カン・ドンウォンが顔面血だらけエピソードを披露!日本映画出演への意欲も 映画『MASTER/マスター』

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2017.11.7
カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

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実話をもとに韓国犯罪史上最大の金融投資詐欺事件の全貌を暴くクライムアクション映画『MASTER/マスター』。この作品で頭脳派の刑事を熱演したカン・ドンウォンが来日し、11月6日(月)に「東京・TOHOシネマズ上野オープン記念舞台挨拶」をおこなった。

カン・ドンウォンは、去る9月4日に舞台挨拶を行った共演のイ・ビョンホンに続いての来日。11月4日(土)にオープンしたばかりの映画館に華を添えるかのように、観客席の後方ドアからサプライズで登場したカン・ドンウォンは、大歓声と拍手を一身に浴びながらファンのすぐ目の前を通って、スクリーン前に登壇。モデル出身のルックスと高い演技力で人気を誇るイケメン俳優からの思いがけないファンサービスに、会場内は早くも大興奮!

カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

 

「(日本語で)お久しぶりですね、カン・ドンウォンです。(韓国語で)お会いできて嬉しいです」と挨拶。日本で公のイベントに姿を見せるのは映画『義兄弟』の舞台挨拶以来7年ぶり。会場にはその時も参加したというファンも大勢来場し、7年越しの再会に思わず涙ぐむ観客の姿も。これまで日本を度々訪れている彼は、「日本には好きな食べ物がありすぎます。お蕎麦とお寿司が大好き。トンカツや天ぷらもおいしいですね。グルメというより、他に楽しみがないので(笑)」と照れながら告白。

カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

 

本作が刑事役への初挑戦となるカン・ドンウォンは、ボクシングで鍛えたというキレの良いアクションについて、「実は、撮影中に危険な事故に遭いました。(カーチェイスの際に)ガラスが割れるシーンで、破片が顔に飛んできてしまい、首にも刺さり、顔中が血だらけになりました。そのまますぐ病院に行きましたが、合計7針も縫う大ケガだったので、もう引退しないといけないかなと思ったほどです」と秘話を明かした。

また、「フィリピンで撮影した1ヶ月間は、朝から30度を超える暑さで本当に大変でした。マニラでは貧民街でロケがあり、そこに暮らす人たちの生活が想像以上に厳しく、苦労の多い暮らしをしていたので心が痛みました。この映画は腐敗した政治社会を描いていますので、実際の貧富の差というものを強く感じて、僕の胸に響くものがありました」と衝撃を受けたという。

カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

イ・ビョンホンやキム・ウビンとの演技対決も大きな見どころの本作。「イ・ビョンホンさんとは一緒に撮影するシーンはそんなに多くはなかったのですが、“集中力”や“台詞の発声”がとても素晴らしい俳優なので、とても勉強になりました」と先輩への敬意を示す一方、「キム・ウビンとは映画共演をきっかけにとても仲良くなれたし、本当に楽しく撮影ができました。歳もそれほど離れていないはず、僕が思うにはね。何歳差だったかな...…」と8歳下の後輩との友情を茶目っ気を交えて語った。

ワールドアクターとして活躍するイ・ビョンホンを間近に見て学び、世界に視野を広げてもおかしくないレベルにいるカン・ドンウォンは、「日本映画に出演してみたいですね。なかなか機会がないのですが、是枝裕和監督や中島哲也監督と映画でご一緒したいと思っています。心はいつも『OPEN』の状態なのですが、僕に日本語の演技が可能かどうか...。」と話した直後に、日本語で「今、7年前より、どんどんどんどん良いけど、まだ無理じゃないかな」と上達ぶりを披露すると、ファンから「おおおおーーーっ。すごーい!!」と、どよめきが起きた。

カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

日本のファンに向けたメッセージとして、「今回の『MASTER/マスター』以外にも、今後日本で公開して頂けるのではないかと思える作品を幾つか準備しています。『ゴールデンスランバー』や『人狼 JIN-ROH』といった日本原作の映画で、また皆さんにお会いしたいですね。来年も頑張りますので、たくさんの応援をお願いします!」と客席に熱く語りかけた。

最後の挨拶も積極的に日本語で「よろしくお願いします。お疲れさまでした。ありがとうございました。」と締めくくり、ファンとの貴重な交流の時間を笑顔で終えた。

カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

『MASTER/マスター』は、イ・ビョンホンが韓国史上最大規模の金融投資詐欺事件の主犯チン・ヒョンピルに扮し、カン・ドンウォンはチョンピルを追う知能犯罪捜査班所属のエリート刑事キム・ジェミョン役を演じる。さらに『二十歳(ハタチ)』のキム・ウビンがチョンピルの元部下で天才ハッカーのパク・ジャングン役で登場。メガホンをとるのは、『監視者たち』のチョ・ウィソク監督。

カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

カン・ドンウォン 撮影=三輪泰枝

映画『MASTER/マスター』は、11月10日(金)よりTOHOシネマズ新宿他にて全国公開。

取材・文・撮影=三輪 泰枝 

作品情報

映画『MASTER/マスター』


(2016 年/韓国/143 分/カラー/スコープサイズ/5,1ch デジタル/)
監督・脚本:チョ・ウィソク 
キャスト:イ・ビョンホン、カン・ドンウォン、キム・ウビンほか
字幕翻訳:根本理恵 
英題:『MASTER』 
配給:ツイン
公式サイト:http://master-movie.jp/

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