水曜日のカンパネラ 奇抜なのに清々しいぐらいにポップ、水カンの“面白さ”を『SUPERMAN』から探る
水曜日のカンパネラ
2016年はついにメジャーデビューを果たし、お茶の間にも進出中の “水カン”こと水曜日のカンパネラ。主演・歌唱のコムアイ、ほぼすべての楽曲を手がけるサウンドプロデューサーのケンモチヒデフミ、グループの首謀者兼マネージャーでもあるDir.Fからなる彼らが、2月8日にメジャー1stフルアバム『SUPERMAN』をリリースする。本格的なエレクトロなトラック、ユーモラスな歌詞、透明感たっぷりのふわふわボイスで歌い、ラップもして踊る美形・コムアイの神輿やウォーターボールなど飛び道具を使った奇想天外なステージパフォーマンス……。どれも、どこかに独特のアクがあって奇抜なのに清々しいぐらいポップな水カンの、その独自の“面白さ”を、アルバム『SUPERMAN』、そして3月8日に行なう初の日本武道館公演について話してもらったコムアイとケンモチのトークの中からキャッチしていく。
みんなの気持ちを代弁して時代を動かしてくれるようなSUPERMANみたいな人が現われたらいいなという。すごく他力本願なんですけど。(コムアイ)
――まず、2016年に行なったワンマンツアー『水曜日のカンパネラ・ワンマンライブツアー2016~SUPERMAN~』の初日公演で、初の日本武道館公演『八角宇宙』開催を発表したときの心境から聞かせて下さい。
コムアイ:(ステージで)言うタイミングの権限を自分が握ってるというのがまず面白かったですね(笑)。私としてはずっと前から知ってたことだから、ようやくそれを発表できたなという感じでした。
――武道館を発表するとき「重大発表があります」とコムアイさんが切り出した後、お客さんにその内容を予想させていったシーンがあったじゃないですか? あれは、あの瞬間に思いついたこと?
コムアイ:そうです。聞いてみようかなと思って。あれはすごい面白かったですね。みんなの答えが天才すぎて、武道館をやるという答えよりもよっぽど面白いことが返ってきて。「足のサイズが変わった」とか「結婚」「妊娠」とかも多くて。その次の「二人目!」っていうセンスはすごかった。じつはもうすでにいるんだっていう(笑)。
――ライブでは、その後に武道館公演が決定したことを発表した訳ですけど。みなさんは「武道館をやるよ」というのはどんな風に知らされたんですか?
コムアイ:どうやって知りましたか? わりと最近?
ケンモチヒデフミ:いや。去年しれっと「2017年3月に武道館やりますね」「あーそうですか」という感じで。運営とかライブにはあまり関わってないので。僕はいつもお客さんと一緒に客席の方で初めてライブの演出を観て“へぇ~”っていう感じなんで、武道館もいちファンとして楽しみにしてるというぐらいの感じなんですよ。
――コムアイさんは武道館のこと、どんな風に知らされたんですか?
コムアイ:私はへそ曲がりだから、“みんながやるからやる”というのではカンパネラらしくないと思っていて。きっと私に相談すると「嫌だ」っていわれるから、マネージャーがほぼ勝手に決めて「武道館とってきたから」っていう感じだったんすよ。それで「えぇー!」「しかも会場費高いんでしょ?」「嫌だー」って思って(笑)。だから、真面目に何やるか考えなきゃと思い出したのは最近なんです。武道館のタイトルを決めないとなと思って、とりあえず武道館のホームページでも見ようと思って見たら、あまりにもちゃんとしたところで(笑)。ライブやる場所であんなに面白い場所はないですね。ホームページを見たら座席の色が東西南北で4色に分かれていて。これは風水的な色と対応しているのかと思ったら、まさにそうで。上から見たときの正八角形も美しい。国技館は4方向なんですけど、武道館は8方向。そうなると、もうぐるっと1周してる感じになるので360度みたいな意味で“宇宙”とつけました。8方向になる前には方角が4つあって。その前には陰と陽がある。東洋神話は一つのものが陰と陽に分かれて、その後4つに分かれて世界ができたというような考え方だから、そういうことが組み込めたらいいなと思って『八角宇宙』というタイトルにしたんです。
――お二人とも武道館に思い入れはあるんですか?
