち時間の中で全7曲を演奏し、エネルギッシュな演奏と飛び抜けたメロディーセンスで畳みかけてくれた。

LONGMAN 撮影=日吉 純平

LONGMAN 撮影=日吉 純平

SpecialThanks

Misaki(Vo)撮影=kazuyatanaka

Misaki(Vo)撮影=kazuyatanaka

定刻時間頃ステージにMCが登場し、交通事情の為、出演時間が遅れるアナウンスがされた。程なくしてメンバーが到着し、Misaki(Vo)が「お待たせしております……すいません!」と伝え、サウンドチェックを終えると、間髪入れず全ての楽器が鳴り響き、yoshi(Dr/Cho)がマイクを手に「お待たせしました! SpecialThanksです! 本当すいません! 皆待っていてくれてありがとうございます! では行きますか!」と言い放ち、スラッシュなリフで始まる「Hey!You!」が演奏された。Misaki(Vo)の小柄な身体からは想像出来ないほどのパワフルなステージングと歌声で、ライブ開始を待ち望んだ客席を、一気に最高潮まで沸かせた。その後も、次々とアップテンポな曲を演奏し、ステージを余すことなく駆け回るメンバーの姿が印象的だった。Hiromu(Ba/Cho)の「もっと熱くなれますかー!」という問いかけに、全身全霊で答えるオーディエンス。MCを挟み4曲を演奏し終えた後、「呼んでくれて、そして観に来てくれてありがとう!」と伝え、ラストの「DOUNARUNO!?」では、暑さもトラブルも全て吹き飛ばすような、エネルギッシュに満ち溢れたパフォーマンスを見せてくれた。

SpecialThanks 撮影=kazuyatanaka

SpecialThanks 撮影=kazuyatanaka

The Winking Owl

The Winking Owl  撮影=日吉 純平

The Winking Owl 撮影=日吉 純平

海外のオルタナティヴロックやエモーショナルロック、ニューメタルなどからの影響を感じさせるサウンドと、爽快で艶やかなだけではなく、どこか影を感じさせる、このバンドならではのポップという概念に対する美学が炸裂したステージだった。1曲目「Open Up My Heart」から、その個性的な世界観で観客を圧倒。打ち込みビートから入るエレクトロニクスとのミクスチャー感覚が抜群に効いた「Here For You」では、ダンサブルなグルーヴと共に、日本語と英語が溶け合うように往来するからこそ生まれるメロディーが響き渡り、この日のパフォーマンスにおける決定打を放つ。続いては、KenT(Dr)が刻む4つのキックに乗せて、この日に対する感謝の気持ちを目一杯話すLuiza(Vo)のアイコンたる存在感が、会場のボルテージをさらに高めてからの、抜けが良い「This Is How We Riot」。Yoma(Gt)のスタイリッシュな佇まいさながらのしなやかさにパワーも兼ね備えたプレイ、Ranmalu(Ba)のクール且つ弾けた動きから描かれるベースラインの牽引力も凄まじい。各メンバーの個性が最も色濃く現れる激情型ナンバー「Sparkle Light」から最後は「Bloom」へと。今年2016年5月にリリースされたアルバム『BLOOMING』から“世界照準”の全5曲に、新たな音楽の扉を開かれた初見の観客もかなり多かったのではないかと思う。

Luiza(Vo) 撮影=日吉 純平

Luiza(Vo) 撮影=日吉 純平

 

Shiggy Jr.

Shiggy Jr. 撮影=kazuyatanaka

Shiggy Jr. 撮影=kazuyatanaka

サウンドチェック中も、手を振り客席とのやり取りを楽しむ池田智子(Vo)が、「みなさん、本番ももっともっと盛り上がってくださいねー!」と元気いっぱいに伝え、一旦ステージ脇へ。しばらくするとSEが流れ、座っていたオーディエンスが一斉に立ち上がる。池田智子(Vo)の「大阪——!盛り上がって盛り上がっていけますかー!」の声と同時に、一曲目はメジャーデビューシングルである「サマータイムラブ」から始まった。夏の青空を思い浮かばせる様な、シンセサイザーの音色と、キャッチーなメロディーに、会場全体が自然と笑顔に溢れた。次に演奏されたのは、MVも公開され、2016年8月24日(水)にリリースされる4枚目シングル「Beautiful Life」を演奏し、ガッチリとオーディエンスのハートを掴んでいく。ライブ中盤では、“ガンバレ日本”“シギー夏の陣”と 書かれた旗を森夏彦(Ba)が持ち、客席やステージを駆け回った。「3! 2! 1! ジャンプ!」の声で一斉に飛び跳ねたり、大阪からオリンピックにエールを送ろうと『大阪CHACHACHA』と書かれたうちわを手にし、多彩なコールアンドレスポンスで、オーディエンスを楽しませた。こういった楽しませ方のバリエーションの多さも、Shiggy Jr.のライブの見所ともいえるだろう。最後は、池田智子(Vo)の「ありがとうございます!お水ちゃんと飲んでくださいね!大阪でのワンマンも待ってます!」と、最後まで笑顔と元気いっぱいの姿でライブを終えた。

