『バイオハザード~ヴォイス・オブ・ガイア~』柚希礼音がネタバレギリギリ会見!「見どころはいちばん最後の…いちばん最後!」
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ミュージカル『バイオハザード~ヴォイス・オブ・ガイア~』 ©GEKKO
元宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音が主演を務めるミュージカル『バイオハザード~ヴォイス・オブ・ガイア~』が初日を迎え、直前となる9月30日(金)、赤坂ACTシアターにて公開稽古を披露した。
原作は、1996年に発売されたサバイバルホラーゲーム「バイオハザード」。シリーズ累計出荷本数6800万本を誇る大人気ゲームだ。人類を滅亡させてしまう危険なウィルス、そして感染してゾンビになってしまった者たちと人類の壮絶な戦いを、演出を務めたG2が人間味あふれるオリジナルミュージカルに生まれ変わらせた。
ミュージカル『バイオハザード~ヴォイス・オブ・ガイア~』 ©GEKKO
柚希が演じるのは、何かの事情で記憶を失い、自分自身を探しつつ、凛々しく大胆不敵に敵に立ち向かっていく女性、リサ・マーチン。
公開稽古前に会見に臨んだ柚希は、稽古中を振り返って「稽古を重ねてきたが、まだまだもっと稽古したいと思うくらい。今の自分を精一杯出して、リサ・マーチンとして千秋楽まで成長していきたい」と意気込みを見せる。
ミュージカル『バイオハザード~ヴォイス・オブ・ガイア~』 ©GEKKO
今回、退団後初のミュージカル出演となる点について、「お芝居をするというのはとても楽しいんだなって思いました。コンサートなどで柚希礼音として出るのもすごく好きなんですが、役になることがすごく好きなんだな」と改めて感じたという。
柚希礼音
稽古中を振り返る柚希。「『バイオハザード』ということなので、すっごいかっこよくて、ほぼババーッと(撃ち合い)のようなイメージを持っていたんですが、人間ドラマを描いてくださって、終始戦い続けているだけではなく、人間性や周りとの関係をもしっかり描いている作品になりました」また、「稽古中は毎日筋肉痛で。普通は筋肉痛になる期間があって、その後慣れる、を繰り返すんですが、毎日違うところが筋肉痛になって。身体を使うミュージカルですね」
作品の見どころは?という質問に「…一番最後の(しばし考えて)…一番最後!(笑)」あやうくネタバレを口にしそうになりこらえて回答すると、詰めかけたマスコミから思わず笑い声が。その後、話の流れでちらっとリサの過去に触れてしまったときも「…ってこれはネタバレか~」と、柚希の魅力の一つでもある、まったりとした話し方で自分を制止し、またマスコミを笑わせていた。
「あと(スペシャルダンサーの)YOSHIEさんと二人で踊るところは毎回感動しながら踊っています!」
柚希礼音
なお、本作の製作発表のときに、「バイオハザード」のゲームが全然うまくならない、とこぼしていた柚希、その後上達したのか?という質問については「やっぱり上達はしなかった。でもすごく上手なお友達がやってくれるのを横から見るというのが最高に楽しかったです。倒し方だけ教わって『今!』って時だけ変わってもらって…世界観を見ることができました」と照れくさそうに笑う。ゲームを通して「銃の持ち方とか、歩き方、男役の時でもいけないけど、普通の女でもいけないというスタンスをゲームから学びました」
ミュージカル『バイオハザード~ヴォイス・オブ・ガイア~』 ©GEKKO
舞台では、凛々しく熱く、激しいアクションもさることながら、時には美しい女性として男性キャストとの絡みで魅了する場面もあり、柚希ファン必見の舞台といえよう。
そして、横田栄司、渡辺大輔、平間壮一、海宝直人(東京公演)村井成仁(大阪公演)、KYOHEI、壤晴彦、吉野圭吾という、いずれもミュージカル界で活躍する実力派たちが、まるで海外の大人気ミュージカルかと思うくらいの壮大かつ迫力たっぷりの楽曲を歌い上げる。
ゲームの「バイオハザード」を知らない、やったことがない人も心配無用。十二分に楽しめるミュージカルだ。
「銃を構えるポーズを」とリクエストしたところ、「今、銃持ってないんで~」まったりトークで返されました(笑)
(取材・文・撮影:こむらさき)
■日時・会場:
2016年9月30日(金)~10月12日(水)赤坂ACTシアター
2016年11月11日(金)~16日(水)梅田芸術劇場メインホール
■脚本・演出:G2
■作曲・音楽監督:和田俊輔
■出演:柚希礼音/横田栄司、渡辺大輔、平間壮一、海宝直人(Wキャスト東京)・村井成仁(Wキャスト大阪)、KYOHEI/壤晴彦/吉野圭吾 ほか
■原作:CAPCOM (ゲーム『BIOHAZARD』)
■監修:小林裕幸(CAPCOM)
■企画・制作・主催:梅田芸術劇場
■公式サイト:http://musical-biohazard.com/