コムアイ:行ったことあります?
ケンモチ:友達に誘われて、坂本真綾さんのライブを観に行きましたね。
コムアイ:ペンライト振って?
ケンモチ:振ったかも(微笑)。でも楽しかったから、誘ってくれた友達ありがとうって。
コムアイ:分かるわ、その感じ。
ケンモチ:そういう印象ですね(笑)。
コムアイ:私は3回ぐらいライブ観に行ったかな。高校生のときにRIP SLYMEを観たりしたけど、距離感があるなと思った。
ケンモチ:そうだね。
コムアイ:あとは、小学生のときにヴァイオリンを弾きに武道館に行きました。スズキメソードというヴァイオリンの教本で学んでる子たちが集まるイベントで。3000人くらいで「きらきら星」を弾くというカオスなイベントがあって(笑)。武道館の中心から子供たちがどんどん渦巻き状に並んでいくんですよ。もうそのイベントはなくなっちゃったんですけどね。武道館はそんな印象でございます。
ケンモチ:いまの話には武道館の有益な情報は盛り込まれてないよね?(笑)
コムアイ:あ! サカナクションのライブをこの間、武道館に観に行きました。
ケンモチ:それを先に出せ(笑)。いまやっと有益な情報が出ました。
――では、この武道館ライブの前にリリースされるアルバム『SUPERMAN』について聞かせてください。
ケンモチ:曲名が僕らはいつも“人名”なので、まずその曲名を誰にするかっていうところでのコンセプトとして。
コムアイ:まず一つ目は、一つの人種だけをフィーチャーするのは嫌なんで、なるべくバラバラにするというのと。もう一つは、時代が違う人。そして、文化人を優先しようというのがありました。最初にそういうルールを決めて選んでいったんですけど。SUPERMANって、いまはいないと思ってて、日本には。国が独立するときって、すごい強いリーダーが出てくるじゃないですか? みんなの気持ちを代弁して時代を動かしてくれるような人が、現われたらいいなという希望もあって。
――いまの日本に?
コムアイ:そう。すごく他力本願なんですけど、そういう人を待ってて、そういう人を応援する感じで作ったアルバムです。だからSUPERMANというのは自分たちのことではないです。タイトルでそこが伝わったらいいんで、歌詞の中にそういうことは入れなくていいです、ということはいいました。あとは、これも歌詞には直接反映してはいないんですけど、曲のおちゃらけ具合や楽しさで、聴いた人が素直に生きたり、イマジネーションを働かせたりして、それぞれ人間が“気楽”な方を選んだりとか賢くなったりとかするといいなと思ってました。それ以外は、すべてケンモチさんに任せていて。メロディーとか歌詞は今回、私は一切作ってないです。
1周回ってクスッと笑えるようなところは、面白いなと一人でほくそ笑むところですね。(ケンモチ)
――では、そこからケンモチさんはどうやって曲を生み出していくんですか?
ケンモチ:いつもこうしてタイトルをもらったら、例えば「アラジン」だとしたら、アラジンの話をそのまんま歌詞にして歌ってもあんまり面白くないので、アラジンがランプをこすって魔人を呼び出すというところをもう一つ何かないかなと。コントを考えるみたいな感じでその設定を題材に、そこに閃いた要素を一つ乗っけて。その中でアラジンが面白いことをしていくっていうように歌詞は考えていくんです。
――曲は先にあるんですか?
ケンモチ:まずタイトルがあって。それで曲を作って、そのあとに歌詞を書きます。
――「チンギスハン」ならこんなサウンドが似合うかな、というようなところから曲は考えてくんですか?
ケンモチ:そういうのも考えてないですね。そこは逆にめちゃくちゃにした方が面白いなと思ってるんで。例えば「ドラキュラ」という曲だったら、タイトルだけだと怖そうなイメージがわくじゃないですか? だから、あえて牧歌的なほんわかした明るい曲にしたり。「ディアブロ」っていう悪魔の曲も、お風呂の歌にしちゃったりとか。イメージとは逆な方向に振ったほうが面白くなるという傾向はありますね。
――そこから独特なユーモアが生まれてくる。
ケンモチ:笑えるところもありますけど、やってることがすごい奥深いなっていうところでの面白さというのもあると思います。
――単に面白いだけじゃなくて、クスッとさせながらもインテリジェンスでハッとさせるというか。
ケンモチ:そうですね。
――では今作の中で、最初にタイトルを見たときにケンモチさんが一番クスッとさせられながらもハッとしたタイトルはどれでした?