オーディエンス 撮影=kazuyatanaka

オーディエンス 撮影=kazuyatanaka

 

I Don’t Like Mondays.

I Don't Like Mondays. 撮影=日吉 純平

I Don't Like Mondays. 撮影=日吉 純平

ファンキーなリズム隊と洒落たギターのコードカッティングが生む、柔軟で爽快なグルーヴが心地良く体を揺らすディスコナンバー「FIRE」からスタート。続く「TOKYO BROTHERS」は、ミドルテンポの腰にくる土臭いファンクでありブルーズでありロック。タイトル歌詞を“OSAKA”に変えての明快なコール&レスポ ンス、伝統的でスキルフルな“これぞギターソロ”もしっかり堪能させてくれる、濃厚で豊潤なパフォーマンスが熱い。こういったオーセンティックなバックグラウンドが根にあってのバンドの個性が、昨今のモダンディスコブギー/ニューディスコブームともリンクしてくる中で、“本物”を感じさせてくれるのだと思った。3曲目はアンセミックなサビのメロディーから入る「LOVE YOURSELF」。頭2曲で振り幅の広い実力をしっかり見せてくれた流れがあってのそれが生む会場の一体感は圧巻。卓越した力を存分に発揮してのラストは、「大阪どうもありがとう。最後にこの曲で夏を感じたいと思います」というMCがきて「WE ARE YOUNG」。ダンスフロアから明日への希望が見えるスケールの大きなナンバーだ。照り付ける太陽の光にスピリチュアルを感じるほどに躍動する歌と演奏が 響き渡る、グルーヴィーで感極まる締めだった。

I Don't Like Mondays. 撮影=日吉 純平

I Don't Like Mondays. 撮影=日吉 純平

LAMP IN TERREN

LAMP IN TERREN 撮影=kazuyatanaka

LAMP IN TERREN 撮影=kazuyatanaka

会場BGMが消え、セミの鳴き声だけが響く会場に、タオルを掲げメンバーが入場。ギターの音が鳴り響き、松本大(Vo/Gt)が「LAMP IN TERRENです!宜しく!」と叫ぶと、ドラムカウントが入り曲へと流れる。エモーショナルな歌詞と力強い歌声が、夕暮れ時の雰囲気と混じりストレートに胸に刺さる。サビに近づくにつれ、上がっていく客席の手を、夕日混じりの太陽がゆっくりと照らしていた。「涼しくなってきて夕暮れのこの会場に似合うかなと思い、用意してきた」という「とある木洩れ日より」が演奏された。MCでは、松本大(Vo/Gt)が「今日は色々なトラブルもあったけど、だからこそ今日が物凄く特別と感じて、楽しい気持ちで4曲歌わせてもらってます。聞いてくれて、ありがとうございます!」と伝え、最後の曲に「キャラバン」が演奏された。今までの思い出と、これからも出発であるという思い、そしてポジティブな歌詞に、会場にいた全員が勇気付けられたに違いない。

