勘九郎「身の締まる思い」 赤坂大歌舞伎新作歌舞伎『夢幻恋双紙 赤目の転生』の成功祈願イベント

レポート
2017.3.14
(前列左から)片岡亀蔵、中村勘九郎、蓬莱竜太、中村七之助、(後列左から)中村いてう、市川猿弥、中村亀鶴、中村鶴松

(前列左から)片岡亀蔵、中村勘九郎、蓬莱竜太、中村七之助、(後列左から)中村いてう、市川猿弥、中村亀鶴、中村鶴松


 赤坂大歌舞伎の新作歌舞伎『夢幻恋双紙 赤目の転生』に出演する中村勘九郎中村七之助、作・演出を務める蓬莱竜太らが3月14日、東京都港区の赤坂氷川神社で、公演の成功を祈願した。天候が心配されたが、幸い雨に降られることもなく、30分ほどで本殿での祈祷を終えた一同。「成功祈願 赤坂大歌舞伎」などと書かれた大型絵馬を宮司に渡した。

公演成功を祈願した絵馬を宮司に渡す、蓬莱竜太(前列右から二番目)、中村七之助(前列左から二番目)、中村勘九郎(前列左端)ら

公演成功を祈願した絵馬を宮司に渡す、蓬莱竜太(前列右から二番目)、中村七之助(前列左から二番目)、中村勘九郎(前列左端)ら

 成功祈願の感想を問われると、蓬莱は「身の引き締まる思いです。いよいよ赤坂にやって来るんだなと。稽古も頑張りたいと思いました」。劇団「モダンスイマーズ」の座付き作家として活動する傍ら、外部舞台の脚本・演出を手掛ける蓬莱。歌舞伎の演出は今回が初めてだが「劇団のようにみんなが一緒になって作っている印象なので、ホームにいるような感覚でリラックスしながら充実した稽古ができていると思います」と話す。「歌舞伎と現代劇は違うと思って稽古に入ったんですけども、そんなに意識しなくていいという空気を作ってくださっていて。歌舞伎を自由に発想していいんだということを勘九郎さんも七之助さんも仰るので、その言葉を鵜呑みにしてやっております」

本殿で祈祷する中村勘九郎 公式撮影:阿部章仁

本殿で祈祷する中村勘九郎 公式撮影:阿部章仁

 勘九郎は「赤坂大歌舞伎として成功祈願を初めてやらせて頂いたので、蓬莱さんと同じく、身の引き締まる思いです。本が素晴らしいし、まぁ面白い。役者の力で、いかにこの面白い本を伝えるか、僕たちの肉体を通してお客様にお伝えできるかというのは僕たち次第なので、これからも濃厚な稽古をしていきたいです」と語り、七之助も「蓬莱さんはなんとも言えない安心感がある。この安心感に甘んじることなく、生み出していかなければならないと思いますけども」と話すなど、二人とも蓬莱に厚い信頼を寄せている様子だった。

本殿で祈祷をする中村七之助 公式撮影:阿部章仁

本殿で祈祷をする中村七之助 公式撮影:阿部章仁

 赤坂大歌舞伎は18代目中村勘三郎の「芸能の街・赤坂で歌舞伎を!」という一言から2008年9月に始まり、今回で5回目。今までの古典作品とは打って変わって、本作は「愛する女を幸せにするため、何度も転生を繰り返す男の奇妙な物語」というあらすじ。本には「恋愛あるある」がちりばめられているという。

 「(愛を貫き翻弄される女を演じる)七之助さんの発言はとても私たちのためになりますね。『女性ならここで決めにかかるでしょ』みたいなね。やはり、経験がね(笑)」と勘九郎が話すと、七之助は「いい恋愛をしてきたんじゃないでしょうか、私(笑)」と返して笑いを誘った。赤坂氷川神社が縁結びの神社であることに触れつつ、七之助は「こういう作品に出会えたことも縁だと思いますし、普段の歌舞伎ではあまり一緒にならない面子が揃ったことも縁だと思います」と結んだ。

※関連インタビュー記事はこちら→中村勘九郎にインタビュー!「蓬莱竜太は天才だ!」「赤坂大歌舞伎」新作歌舞伎『夢幻恋双紙 赤目の転生』
 

公演情報
赤坂大歌舞伎 新作歌舞伎『夢幻恋双紙 赤目の転生』
 
■会場:TBS赤坂ACTシアター (東京都)
■日程:2017/4/6(木)~2017/4/25(火)
■作・演出:蓬莱竜太
■配役:
太郎 中村勘九郎
 中村七之助
剛太
 市川猿弥
 中村鶴松
末吉
 中村いてう
源乃助
 中村亀鶴
善次郎
 片岡亀蔵
■主催:TBS/松竹/TBSラジオ/BS-TBS
■企画協力:ファーンウッド/ファーンウッド21
■製作:松竹
■問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00-18:00)
■公式サイト:http://www.tbs.co.jp/act/event/ookabuki/

シェア / 保存先を選択