ケンモチ:一番の“なんだこりゃ”は「オニャンコポン」です。
――これ、ダントツですよね(微笑)。
ケンモチ:世界中のいろんな偉人をピックアップしたいということで、地図を見ながら坂本龍馬はここ、アラジンはここ、ってやっていったらアフリカ大陸だけいないことに気づいて。
――地図を見ながらそんな検証を? 細かいですね、やることが(微笑)。
ケンモチ:満遍なくちゃんといるかなというのをチェックしてたんです。それで、アフリカ大陸が足りないなという話をしていたら、コムさんが「いいのがいましたよ!」っていって出してきたのが「オニャンコポン」で。「なにそれ?」という感じで、みんなそこで初めて知ったんですよ。なにをした人かもどういう人かも分からないけど、これは名前だけでいけるなと思って(笑)。すぐに「オニャンコポン」は採用でした。
――不採用になることもあるんですか?
ケンモチ:あります。今回のコンセプトに合わなかったり。それから、今回初めてワーナーさんから出すアルバムなので、曲名とか歌詞に出てくる言葉とかも“ちょっと1回確認させてもらっていいですか?”という流れがあって。それで落ちたのもあります。
――メジャーだけに、そんな工程が加わってきた訳ですね。
コムアイ:私たちは変わらずやるので、勝手に聞いてくれたまえ、という感じですけど(微笑)。
ケンモチ:だから「オニャンコポン」の(歌詞の)“モンプチ”“カルカン”も許可をとって。「一休さん」に“いつもハッとグッとキットカット食い”というフレーズがあるんですけど。ここの“キットカット”は時間がかかって。最後に「キットカットOK出ましたー!」って熱い感じでいわれました(笑)。
コムアイ:カンパネラと契約して、今頃後悔してるところかも。ワーナーさん(笑)。
ケンモチ:確認することが多すぎて。
――でも、それがきっかけでCMの依頼とかがくるようになるかもしれないですし。
コムアイ:ほんとに~。
ケンモチ:喜んでいただけたら嬉しいです。
コムアイ:猫好きなんで、モンプチとかで「猫カン!」ってやりたいです(笑)。
――“水カン”だけにね(微笑)。
ケンモチ:でも「オニャンコポン」は猫であることを否定してる歌だから。
コムアイ:あーそうだそうだ。
ケンモチ:モンプチとか好きなんだけど俺は猫じゃないよっていってるんで。
――では、コムアイさんが今回どうしても入れたかったタイトルは?
コムアイ:「オニャンコポン」はかなり推しました。「世阿弥」も。これは、能にハマったんでぜひとも入れてくれという感じでした。
ケンモチ:大学の卒業論文でやたら詳しくなってたよね?
コムアイ:すごい面白いことが出てくるんです、調べると。世阿弥の代表作の『風姿花伝』という本が結構面白くて。ステージングについての本なんですよ。開演時間になっても場内がバタバタしていたら、大きな音を出してショック療法でみんなをいったん集中させてから始めた方がいいとか。現実的なことが書いてあって面白いんですよ。名言もいっぱい残してるよね?
ケンモチ:“初心忘るるべからず”とか。
――それ、歌詞にも出てましたね。
コムアイ:世阿弥の言葉なんですよ。いっぱい能から生まれた言葉があるんです。
ケンモチ:“一調二機三声”もそうだし。舞台芸術は能がベースになっているといわれてますからね。
――では、本作の歌詞を書いてて、そのなかでもケンモチさんが“これはきたぞ”と思ったフレーズは?
