EXILE THE SECOND、三代目JSBが夢の3日間を締めくくる テレビ朝日ドリームフェスティバル 2016・3日目
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE 撮影=岸田哲平
テレビ朝日ドリームフェスティバル 2016・DAY3 2016.10.24 代々木第一体育館
EXILE THE SECOND
EXILE THE SECOND 撮影=岸田哲平
「SPECIAL DAY」と位置づけられた『テレビ朝日ドリームフェスティバル 2016』最終日、その先陣を切って登場したのはEXILE THE SECONDだ。現在、彼らがリリースしているシングル三部作のミュージックビデオをアレンジしたオープニングムービーが流れると、早くも代々木第一体育館は大歓声で包まれる。
そして、全身黒で統一した衣装に身を包んだ6人がステージに登場。横一線に整列し、拳を高く掲げた。それだけでかなり吸引力のある画だったのだが、そこからEXILE SHOKICHIの「ドリームフェスティバル、盛り上がっていこうぜ!」という叫び声を合図に轟く、強烈な爆発音! そのまま「WILD WILD WILD」でライブをスタートさせ、会場をすさまじい興奮で包み込むと、立て続けに「YEAH!! YEAH!! YEAH!!」へ。雄々しいトラックから一気にパーティーモードにシフトチェンジすると、ステージ下から勢いよくスモークが噴出。バックダンサーとして登場したTHE RAMPAGEも華を添えるなか、SHOKICHI主導のコール&レスポンスから「代々木のみなさん、一緒にあそぼ!」と、「ASOBO! Feat.Far East」に突入した。生バンドによる強烈なグルーヴもあいまって、会場の熱気がひたすら高まり続けていく。そして、橘ケンチ、EXILE TETSUYA、黒木啓司、EXILE AKIRAが力強いダンスソロで魅せると、「最後までたのしんでいきましょう!」と、EXILE NESMITH。SHOKICHIもオーディエンスに声を求め、休むことなく連打された「One Time One Life」「HEAD BANGIN'」は、至近距離のセンターステージで大迫力のパフォーマンスを繰り出し、オーディエンスを喜ばせていた。
EXILE THE SECOND 撮影=岸田哲平
ここでボーカル2人をステージに残して、パフォーマーの4人は一度舞台袖へ。キーボードが柔らかな音を奏で始めると、「この激しさからの……(笑)」「急にね(笑)」と、笑い合うSHOKICHIとNESMITH。2人でMCをはじめたのだが、NESMITHがイベント初日を客席で見ていたという話には客席から驚きの声が上がっていた。「名だたるアーティストの方々から渡ってきたバトンを、僕らがこの後にしっかり繋いで、イベントのファイナルを飾りたいです」とNESMITH。SHOKICHIは今週末からスタートするアリーナツアーへの意気込みを話した後、2人で「Missing You」を披露。AKIRAが加入した現体制以前のバラードナンバーをしっとりと歌い上げると、パフォーマーの4人が再びステージに戻り、「懐かしい曲を」とアナウンスされたのは、二代目J Soul Brothersの「let it go」。イントロが流れた時点で客席から驚きと歓喜の声があがった名バラードを、2人の美しいハーモニーがさらに感動的なものにしていた。
轟き始めた強烈なビートが後半戦開始の合図を告げると、「Shut up!! Shut up!! Shut up!!」「SUVIVORS feat.DJ MAKIDAI from EXILE」を2連発でパフォーマンスして客席のテンションを再びピークまで高めてから届けられたのは、新曲の「RAY」。ポジティブで暖かみのあるサウンドに触発されるように、オーディエンスも大きく手を横に振っていた。続く「HERE WE GO」では、ステージに再びTHE RAMPAGEが登場。熱気に満ちている会場の温度を、何度も立ち上がる火柱がさらに熱くする。そんな状況からさらにBPMをぐっとあげて、ラストナンバーの「Going Crazy」になだれ込んでいったのだが、途中で音がストップ。「ラストチューン、そんなもんだとは言わせないぞ! タオル持ってる人……持ってない人もいる? 持ってない人は服とか脱いで、それ回しちゃって! 帽子とか靴でもなんでもいいや。がっちり振り回して、ひとつになって終わろうぜ!」と、すでに上半身裸になっているSHOKICHIが煽る! そうして客席全員が一体となってタオルを振り回す強烈なパーティー空間を作り上げたEXILE THE SECONDは、今年のドリフェス最後の1組にバトンを渡した。
EXILE THE SECOND 撮影=岸田哲平
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE 撮影=岸田哲平
3日間に渡って行なわれた『テレビ朝日ドリームフェスティバル 2016』。今年のクローザーを務めるのは、同イベント最多出演となる三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEだ。凄まじい嬌声で迎えられた彼らが1曲目にチョイスしたのは「R.Y.U.S.E.I」! いきなりの大ヒットナンバー降臨に歓喜するオーディエンスのボルテージを、一世を風靡したランニングマンが更に上へ上へと引きずり上げていく。サングラスをかけた今市隆二と登坂広臣が力強く歌い上げる中、パフォーマーのNAOTO、小林直己、ELLY、山下健二郎、岩田剛典も、実に楽しそうに客席を見渡しつつ、キレキレのダンスを繰り出していた。
