『美少女戦士セーラームーン』25周年記念クラシックコンサートが堂々のフィナーレ
「美少女戦士セーラームーン」25 周年記念Classic Concert 撮影=堀衛
8月2日(水)、3日(木)に東京芸術劇場で『「美少女戦士セーラームーン」25 周年記念Classic Concert』が開催された。セーラームーンファンで埋め尽くされた東京芸術劇場にて演奏するのは、東京フィルハーモニー交響楽団だ。
第1部では、90年代アニメ版にてお馴染みのアバンBGMに合わせて、月野うさぎ(CV.三石琴乃)が観客を誘うナレーションを高らかに披露。定番のオープニング主題歌「ムーンライト伝説」にてセーラームーンクラシックコンサートが幕を開けた。続けて「愛の戦士」「HEART MOVING」「プリンセス・ムーン」など、初期のアニメ曲を壮大にオーケストラが奏でる。
撮影=堀衛
歌手の石田燿子は、幻想的なパイプオルガンの前で『セーラームーンR』のエンディング主題歌「乙女のポリシー」、『セーラームーンSuperS』のエンディング主題歌「“らしく”いきましょ」をオーケストラサウンドに合わせて力強く歌い上げてくれた。
パイプオルガンの前で歌唱する石田燿子 撮影=堀衛
続いてのコーナーでは、ヴァイオリニストの寺下真理子と、インストゥルメンタルユニット「TSUKEMEN」のSUGURUが、セーラーウラヌスとセーラーネプチューンの世界観をヴァイオリンの優美な音色と大胆かつ繊細なピアノで艶やかに演出。ウラヌスとネプチューンの掛け合いの曲「eternal eternity」で第1部を終えた。
ウラヌス&ネプチューンメドレー 撮影=堀衛
第2部は、月野うさぎのセーラームーンへの変身コールをきっかけにスタート! セーラームーンの数々の名曲を生み出した小坂明子が登場すると、自身の楽曲「Moon Revenge」「タキシード・ミラージュ」「ラ・ソウルジャー」を情熱的に披露した。
その後は、スリーライツコーナーや新作ミュージカルコーナーと、セーラームーンの世界が余すことなく展開され、「MOON PRIDE」からはCrystalシリーズの楽曲へと進んでいく。「月虹」では、ミラーボールの光が会場を包み込み、神秘的なパイプオルガンの音色にまるで会場にいるものすべてが月の世界へと導かれているようだった。本編の最後には最新曲「ニュームーンに恋して」が壮大なオーケストラアレンジでドラマティックに披露された。
月虹 撮影=堀衛
アンコールでは、出演者全員がステージ上に勢ぞろいし、舞台裏にてずっと声で公演を盛り上げていたセーラームーン/月野うさぎ役の声優・三石琴乃もサプライズ登場。客席を大いに沸かせた。
コンサートを締めくくるラスト曲には『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』のオープニング主題歌「セーラースターソング」が演奏され、石田燿子の歌声とともに会場からの大合唱の声が響き、『美少女戦士セーラームーン』史上初のクラシックコンサートは幕を下ろした。
撮影=堀衛
本公演にて演奏された楽曲を収録したCDは、12月6日(水)に発売されることが決定している。
2017.8.2, 8.3 東京芸術劇場
とどかぬ想い -my friend's love- ~流れ星へ
[ENCORE]
2017年12月6日(水)発売
※収録曲は上記セットリストを参照