横浜美術館で開催の『モネ それからの100年』展、その見どころは?

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2017.11.14
クロード・モネ《睡蓮》1906年 油彩、キャンヴァス 81.0x92.9㎝ 吉野石膏株式会社(山形美術館に寄託)

クロード・モネ《睡蓮》1906年 油彩、キャンヴァス 81.0x92.9㎝ 吉野石膏株式会社(山形美術館に寄託)

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『モネ それからの100年』展が、2018年7月14日(土)~9月24日(月・祝)にかけて、横浜美術館にて開催される。

印象派を代表する画家、クロード・モネ(1840-1926)が最晩年の大作《睡蓮》に着手してから約100年。本展では、日本初公開の作品も含む初期から晩年までのモネの絵画約30点を展示するもの。加えて、後世代の約30作家の作品群を一堂に展覧し、両者の結びつきを浮き彫りにすることを目指す。

本展の開催にあわせて、その見どころも明らかになった。

1.日本初公開作品も! モネの絵画の魅力をさまざまな切り口から再発見

日本初公開の知られざる作品を含むモネの絵画約30点を展示。その作品の特質を「マチエール」「光」「身体性」などのキーワードから捉え直し、時代を超えて愛されるモネの芸術の魅力に迫る。

クロード・モネ《柳》1897-98年頃 油彩、キャンヴァス 71.0x89.5㎝ 個人蔵(国立西洋美術館に寄託)

クロード・モネ《柳》1897-98年頃 油彩、キャンヴァス 71.0x89.5㎝ 個人蔵(国立西洋美術館に寄託)

2.ロスコ、フランシス、リキテンスタイン……20世紀アートとモネを一緒に楽しめる

アメリカ抽象表現主義の代表的画家マーク・ロスコやサム・フランシスをはじめ、1950年代以降の絵画を展示し、「モダンアートの先駆者」と称されるモネの芸術の革新性を浮き彫りにする

3.多様な現代アートに、モネとの共鳴を見出す

絵画のみならず、版画・写真・映像など幅広い分野の現代アートも多数展示。モネの芸術と今日のアートとの間に、時代・地域・ジャンルを超えたつながりを見出す。

松本陽子《振動する風景的画面》2017年 油彩、キャンヴァス 200.0x250.0cm 個人蔵 ©Yoko Matsumoto

松本陽子《振動する風景的画面》2017年 油彩、キャンヴァス 200.0x250.0cm 個人蔵    ©Yoko Matsumoto

福田美蘭《モネの睡蓮》(部分)2002年 アクリル、キャンヴァス(パネル貼)、額(既製品) 86.3x116.5x8.3㎝ 大原美術館

福田美蘭《モネの睡蓮》(部分)2002年 アクリル、キャンヴァス(パネル貼)、額(既製品) 86.3x116.5x8.3㎝ 大原美術館

イベント情報
モネ それからの100年

会期:2018年7月14日(土)~9月24日(月・祝)
休館日:木曜日(8月16日は開館)
開館時間:10:00~18:00
※9月14日(金)、15日(土)は20:30まで(入館は閉館の30分前まで)
http://monet2018yokohama.jp/
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