ちりばめられた官能的な映像、板尾創路の「感じるんだ」と叫ぶ声 行定勲監督の初ロマンポルノ『ジムノペディに乱れる』予告
-
ポスト -
シェア - 送る
©2016日活
11月26日公開の映画『ジムノペディに乱れる』の予告編が公開された。
『ジムノペディに乱れる』は、行定勲監督の初ロマンポルノ作品で、日活ロマンポルノ誕生45周年を記念した企画『ロマンポルノリブートプロジェクト』の一環で製作された。同プロジェクトでは、行定監督のほか塩田明彦監督、白石和彌監督、園子温監督、中田秀夫監督らが完全オリジナルの新作ロマンポルノを28年ぶりに発表する。『ジムノペディに乱れる』は、先日行われた第21回釜山国際映画祭でのワールドプレミア上映され、キム・ギドク監督が「全く飽きさせず美しい物語に仕上がっている」などと絶賛。芦那すみれ、岡村いずみら女優陣についても「女性がもつエネルギーを感じさせられるキャラクターでとても好感をもちました」とコメントするなど高い評価を得た。
公開された予告編には、生誕150年を迎えたエリック・サティの名曲「ジムノペディ」の調べにのせ、板尾創路演じる映画監督・古谷と女性たちの官能的な関係を想起させる映像がちりばめられている。また、古谷が女性たちの肌のぬくもりに助けられながら、失った何かを探し求める姿も描かれている。同作は、中央線沿線が舞台になっており、ロマンポルノにも深い関わりがある映画監督の実話エピソードにもインスパイアされているとのこと。終盤に登場する 「感じるんだ」というセリフには、「不感症で不寛容な時代へ一石投じる」ものだという。
同作では、芦那、岡村ら2人のヒロインだけでなく、田山由起、 田嶋真弓、木嶋のりこ、西野翔らが演じるさまざまな年齢層の女性たちが官能的に乱れる姿にも注目。また、ロマンポルノを代表する女優・風祭ゆきのカメオ出演は、 かつてファンも必見だ。
映画『ジムノペディに乱れる』は11月26日(土)より新宿武蔵野館ほか順次公開。
映画『ジムノペディに乱れる』
©2016日活
2016年11月26日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督:行定勲 出演:板尾創路 芦那すみれ 岡村いずみ ほか
脚本:行定勲・堀泉杏 撮影:今井孝博 照明:中村裕樹 美術:相馬直樹 録音:伊藤裕規
編集:今井剛 音楽:めいなCo.音響効果:岡瀬晶彦
©2016日活