香取慎吾「新しいこと、始まってる」 企画展『ミュージアム・オブ・トゥギャザー』レセプションをレポート
香取慎吾
10月13日から東京・南青山のスパイラルガーデンで始まった、日本財団DIVERSITY IN THE ARTS企画展『Museum of Together』のレセプションに、香取慎吾が出席した。ジャニーズ事務所を退所後初のイベント参加となる。記者の問いかけにも「アートに関われて嬉しいです。新しいこと、始まっています」と終始笑顔だった。
香取慎吾(前列左から4番目)ら、『ミュージアム・オブ・トゥギャザー』に出展する作家ら
本展は、現代美術家や障害者などと香取を含めた23人の作品と、資料や模型などのアーカイブから構成される。香取はこの日、「みなさん、こんばんは、作家の香取慎吾です。作家と紹介されるなんて、すごくおこがましいですが、正直すごく嬉しいです」と冒頭に挨拶。そして、「絵を描くのが大好きで、今までたくさんの絵を自分の心をぶつける場所として描いてきたんですけれど、こういう企画展に出展させていただくのは初めて。こんなに素晴らしいアーティストのみなさんの中に自分の絵が飾られていることは、本当に嬉しいです」と感慨深そうに語った。
香取慎吾
「自分の思いや心が爆発しそうな時、それを絵にぶつけることで、気持ちが安らいだ。でも、やっぱり作品として一人でも多くの人に自分の絵を見て欲しいという思いはあるので、僕の絵やみなさんの作品をたくさんの方々に見ていただけたらなと思います」と、アートに対する熱い思いを語る。
そして、「車椅子の方でも、見やすくて、アートを楽しめる展覧会になっています。10月31日までです。僕も何回も来ます。僕とここで握手!(笑) ぜひアートを楽しみにスパイラルガーデンに遊びに来て欲しいです。今回は本当に参加できて、とっても幸せです。ありがとうございました」と話し、企画展のPRをした。
香取慎吾
今回、『イソゲマダマニアウ』(2010年)と『火のトリ』(2014年)という2つの作品を出展している香取。自分の作品についても解説を加える。
『イソゲマダマニアウ』は、骨になってしまい、行き先を失った2人のカップルが、飛行機のような船のような乗り物が「まだ間に合うよ、今からまだ間に合うよ、大丈夫だよ」と励ます絵だという。もう一つの作品、『火のトリ』は、仕事中に描いた絵だそうで、「打ち合わせか何かをしている時に、頭の中がいっぱいいっぱいになって。その辺にあったダンボールを持ってきて、書きなぐりをしてできた」と制作秘話を披露。香取が絵を描くときは「どこかへ羽ばたきたい、自分でもっと遠くへ羽ばたきたいという思いが心の中で煮詰まった時」だといい、「その絵が羽ばたけた時に次に進める」という。
香取慎吾(前列)
イベント終了間際、記者団に心境を聞かれた香取は「アートに関われて嬉しいです。新しいこと、始まっています」と笑顔で語った。
開館時間:11:00~20:00
料金:入場無料
会場:スパイラルガーデン(東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1階)
ミュージアム・オブ・トゥギャザー展事務局
TEL:03-5577-6750