山崎賢人が折木奉太郎&広瀬アリスが千反田える、『氷菓』実写映画化

ニュース
アニメ/ゲーム
イベント/レジャー
2016.11.22
 ©2017「氷菓」製作委員会

©2017「氷菓」製作委員会

米澤穂信原作の実写映画『氷菓』が、2017年に全国で公開されることが発表された。

京都アニメーションによってテレビアニメ化もされた、米澤の青春ミステリー小説『古典部』シリーズをもとにした同作。「やらなくてもいいことならやらない」をモットーにする高校1年生・折木奉太郎と、好奇心の塊のような女子生徒・千反田えるを中心とした「古典部」の面々が、33年前に発行された古典部の文集『氷菓』と学園祭に秘められた謎を探る様を描く。

抜群の推理力を誇る奉太郎役を山崎賢人、「わたし、気になります!」が口癖のえる役を広瀬アリスが演じる。監督と脚本は『バイロケーション』の安里麻里。

山崎は奉太郎役を演じるにあたって「折木という役は『無駄な事が嫌いな省エネ主義者』という人物なので感情や動きに無駄が無いように気をつけました」とコメント。広瀬は「山崎賢人くんとは3回目の共演なのでいい意味で緊張せず、お互いを高めあいながらお芝居出来たと思います」と語っている。

なお原作小説『古典部』シリーズの約6年ぶりとなる最新刊『いまさら翼といわれても』が、11月30日に刊行される予定だ。

山崎賢人のコメント

とても素敵な作品なので参加できて嬉しいです。この物語自体ミステリー要素もあり、それ以上の要素も楽しめるお話でした。
その中で折木という役は「無駄な事が嫌いな省エネ主義者」という人物なので感情や動きに無駄が無いように気をつけました。
そして以前作品でお世話になった安里監督やキャスト達と力を合わせて、とても素敵な作品になったと思います。
ほろ苦い青春ミステリーを是非楽しんでいただけたら嬉しいです。

広瀬アリスのコメント

氷菓はアニメや漫画で有名な作品で聞いたことはありました。オファーをいただいた際は素直に嬉しかったです。
久々の制服ということにも少しテンションがあがりました。どんな作品になるんだろうと撮影を凄く楽しみにしていました。
原作は客観的に読んで面白かったです。簡単な謎解きではなくもっと複雑で読む手が止まらなかったです。それぞれ登場人物たちも色がしっかりあって、面白いなと思いました。
役作りはとにかくリハなどで掴んで行ったという感じです。アニメや漫画のイメージが大きくなってしまいがちですがあくまで今回は小説の実写化なのでクランクインする前に何度も何度もリハを重ねて、監督とも「千反田える」という女の子について話し合いました。山崎賢人くんとは3回目の共演なのでいい意味で緊張せず、お互いを高めあいながらお芝居出来たと思います。
(完成した作品を見て)落ち着いた空間の中に古典部のゆったりとした時間が流れていた気がしました。とにかく映像が綺麗で、原作の空気感がより一層出せたんじゃないかなと思いました。飛騨高山にも行かせていただいて実際に描かれている場所だからこそ出せる雰囲気もしっかりとありました。
学園もの=恋愛が多いですが今回の氷菓という作品は学園ミステリーということでまた新しい形の青春が味わえると思います。
原作ファンの方にも是非見て頂きたいと思っています。全く違ったカラーをもったそれぞれの登場人物の噛み合ってるようで噛み合ってないやりとりにも是非注目して頂きたいです。

米澤穂信のコメント

なにしろ原作は若い頃に書いたものですから、台詞のひとつひとつに照れてしまい、ややいたたまれない気にもなりましたが、本題たる三十三年前の謎に入ると演出の一層の冴えに引き込まれ、我知らず見入って、『氷菓』とはなるほどこういう話であったかと深く感じ入りました。

CINRA.NET
シェア / 保存先を選択