松本 大(Vo/Gt) 撮影=kazuyatanaka

松本 大(Vo/Gt) 撮影=kazuyatanaka

藤原さくら

藤原さくら 撮影=日吉 純平

藤原さくら 撮影=日吉 純平

リハーサルで軽やかに「Ellie」を披露。会場全体に和やかなムードが漂う。一旦ステージ袖に捌け、まずはサポートのバンドメンバーが登場し、「We Are You Are」のイントロを演奏。ソフトなサウンドに乗って本人が登場し軽やかに歌い始める。そのあまりにもナチュラルな入りは、ここまでの出演者がフィジカルの強さを前面にそれぞれの個性を表現していたこともあって、逆に強いインパクトを与えられた。彼女の生まれ年をタイトルにした「1995」は、その前の「こんなにたくさんのアーティストを1000円で見られるなんて“神イベント”」という若者らしいユーモアを交えたMCと、ビタースウィートな歌声とのギャップで、曲に入ったときの大人っぽい色気がより際立つ。基本的に低い声が魅力的なイメージの強い彼女であるが、続く「嘘つき」ではトラッドな側面から、「BABY」ではほのぼのとした空気から、高音域のサビを歌い上げ、多面的な歌の魅力を披露したあと、MCでサポートメンバー1人1人を紹介。ギターに柳下"DAYO"武史、ドラムに宮原"TOYIN"良太はSPECIAL OTHERSから、ベースは砂山淳一、キーボードに村岡夏彦、変動することはあるが毎度本人も「超豪華」と褪せることのない新鮮な気持ちとリスペクトを表する、贅沢なメンバーだ。「4月にドラマに出まして、その曲を。好きな人を思いながら聞いてください」と月9ドラマ『ラブソング』の主題歌「Soup」、そして今年2016年2月にリリースされたアルバム『good morning』から「かわいい」とヒット曲を続け、最後には各メンバーのソロパートも堪能させてくれる至福のフィニッシュ。様々なスタイルのアーティストが出演するイベントに集まった、幅広い趣味趣向を持つ観客のハートを、終始落ち着いたスムースなグルーヴで静かに優しく掴む。気持ち良さそうに揺れながら、その場を動く人がほとんどいなかったことが、この日のステージの素晴らしさを物語っていた。

藤原さくら 撮影=日吉 純平

藤原さくら 撮影=日吉 純平

sumika

sumika 撮影=kazuyatanaka

sumika 撮影=kazuyatanaka

12時から始まったイベントも19時を回ったところ、この日のトリを飾るのはsumikaだ。リハーサルから観客を大いに盛り上げ、「本番はこの15倍はいくんで」と強気な姿勢を見せつつ、暑さに耐えてきた観客の体力を気遣いながら「FUN」でスタート。自分達は全力で演奏するだけ、しかし真夏の過酷な状況による受け取り手の印象もしっかり踏まえた、誰一人置いていきたくないという姿勢に多くの人が胸を打たれたのではないだろうか。一体となって手を掲げる観客を中心に、座ってうちわを仰ぎながらも歌う人も、マイペースに体を揺らす人もいる。会場全体が、思い思いに彼らの気持ちに応えんとするハッピーな空気に満ちていた。小川貴之(Key/Cho)が正式加入したことで、その音色が2トーン/スカの色合いを強める「ふっかつのじゅもん」と、ジャズやカントリー風のアレンジが効いた2016年第1弾シングル「Lovers」は、昨今の日本のロックシーンにおけるトレンドと、オーセンティックな音楽の要素が、抜群のメロディーセンスという魔法で溶け合い、彼らのネクストレベルを強く感じさせてくれた。その「Lovers」の最後、空間的な癒しを持った三拍子のアレンジから壮大なバラード「溶けた体温、蕩けた魔法」の感動的な流れには、思わず涙を流すファンの姿も。「1番は俺たちが歌って、2番からはあなたたちが歌う歌でもあるんだ」という言葉からの「伝言歌」は、タイトル通りに彼らから観客に歌い継がれた見事な大合唱が、星のない大阪の夜空に彩りを加え、皆で作るライブが完成した瞬間だった。途中と最後、イベントの制作スタッフがいて、なによりそこに遊びに来た1人1人がいて“音楽”は完成するという旨の言葉を繰り返す片岡健太(Vo/Gt)。おそらくどれだけ言っても感謝が溢れてきて抑えきれないのだろう。ある意味、不器用な彼の姿が本当に眩しく、「こちらこそありがとう」という思いを胸に、筆者は帰路に付いた。

sumika 撮影=kazuyatanaka

sumika 撮影=kazuyatanaka

MORNING RIVER SUMMIT 2016

MORNING RIVER SUMMIT 2016

 
取材・文=TAISHI IWAMI・けんじろ〜 撮影=kazuyatanaka日吉 純平 
 
初回掲出時に記事内の表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします
イベント情報
MORNING RIVER SUMMIT 2016
日時:2016年8月11日(木・祝)
会場:大阪城音楽堂
出演者:フラチナリズム / リアクション ザ ブッダ / Lenny code fiction / LONGMAN / SpecialThanks / The Winking Owl / Shiggy Jr. / I Don’t Like Mondays / LAMP IN TERREN / 藤原さくら / sumika
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