『大英自然史博物館展』が3月18日より開幕 始祖鳥の化石(ロンドン標本)、『種の起源』の直筆原稿などを日本初公開

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2017.3.9

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『大英自然史博物館展』が、2017年3月18日(土)~6月11日(日)にかけて国立科学博物館にて開催される。

本展では、大英自然史博物館の誇る8000万点の収蔵標本の中から選りすぐられた、貴重なコレクション約370点が展示される。同館は、伝統的に主要所蔵品の貸し出しを控えてきたため、これが初めての世界巡回展となる。

出品される展示物は動植物、化石、鉱物など多岐にわたり、ほぼすべて日本初公開の品となる予定だ。約1億4700万年前に生息していたとされる始祖鳥の化石や、ダーウィンの『種の起源』直筆原稿などが展示される。

始祖鳥 ©The Trustees of the Natural History Museum, London

始祖鳥 ©The Trustees of the Natural History Museum, London

チャールズ・ダーウィン 『種の起源』直筆原稿  ©The Trustees of the Natural History Museum, London

チャールズ・ダーウィン 『種の起源』直筆原稿  ©The Trustees of the Natural History Museum, London

このほかにも、所有者に多くの不幸をもたらしたとされる「呪われたアメジスト」や、ヒトと類人猿の間に存在したとしてねつ造された「ピルトダウン人の頭骨片と下顎骨」なども公開。250年以上の歴史を持つ大英自然史博物館が所蔵する、一風かわったエピソードを持った品々も目撃することが可能だ。

ピルトダウン人の頭骨片と下顎骨 ©The Trustees of the Natural History Museum, London

ピルトダウン人の頭骨片と下顎骨 ©The Trustees of the Natural History Museum, London

呪われたアメジスト ©The Trustees of the Natural History Museum, London

呪われたアメジスト ©The Trustees of the Natural History Museum, London

さらに標本を紹介するだけでなく、会場ではさまざまな動画を上映。「始祖鳥」が化石から復元されて大英自然史博物館内を動き出すなど、現実では起こりえない映像を見ながら、自然史の魅力を体感できる。

「始祖鳥 CG画像」 Museum Alive 3D, Produced by Atlantic Productions for Sky   ©The Trustees of the Natural History Museum, London

「始祖鳥 CG画像」 Museum Alive 3D, Produced by Atlantic Productions for Sky  ©The Trustees of the Natural History Museum, London

 

イベント情報
大英自然史博物館展

会場:国立科学博物館
〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20
会期:2017年3月18日(土)~6月11日(日)
開館時間:午前9時~午後5時
(金・土曜日は午後8時まで。4月30日(日)~5月4日(木)は午後6時まで)
※入館は各閉館時刻の30分前まで。
※諸事情により、開館時間、休館日等を変更する場合がありますので、最新の情報について公式サイト等でご確認ください。
休館日:3月21日(火)、 4月10日(月)、 4月17日(月)、 4月24日(月)、 5月8日(月)、 5月15日(月)、 5月22日(月)、 5月29日(月)
※諸事情により、開館時間、休館日等を変更する場合がありますので、最新の情報について公式サイト等でご確認ください。
展覧会公式サイト:http://treasures2017.jp/

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