カンバーバッチ「ハムレット」他、NTライブ2016豪華すぎるラインナップ決定

ナショナル・シアター・ライブ2016 ラインナップ決まる！

2014年より日本でも上映を開始したナショナル・シアター・ライブ。3年目を迎える2016年、さらにパワーアップしたラインナップで上映されることが決定した。

ラインナップにはドラマ「SHERLOCK」はじめ、話題作に続々出演、旬の男、べネディクト・カンバーバッチ主演の「ハムレット」、また今年のトニー賞をにぎわせた「夜中に犬に起こった奇妙な事件」のイギリス上演版、「戦火の馬」などが入っている。早速詳細を以下で紹介しよう。

第1弾：「ハムレット」
作：ウィリアム・シェイクスピア
演出：リンゼイ・ターナー（舞台「Chimerica」の演出で評価高い新進気鋭女性演出家）
主演：ベネディクト・カンバーバッチ
プロデューサー：ソニア・フリードマン（トニー賞5度、オリヴィエ賞3度受賞歴あり）
アカデミー賞ノミネート俳優ベネディクト・カンバーバッチが挑む、シェイクスピア原作の悲劇「ハムレット」。舞台は即完売となった歴史的な注目作が早くも日本で劇場公開される。

第2弾：「夜中に犬に起こった奇妙な事件」
原作：マーク・ハッドン（ガーディアン賞受賞）
脚本：サイモン・ステファンズ
演出：マリアンヌ・エリオット
主演：ルーク・トレッダウェイ
並外れた頭脳をもつ15歳のクリストファーは、その才能を活かして、隣人シアーズさんの犬を殺害した犯人を探そうとする。2013年のオリヴィエ賞で作品賞を含む主要７部門を独占。ブロードウェイ公演でも本年度第69回トニー賞プレイ部門最優秀作品賞、最優秀演出賞（マリアンヌ・エリオット）を受賞した。日本では2014年春にV6森田剛主演で上演、こちらも高い評価を得ている。※ブロードウェイ上演の主演を務めたアレックス・シャープではなく、NTL収録はイギリス上演で主演を務めたルーク・トレッダウェイの舞台となる。

第3弾：「橋からの眺め」
作：アーサー・ミラー
演出：イヴォ・ヴァン・ホーヴェ（本作で2015年ローレンス・オリヴィエ賞最優秀演出賞を受賞）
主演：マーク・ストロング
シシリア系の違法移民である従兄弟家族を受け入れた主人公だが、溺愛する姪がその違法移民の一人と恋に落ちたことから悲劇が起こる。上演後、絶賛レビューが各紙から出たとたん、が瞬く間に売れたヒット舞台。「イミテーション・ゲーム」や「裏切りのサーカス」で印象に残るマーク・ストロングの演技力にご注目！

第4弾：「人と超人」
作：ジョージ・バーナード・ショー
演出：サイモン・ゴドウィン
主演：レイフ・ファインズ
革新的な思考力の持ち主ジャックは「結婚なんかしない」と公言するタイプの独身貴族だったが、予想を反して幼馴染のアンが自分との結婚をほのめかしたことから、気が動転してスペインへ逃避行。そこでギャンググループに誘拐されてしまう。「イングリッシュ・ペイシェント」でアカデミー賞ノミネート俳優となったレイフ・ファインズが熱演するロマンティック・コメディ。

第5弾：「THE HARD PROBLEM」（原題）
作：トム・ストッパード（「恋におちたシェイクスピア」で第71回アカデミー賞脚本賞受賞）
演出：ニコラス・ハイトナー
主演：オリヴィア・ヴァイナル
心理学者の主人公が脳科学者たちに囲まれながら、神や人の善意を信じ続ける話。こじんまりした舞台ながらも、ニコラス・ハイトナーにとって、ナショナル・シアター芸術監督としては最後の演出作品という、舞台ファン必見の作品。デザイナーはトニー賞受賞デザイナーのボブ・クロウリー。

第6弾：「戦火の馬」
原作：マイケル・モーパーゴ
脚色：ニック・スタフォード
演出（オリジナル）：マリアン・エリオット、トム・モリス
主演：アレックス・エイブリー、アリスター・ブラマー
パペット （by Handspring Puppet Company)
昨年日本にも来日公演し、ますます知名度を上げた名作。

なお、今年のナショナル・シアターライブは残すところ以下の作品となっている。
まだ見ていない人は何をおいても、ぜひ劇場へ。