オダギリジョー、『深夜食堂』の松岡錠司監督により公開処刑!

レポート
イベント/レジャー
2016.11.5

人気シリーズの映画化第2弾『続・深夜食堂』の初日舞台挨拶が11月5日に丸の内TOEIで開催。小林薫、佐藤浩市、河井青葉、池松壮亮、小島聖、不破万作、綾田俊樹、多部未華子、オダギリジョー、松岡錠司監督が登壇した。シリーズを手掛けてきた松岡監督は、レギュラー出演してきたオダギリジョーの仰天ネタを暴露して笑いを取った。

まずは主演の小林が「深夜食堂」のドラマシリーズの第2弾が始まった時、松重豊から「これ、奇跡みたいなもんですよ」と言われたという感慨深いエピソードを披露した。「奇跡的だと思えるのはキャストのレギュラー陣やゲストの方々、スタッフのみなさんがそれぞれプロの仕事をなさっていること。そういうのは映画でもドラマでもなかなかない。奇跡的な作品になっているなと思いました」。

松岡監督も「最初の頃を思い出し、その頃の極限の低予算を考えると、ここまでこつこつやってくると開くことがあるんだなと思いました」と感慨深い表情を見せる。また最初に「深夜食堂」を引き受けた時にやりとりをしたオダギリジョーとの話を打ち明けた。

「当時、初めてドラマをやるので、オダギリさんに電話をして『ちょっと違うことをやろうかなと思ってさ』と言ったら、彼が『ええ!そうなんですか?どんな仕事を?』と聞かれて。彼は僕が映画監督をやめるととらえたようで。そこまで心配される状況だったのかとびっくりしました」と言う松岡監督にオダギリは苦笑い。

さらに、MCから振られた質問を「聞いてなかった」と言ったオダギリに松岡監督は「海外の反応についてだよ」とツッコミを入れて公開処刑状態に。オダギリは「アハハ。何でこんな人前で怒られなきゃいけないの。来なければ良かったわ」と笑い、会場は大爆笑。続いて「監督も僕もアジアで賞をいただいて。それもこれもすべてこの作品のおかげだなと。アジアで人気がはっきり見えていて、Netflixで放送したことで、ニューヨークタイムズにも取り上げられたそうで。海外の反響はうれしいなと思います」としっかり喜びを語った。

『深夜食堂』の原作は深夜だけ営業する“めしや”を舞台にした安倍夜郎の人気コミック。ドラマ「深夜食堂」は韓国や中国・台湾でもリメイクされ、またNetflixでも新シリーズが10月21日より全世界190か国で同時配信中だ。最後に11月5日は「いいご縁の日」ということで、大きな五円玉のオブジェをバックにフォトセッションを行った。【取材・文/山崎伸子】
 

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