続く「BREAK OF DAWN」では、EXPGのスクール生達が青と黒のフラッグを振り回して華々しく盛り上げれば、「MUGEN ROAD」「STORM RIDERS feat.SLASH」では、バックバンド(EXILE THE SECONDとは別のメンバーで構成されていた)によるダイナミックな演奏が、ロック色強めな楽曲達をより雄々しいものとして会場に響かせる。ELLYのラップが飛び出す「Feel So Alive」では、7人がセンターステージに移動。パフォーマー陣が入れ替わりでダンスソロを見せつけ、ラストは強烈な爆発音と共に暗転するというハイライト連発のステージは、まさにエンターテイメントという名にふさわしいものだった。
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE 撮影=岸田哲平
MCでは今市が「EXILE THE SECONDさんのパワーに負けないようにパフォーマンスしていこうと思っているので、最後までよろしくおねがいします!」と今日の意気込みを絶叫。そこからメンバー紹介を兼ねてひとりひとりが話し始める。山下は「盛り上がってますか!」と客席に呼びかけ、返ってきた大音量の声に喜び、「久々の三代目、くそテンションがあがってます! みなさんに会いたかったです!」と岩田も笑顔。センターステージを挟んで上手側、下手側をそれぞれ煽り「両方勝ち」とELLYがジャッジしたり「世間は秋だというのに、この熱さはなんですか! 今東京で熱いのはどこですか!?」と盛り上げたNAOTOが、「さっきの爆発音が大きくてビックリした。暗転で終わってよかった(笑)」と、安堵の表情を浮かべるなど、彼らのパーソナリティが伝わるMCでも客席を沸かせていた。
そのなかで、小林はまもなくリリースされる新曲「Welcome to TOKYO」について言及。残念ながらこの日は披露されなかったが、「かなりのアゲ曲なんで、楽しみにしていてください」とのことだ。期待に高まる客席に向け、「僕らも最後まで楽しみながらやろうと思っています」と、登坂がゆっくりと話した後に披露されたのは「Unfair World」。パフォーマー達が優麗に舞い踊る中、ドラマティックなバラードを今市と登坂は情熱的に歌い上げていた。
余韻に浸る会場のギアを再びあげたのは、「Summer Madness feat.Afrojack」。クラップにダンスにと、オーディエンスと一体となって歌い踊り、「(YOU SHINE)THE WORLD」では、再びEXPGのスクール生達が登場。会場全体がタオルを振り回す壮観な光景を作りだし、“J SOUL”のコール&レスポンスを巻き起すと、そのまま「BRIGHT」へ。伸びやかな歌声が彩るポップチューンは、会場全体をまさにブライトなオーラで包み込んでいた。そのなんとも暖かな空気をよりハッピーなものへと昇華するように、「O.R.I.O.N.」では金色のテープが空高く発射され、オーディエンス達は大興奮しながら何度もジャンプを繰り返していた。その光景には、「ドリフェスやばいっすね」と興奮を隠せない今市と登坂。そして「デカい声出して踊りましょう!」と、ラストチューンとして「J.S.B. DREAM」を披露した。大きな火柱が何度も立ち上がるなか、スタイリッシュなトラックとワイルドなパフォーマンスで、述べ3万3000人を動員した3日間に及ぶ夢の祭典を美しく締め括ったのだった。
取材・文=山口哲生 撮影=岸田哲平
撮影=岸田哲平
1. WILD WILD WILD
2. YEAH!! YEAH!! YEAH!!
3. ASOBO! Feat. Far East
4. One Time One Life
5. HEAD BANGIN’
6. Missing You
7. let it go
8. Shut up!! Shut up!! Shut up!!
9. SURVIVORS feat.DJ MAKIDAI from EXILE
10. RAY
11. HERE WE GO
12. CLAP YOUR HANDS
13. Going Crazy
三代目 J Soul Brothers
1. R.Y.U.S.E.I.
2. BRAK OF DAWN
3. MUGEN ROAD
4. STORM RIDERS feat.SLASH
5. Feel So Alive
6. Unfair World
7. Summer Madness feat.Afrojack
8. (YOU SHINE)THE WORLD
9. BRIGHT
10. O.R.I.O.N.
11. J.S.B. DREAM
興奮の3日間をもう一度!
今年のドリフェスの模様がCSテレ朝チャンネル1で、2017年1月に放送されることが決定した。
豪華アーティストによる夢のステージを一挙5時間にわたって目撃できるチャンス、お見逃しなく!
※テレビ朝日ドリームフェスティバル2016の全ての演目が放送されるわけではありません。
【テレ朝チャンネル1】
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→ 視聴方法 http://www.tv-asahi.co.jp/ch/method