ヨコハマトリエンナーレ2017にて、大規模なインスタレーションを展示 「横浜」をテーマにした新作も

ニュース
アート
2017.7.4

画像を全て表示(8件)

ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」が、8月4日(金)より開幕する。

参加アーティストの一人であるアイ・ウェイウェイは、常に自らの置かれた社会状況に関わり、芸術概念を拡張するかのような活動を推し進める芸術家。メイン会場となる横浜美術館の外壁と柱に、救命ボートと難民が実際に使用した救命胴衣を用いて、難民問題に関する大型インスタレーションを発表する予定だ。

アイ・ウェイウェイ(艾未未) 《安全な通行》2016 ©Ai Weiwei Studio

アイ・ウェイウェイ(艾未未) 《安全な通行》2016 ©Ai Weiwei Studio

また、館内のグランドギャラリーでは、ジョコ・アヴィアントが、注連縄(しめなわ)から発想して2000本のインドネシアの竹を独自の手法で編み上げたダイナミックな新作を展示する。インドネシアの竹は、同国では古くから家屋や日用品の素材として親しまれてきた。作品を通して、自国で失われつつある伝統文化、人間と自然の共生について考えることを目指す。

ジョコ・アヴィアント 《大きな木々》2015

ジョコ・アヴィアント 《大きな木々》2015

ヨコハマトリエンナーレ2017では、日本の近代化の起点となった横浜の歴史や横浜をテーマにした作品も展示される。横浜の歴史的遺産である横浜赤レンガ倉庫1号館では、小沢剛が、物故著名人の海外での活動に焦点を当てた「帰って来た」シリーズを新たに発表。明治の世を駆け抜けた横浜生まれの伝説的な思想家・美術史家を蘇らせる。

小沢剛新作制作風景

小沢剛新作制作風景

 

イベント情報
ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」

ディレクターズ:逢坂恵理子、三木あき子、柏木智雄
会 期:2017年8月4日(金)から11月5日(日)まで ※第2・4木曜日休場
会 場:横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館地下ほか
主 催:横浜市、(公財)横浜市芸術文化振興財団、NHK、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会
お問い合わせ:ハローダイヤル 03-5777-8600(8:00-22:00)
http://www.yokohamatriennale.jp/2017/​

シェア / 保存先を選択