[大衆演劇] 大川良太郎座長（劇団九州男）「テレビの前で一緒に盛り上がってくださいね！」、6/24（土）CS放送

インタビュー

舞台

©テレビ朝日

5月末。横浜・三吉演芸場近くの喫茶店にいると、大衆演劇ファングループのお喋りが耳に入ってきた。

「良ちゃんのCSの番組って6月なんでしょ」

「そう、だからそこに合わせて、うちでもCSが映るようにしたの」

“良ちゃん”こと大川良太郎座長は大衆演劇界でも屈指の人気者。先月から放送日を楽しみに待ってくれていたファンも多いようだ。6/24(土)12:00～14:54、CS朝日の大衆演劇シリーズで、劇団九州男の三吉演芸場公演の模様をお届けする。

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お芝居の演目は『北回帰線』。久吉（大川良太郎）はヤクザから足を洗い、女房・お島（九蝶香おり）と暮らしていた。世話になった先代親分への忠義心から、実はお島を自分のものにしようと企む二代目若親分（金沢伸吾）の仕掛ける罠にはまって…。ラスト、北回帰線が流れる中での、良太郎座長の流れるような美しい大立ち回りは必見だ。

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ゲストとして、良太郎座長が「友達でもあります」という演歌歌手・幸田和也が出演。新曲『哀色の街』とカップリング曲『泣かせてよTokyo』を披露し、良太郎座長と座員が舞踊で華を添える。いつもの舞踊ショーとはまた違う、演歌×大衆演劇のコラボレーションもぜひ楽しんでほしい。

さて放送に向けて、番組スタッフが良太郎座長にインタビューを行った。その発言からは、“お客さんも舞台と一緒に”という強い思いが伝わってくる。

「テレビでご覧いただいた方がナマの舞台を楽しみたい！と思ってくだされば」

今回のお芝居は、普段あまりうちの劇団でも上演しない珍しい演目です。いわゆる任侠ものなのですが、お話の展開を台詞ではなく、空想の世界で見てもらうという不思議なお芝居です。まずは見ていただいて、楽しんでいただくということが一番！　舞踊ショーは、客席の皆さんが“元気になれるよう”にと、“にぎやかさ”を心がけています。ラスト舞踊でも、３本連続で踊るという事に挑戦しています。是非テレビの前でも一緒に盛り上がってくださいね！

――劇団九州男の魅力は？

皆で和気あいあいとやっています。その雰囲気が皆さんにも伝わって、客席もワイワイ楽しくなれば最高です。僕たちは、毎日日替わりの内容の公演でがんばっています。今日テレビでご覧いただいた皆さんが、他の演目も見てみたい！　一緒にナマの舞踊ショーで楽しみたい！と思ってくだされば嬉しいですね。

――衣装のお着物にもこだわりを感じます！

人間スパンコールです(笑) 照明が当たりますからね。それを計算して、ちゃんと繊細な色も見せるよう意識していますね。派手さのなかに、キラっと光る着物づくりを心掛けています。