ケンモチ:「アマノウズメ」の“朝帰り アマノウズメ タクシーを待つ”ですかね。アマテラス大御神が天岩戸に閉じこもっちゃうと、世の中から光が失われちゃってずっと夜になっちゃうんですね。それをアマノウズメが岩戸の前で踊りを楽しそうに踊って、岩戸の中からアマテラスを引っ張り出してくるという古事(神話)があるんですけど。それをクラブで遊んでるアマテラスという設定にして。そこからアマノウズメが「帰りますよ」と引っ張り出してという話にしたんですけど。それで、引っ張り出すと外は朝になるんです。それで「帰りましょうね」っていって、2人は神様なのにタクシーを待って帰るっていう。移動手段は人間界と同じで神様もタクシー待つんだ、しょぼいなっていう。そういう1周回ってクスッと笑えるようなところは、面白いなと一人でほくそ笑むところですね。あとは、バキっとハマったなというところでは「アラジン」の“アラジンコンパウンド”。これは、これ以外の言葉はハマらないなという感じでした。そして、これがホームセンターの話というのも面白いところですね。
――そういうアイデアはすぐに閃くものなんですか?
ケンモチ:「アラジン」はすぐだったんですけど、なかなかハマらないときはハマらないですね。
――コムアイさんの方からNGが出ることはあるんですか?
コムアイ:なにか一つ見せ所というか、長所があればいいんですよ。ストーリーがハマってるとか。今回だと「チャップリン」は歌詞と音の面白さがピタッとくるところとか、あと歌詞がレシピになってるというのは初めてだったので、そこも見せ所として面白いなと思ったし。単純にそういうところが詰めきれてないと突き返しますね。「これ、もうひと声やれるんじゃないんですかね」って。
――レコーディングで歌った段階から、ステージでの演出は思い浮かんでるんですか?
コムアイ:曲によりますね。今回はそんなに思いつかなかったかな。
――でも、武道館はこのアルバムの曲たちをメインに。
コムアイ:やります! だから、みんなアルバムの曲を聴いてきてくれるといいんだけど。「オニャンコポン」の“ポン ポン ポポン ポン”“Say”のあと。
ケンモチ:シーンとしちゃって一人ぐらいしかいってくれなかったら……。
コムアイ:寂しいんで。
ケンモチ:アルバム出てからのライブがあんまりないんですよ。ぶっつけ本番でやる感じなんです。ツアーがあれば、スタッフやファンの間でこの曲はこうやって盛り上がるというすり合わせ期間が持てるんですけど、今回はそれをとばして一気に武道館なので。そういう緊張感はありますね。さて「オニャンコポン」の行方やいかに(笑)。
武道館は「やりすぎ注意っ!!」で。見せたいところを中心にして、他のところは引いていくというのが大人への第一歩。(コムアイ)
――今回、武道館はアリーナをスタンディング仕様にするそうですが。
コムアイ:はい。そして、センターステージでやります。カンパネラは私が一人でステージに立っていて。私は踊るスペースさえあればいいので、ステージを持て余すことが多いんです(笑)。ステージよりもみんなが見やすい場所、面白い場所があれば、そっちの方が本当はステージに適していて。実際のステージって意外と低くて、みんなが見えにくかったり距離もあったりするので。それならお客さんの中に行ったほうがいい景色が生まれたり、その絵が残ったりするなら、最初からお客さんの真ん中にいた方がいいんじゃないかということでセンターにしました。でも、私が動けばお客さんは私が動いた場所を見て、結局そこがステージになる。そこは面白いですよね。
――武道館でもいきなり2階席で歌ったり?
コムアイ:2階席も行きたいし、いつものように自由奔放に派手な演出とかもやりたいんですよ。でも色々と規制があると思うんで。まだできるかどうか分からないですけど。
――いまやライブには欠かせないお神輿やウォーターボールは?
コムアイ:それもまだ分からないんです。
――ああいった神出鬼没なパフォーマンス、奇想天外な演出も含めて一つのライブという考え方ですか?
