ゴッホと日本の相互関係を探る 『ゴッホ展 巡りゆく日本の夢』が今夏より開催

2017.7.6
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アート

フィンセント・ファン・ゴッホ《花魁(渓斎英泉による)》1887年 油彩・綿布 ファン・ゴッホ美術館 (フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵 ©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

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『ゴッホ展 巡りゆく日本の夢』が、2017年8月~2018年3月にかけて、札幌、東京、京都の3都市にて開催される。

本展は、「ファン・ゴッホのジャポニスム」、「日本人のファン・ゴッホ巡礼」の二部に分けて構成し、フィンセント・ファン・ゴッホと日本との相互関係にスポットをあてる展覧会だ。なお本展は、過去に日本において開催された「ゴッホ展」の中でも初となるオランダのファン・ゴッホ美術館との国際共同プロジェクトとなる。

渓斎英泉《雲龍打掛の花魁》1820~1830年代 錦絵 千葉市美術館蔵 東京展後期展示、他の会期では個人蔵作品を展示

二代 歌川芳丸《新板虫尽》(部分)1883年 錦絵 ファン・ゴッホ美術館 (フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵 ©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

佐藤虎清(版元)《芸者と富士》1870~1880年代 錦絵 ファン・ゴッホ美術館 (フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵 ©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation) 各会場後期は個人蔵作品を展示

会場には、ファン・ゴッホ作品とあわせて、彼が影響を受けたとされる日本の浮世絵もあわせて紹介。日本美術がファン・ゴッホに与えた影響を様々な角度から検証することを試みる。さらに、《画家としての自画像》の出品も決定した。本作は、ゴッホのパリ滞在中の最後期に描かれた作品であり、12 年ぶり2度目の来日となる貴重な品だ。

フィンセント・ファン・ゴッホ《画家としての自画像》1887年、油彩・カンヴァス、 ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵 ⓒVan Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)

フィンセント・ファン・ゴッホ《寝室》1888年 油彩・カンヴァス ファン・ゴッホ美術館 (フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵 ©Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)

 

イベント情報
ゴッホ展 巡りゆく日本の夢

【札幌展】
会期:2017年8月26日(土)~10月15日(日)
会場:北海道立近代美術館
主催:北海道立近代美術館、北海道新聞社、NHK札幌放送局、NHKプラネット北海道
開館時間:9:30~17:00 ※会期中の金曜日は19:30まで(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(9/18、10/9を除く)、9月19日(火)、10月10日(火)
問い合わせ:011-644-6882
観覧料:一般1,500円(1,300円)、高大生800円(600円)、中学生600円(400円)
※( )内は前売と10人以上の団体料金 ※小学生以下無料(要保護者同伴)

【東京展】
会期:2017年10月24日(火)~2018年1月8日(月・祝)
会場:東京都美術館
主催:東京都美術館、NHK、NHKプロモーション
開室時間:9:30~17:30
※会期中の金曜日、11月1日(水)、2日(木)、4日(土)は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
休室日:月曜日(1/8を除く)年末年始休館 12月31日(日)、1月1日(月・祝)
問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
観覧料:一般1,600円(1,300円)、大学生・専門学校生1,300円(1,100円)、
高校生800円(600円)、65歳以上1,000円(800円)
※( )内は前売と20人以上の団体料金 ※中学生以下は無料

【京都展】
会期:2018年1月20日(土)~3月4日(日)
会場:京都国立近代美術館
主催:京都国立近代美術館、NHK京都放送局、NHKプラネット近畿、京都新聞
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(2/12を除く)、2月13日(火)
問い合わせ:075-761-4111
観覧料:一般1,500円(1,300円)、大学生1,100円(900円)、高校生600円(400円)
※( )内は前売と20人以上の団体料金 ※中学生以下は無料

展覧会公式サイト http://gogh-japan.jp