ティム・バートン映画がミュージカルとなって日本上陸! ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』公開ゲネプロ

レポート
舞台
2017.2.7


川平慈英、浦井健治、霧矢大夢、赤根那奈らが奮闘!

2月7日(火)より東京・日生劇場にてミュージカル『ビッグ・フィッシュ』が上演される。2月6日(月)、同会場にて公開ゲネプロ(総通し稽古)が行われた。

『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』などを手掛けたティム・バートン監督作品でもある『ビッグ・フィッシュ』は2003年に劇場公開され大ヒット。2013年にはブロードウェイで上演され、今回日本に初上陸となる。演出を務めるのは『アダムス・ファミリー』『No.9-不滅の旋律-』など演出力に定評のある白井晃

エドワード・ブルームは自分が経験したことを現実では考えられないほど大げさに話すことが得意。幼馴染のドン・プライスと共に魔女から聞いた予言話、故郷を共に旅立った巨人カールとの友情、サーカス団に雇われたことで出会った妻のサンドラの話などを、息子であるウィルが幼き頃から語っていた。小さい頃は父の話が大好きだったウィルだが、大人になるにつれ父の話を信じられなくなり、とある出来事がきっかけで親子の間で溝が入ってしまう。しかし、あるとき母のサンドラから父が倒れたとの連絡が入り、ウィルは両親の家に戻る。そして、父が本当に伝えたかったことを知っていくことに…。

物語はエドワードが息子ウィルに話してきたことが目の前で繰り広げられていく。

そのためセットチェンジがとにかく多く、様々な景色を見させてくれるのが印象的。サーカス、巨人との遭遇、森での魔女との出会い、戦争、エドワードが見る悪夢など、見る者を飽きさせることなくとことん楽しませてくれるとはまさにこのこと。また出演者の早着替えも見所の1つだ。ミュージカルと呼ぶのにふさわしい豪華なセットや演出に、誰もが『ビッグ・フィッシュ』の世界観に引き込まれる。

主人公のエドワード・ブルームを演じるのは川平慈英。今までに数多くの舞台に出演している実力の持ち主だ。ソロで歌うシーンも多くあり、その確かな歌声には酔いしれるほど。耳にスッと入ってくる心地いい歌声は、歌声からもエドワード・ブルームの人柄が表れているようにも感じる。

息子のウィル・ブルームを演じるのは浦井健治。舞台出演歴15年以上を誇る実力派俳優でもあり、avexからCDをリリースするほどの歌声の持ち主。父親であるブルームに嫌悪感を持ちながらも、病気がきっかけで父親との関係を考え直していくという難しい役どころを見事に演じる。

エドワードの妻であるサンドラ・ブルームを演じる霧矢大夢、ウィルの妻であるジョセフィーン・ブルームを演じる赤根那奈。共に夫を側でしっかりと支える女性陣の安定感あるお芝居もこの物語には欠かせない。

幼き頃のウィルと、ウィルの息子を演じるのが今作で舞台初出演となる鈴木福。初舞台がミュージカルというのもあり、主演の川平と共に堂々とした歌声を披露。4月から中学校に進学するというのもあり、ちょっぴり成長した姿がそこにはあった。

上演は1幕と2幕に分けられている。1幕の最後にはステージ全体が黄色い花畑に変わり、その光景は圧巻そのもの。会場にいる観客の誰もがその場面に釘付けだった。エドワードとサンドラが結ばれる重要なシーンというのもあり、1幕を締めくくるにはまさにふさわしいもの。

老若男女問わずどの世代が見ても楽しめる内容に仕上がっており、心が思わずほっこりする作品。家族や幸せについて考えさせられ、ぜひとも大切な人と観賞したいもの。

ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』は2017年2月7日(火)~2月28日(火)まで東京・日生劇場にて上演される。

取材・撮影・文:鈴木 唯

公演情報
ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』
 
■日程:2017年2月7日(火)~2月28日(火)
■会場:日生劇場

■出演:
川平慈英/浦井健治/霧矢大夢/赤根那奈
藤井隆/JKim/深水元基/鈴木福(Wキャスト)/りょうた(Wキャスト)/
鈴木蘭々/ROLLY ほか

 
■脚本=ジョン・オーガスト
■音楽・詞=アンドリュー・リッパ
■演出=白井晃
■公式サイト:http://www.tohostage.com/bigfish/

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