コムアイ:でも、それがなかなか一つにならないんですよ(大苦笑)。準備が甘かったりで。例えば、この曲ではVJを使うとなったとしたら、そのときに邪魔な照明をちゃんと引けるのか。どうしてもどんどん全部が多めになっちゃって、見て欲しいものがぼやけちゃったりしがちなんですよ。武道館はそういうのを全部計算して、パズルのようにピタッとはめられたらいいな。だから「やりすぎ注意っ!!」で(微笑)。見せたいところを中心にして、他のところは引いていくというのが大人への第一歩。
――なるほど(微笑)。コムアイさんがライブでそこまでやるのは、エンタテインメントショーとしてお客さんに見せるためですか? それとも、それらすべてを含めて一つの自己表現なんですかね。
コムアイ:ああー。面白いことが大好きなんですけど。でも、実は人を楽しませようというよりも、自分がやりたいことをやっているだけです。みんなが喜んでくれるからやろうよっていうのは。
――コムアイさんの本当の本音は。
コムアイ:やりたいことがやれればOK。見たい景色が自分の中にはハッキリあって、それが実現できればOK。そのためには、みんなが見たいと思ってくれないと。みんなが楽しみにしてくれてることじゃないと、スタッフの人たちはあそこまで頑張ってやってはくれないですからね。超現実的なことをいうと。
――なるほどね。それで、コムアイさんの頭の中にある景色を見せて。
コムアイ:“どうどう?”って。
――みんなにワクワクして欲しい。
コムアイ:そうです。
――逆に“何これ?”って引かれてもいい。
コムアイ:全然いいです。自分がやりたいことを思いっきり見せられてたら、どんな反応が返ってきても全然怖くないんで。でも、ちょっとでもそこに“こうやったらみんなが楽しんでくれるかも”みたいな遠慮が入ると、今回は微妙だったっていわれたときにこっちも100%これだって思ってやったものじゃないしってなっちゃうし。見てても嫌じゃないですか? 自分が好きじゃないことをやってるのが1ミリでも見えたら。だから、そこは自分がやりたいことをやるしかないんです。それを見て、引かれたとしても別にそのときはそれでいいです。私も、最初見て“最悪”と思ってた映画が心に残って、影響を受けてたりするから。そういう意味でも、その場での周りの反応は気にしてないです。
――では、ケンモチさんは武道館ではどんな景色を見たいですか?
ケンモチ:ウェーブ! 波が来たら参加します。
コムアイ:ウェーブやろうか! 新しい感じでやりたいな。ウェーブなんだけど逆に起きないで伏せて倒れていくとか(笑)。
――それから、武道館の開演時間が19時15分なのは何か理由があるんですか?
コムアイ:押せるだけ押したくて。リハの時間を少しでも長く取りたいんですよ。1時間半のライブで3時間たっぷりリハをやっても足りないんです。いろんな方にリハが長いよっていわれるんですけど、演出の確認をしているとどうしても長くなっちゃうんですよ。それで、どこまで伸ばせますかというところでの15分です。
――では、武道館に向けてお二人からファンのみなさんにメッセージをお願いします。
コムアイ:他の人の武道館公演を見るよりも絶対楽しいと思うんで、ぜひ遊びに来て下さい。
ケンモチ:僕もみなさんと一緒に楽しもうと思います。ウェーブが来たら僕もやります!
宇宙を体感しに来て下さい。
コムアイ:ウェーブなんだけど、最後に「ありがとうございました」っていったあと、無音でウェーブやって終わるのはどう?
ケンモチ:それいいね(笑)。
――最後に、2017年の水曜日のカンパネラの野望を聞かせてください。
コムアイ:お歌が上手くなりたいです。
ケンモチ:次はもう一つ変えようかなと最近は思ってます。『私を鬼ヶ島に連れてって』までが一つの流れで、そのあと『ジパング』『UMA』『SUPERMAN』で一つの流れができたと思うんで。次はここで区切って、第3期に入ってガラッと変わるかもしれないです。
コムアイ:次はぶっ壊しに入って、自分たちの遊び場を広げて、こんなこともできるよっていうタイミングになりそう。
取材・文=東條祥恵
水曜日のカンパネラ『SUPERMAN』
【CD版】WPCL-12464 ¥3,000+税
【USB版】WPEL-10009 ¥3,000+税
<収録曲>
01. アラジン
02. 坂本龍馬
03. 一休さん
04. オニャンコポン
05. チンギス・ハン
06. チャップリン
07. オードリー
08. カメハメハ大王
09. 世阿弥
10. アマノウズメ
公演日:2017年3月8日(水曜日)
会場:日本武道館
OPEN/START:18:15/19:15
料金:アリーナスタンディング、スタンド指定席:¥4,888(税込)
お問合わせ:DISK GARAGE:050-5533-0888(平日12:00~19:00)
水曜日のカンパネラ『八角宇宙』