ラ・ラ・ランドからゴーストまで映画をテーマにnoonが圧倒的歌唱力で歌い上げるライブをレポート

レポート
2017.9.6
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noon Livng Live 2017.08.25 eplus LIVING ROOM CAFE&DINING

ジャズボーカリストnoon が、5月に渋谷「eplus LIVING ROOM CAFE&DINING」で行った、映画のテーマにしたコンセプトライヴ『noon live~songbook cinema“Love”~』が好評で、“Love”をテーマに行われた同ライヴの人気曲だけを歌うアンコールライヴが、8月25日同会場で行われた。

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様々なジャンルの楽曲を歌うnoonにとって映画音楽は、自分の「血となり肉となっている」、シンガーとして大きな影響を受けているものだ。それだけに、オリジナル曲に負けず劣らずの、とびきりの愛情を注ぎながら歌う映画の主題歌、挿入歌の数々は、聴き手に深く伝わる。だからこそ前回のライヴが好評で、この日のアンコールライヴが実現した。

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この日はピアノの広田圭美と共に浴衣姿で登場。艶やかなその佇まいに客席からため息が漏れる。noonは「浴衣が自分をいつもと違う世界へ誘ってくれて、気持ちがあがります」と語っていた。そんなスペシャルなライヴのオープニングナンバーは「Moon River」("ティファニーで朝食を"より)。美しいメロディが、歌とピアノによってより際立つ。ラストのフェイクが印象的だった。続いてもロマンティックなメロディで人気の「Dreams」(“ユー・ガット・メール”)、「The way you look tonight」(“ベスト・フレンズ・ウェデング”)はアカペラで始まり、ピアノの弾む音で盛り上がり、noonのボーカルとピアノの掛け合いには歓声が上がっていた。浴衣姿でピアノを弾くピアニストも、レアだ。noonが最も影響を受けたアーティスト、ハリー・コニックJr.が映画『恋人たちの予感』の中で歌った「It had to be you」はしっとりと、時には体を揺らしながら想いを込めて歌っていた。オリジナルはビージーズ、劇中ではアル・グリーンが歌っている『ノッティングヒルの恋人』といえばの名曲「How can you mend a broken heart?」は、癒す事のできない哀しみを、見事な表現力で歌ってくれた。続いて、noon憧れの優・オードリー・ヘプバーンが出演しているミュージカル映画『マイ・フェア・レディ』から「On the street where you live」をしとやかに、かつダイナミックに表現し、1部を締めくくった。

「eplus LIVING ROOM CAFE&DINING」は、ドレスアップした雰囲気でも、カジュアルな雰囲気でもどちらでも楽しめる空間で、グラスや食器の音が、noonの歌と、ピアノの音に不思議なくらいひとつになって、合っている。ライヴハウスとジャズクラブ、両方の雰囲気を持つ、心地いい時間を演出してくれる空間に、映画音楽も合う。

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2部の幕開けは大ヒット映画『ラ・ラ・ランド』から「La La Land」をオリジナルアレンジで、軽やかにしなやかに歌ってくれた。誰もが知っている映画『ゴースト』から名曲「Unchained Melody」を情感たっぷりに歌った。ヒットメーカー、コール・ポーターの半生を描いた映画『五線譜のラブレター』の中で流れていた、彼が作曲したジャズのスタンダードナンバー「It’s all right with me」はライトにかつ、太い芯を感じさせてくれる歌で引き込まれた。「Cinema Paradise」(“ニュー・シネマ・パラダイス”)は3曲ほど織り交ぜたオリジナルアレンジ。イントロが長めで、ここでお客さんは映画の色々なシーンを思い出し、深遠なメロディを丁寧に歌うnoonの歌と映像が一緒に伝わってきて、より感動する。本編ラストはレイ・チャールズの生涯を描いた『Ray/レイ』から「Hallelujah I love him so」。客席から手拍子が起こり、その熱気と雰囲気に乗せられるように、noonのフェイクも冴える。アンコールは映画『メリーに首ったけ』から、カーペンターズの名曲「Close to you」。スローテンポにして、かみしめるように歌う。noonの映画音楽への愛と、圧倒的な表現力を感じさせてくれたライヴだった。そしてネイティブな英語が駆使できる強みを十分に生かし、映画の世界観をきちんと伝えている。

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好評のこの“songbook cinema”シリーズ、次回は9月21日に「Friendship」をテーマに行う事が発表された。ピアノに加え、パーカッションが入るという事で、女性ならではのしなやかさに加え、よりリズミカルに、そして力強さを感じるサウンドが楽しめる。なによりnoonがどの映画のどの主題歌、劇中歌をチョイスするのか、そのセットリストが気になる。

 

 

取材・文=田中久勝  撮影=三輪斉史
 

イベント情報
noon live ~songbook cinema “Friendship”~

様々なジャンルの音楽でオーディエンスを魅了するヴォーカリスト「noon」 がお届けするコンセプトライブがスタートします。これまでに製作された星の数ほどある名作映画から「Friendship」をテーマにnoonがチョイスした作品のテーマソングや挿入歌を歌います。

出演:
noon(Vo.)
広田圭美(ピアノ)
服部恵(パーカッション)

日時:
2017年9月21日(木)
open 18:00/start 19:30

料金:
全席指定
5,000円(税込、飲食代別途)
※別途1FOOD、1DRINKのオーダーを頂戴いたします。

主催:
イープラス・ライブ・ワークス
問合せ:
eplus LIVING ROOM CAFE&DINING TEL:03-6452-5650(平日11:00~18:00)

注意事項:
※お席は相席となる場合がございます。


 

 

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