カイワレハンマー×AmaryllisBomb×JENNI 座談会 ライブ、新作リリース、活動再開――怒涛の2017年を振り返る

インタビュー
音楽
2017.12.5
カイワレハンマー、AmaryllisBomb、JENNI

カイワレハンマー、AmaryllisBomb、JENNI

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12月6日にシングル「【閲覧注意】セカンドシングル出してみた結果www」をリリースするカイワレハンマー、シングル「気分上々↗︎↗︎↗︎ YUTORI re:mix」を11月8日にリリースしたAmaryllisBomb×JENNI。今回は、お互いのライブにも出演するなど普段から交流がある5人に登場してもらい、2017年を振り返ってもらった。
ライブ、新作のリリース、活動休止~再開までのこと……5人はどんな1年を過ごしたのか。また、お互いの活動についてもそれぞれの目線で話してくれた。

――2017年を振り返っていこうかと思うんですが、カイワレハンマーは今年活動を再開されて、『TOUR2017-2018 ~配達ガワリノ挨拶マワリ~』を行なってきましたけども、どんな1年でしたか?

imiga:ライブ三昧でしたね。毎週ライブがある中で音源(アルバム『BegInner2』)も作ったし、本当に仕事したなぁって(笑)。

BEMA:あとは1年越しに出したアルバムも(オリコンデイリーCD 2017.5.17付 アルバムランキング)1位を取れたので、結果も残せたし。わりと満足してますね。

――復活してから全国を廻ってみて感じたものはどんなものがありました?

BEMA:1年前よりもお客さんが俺たちの音楽についてこれてるなと思うところもあったし、俺たちが引っ張っていけてたところもあるなって。

imiga:うん。お客さんのノリはすごくよくなってきてます。一番最初にやったツアーとはもう比べ物にならないぐらい。

BEMA:うん。もう別のアーティストぐらいの次元。

――AmaryllisBombから見て、今年のカイワレハンマーはどう映りました?

ゆうこん:去年はquad4sとして一緒に活動していたけど、今年は同じ現場になることがあんまりなかったんで、なにしてるんだろうって。毎週ツアーなのは知ってたけど、現場にもそこまで行けなかったので。行けたのはZeppだけだよね?

サグワ:うん。だから全然わかんない(笑)。オリコン1位を取ったのは知ってたけど。

カイワレハンマー

カイワレハンマー

――Zeppはいかがでした?

ゆうこん:圧倒されました。

サグワ:楽しかったですよ。やっぱすげえなってちょっと思ったっすね。あんまりそういうの言いたくないですけど(一同笑)。

――前にカイワレハンマーのインタビューで、quad4sのときは、サグワさんがBEMAさんを「絶対負けねえぞ」っていう感じで敵視してくる、imigaさんとゆうこんさんはそんな2人を遠くから眺めていたという話があったんですが。

サグワ:それはいつもじゃない?

BEMA:うん。

――常に?

サグワ:何に関しても常に敵対視してますね。なんか犬みたいな感じなんですよ、俺。すぐ噛みつくんで(笑)。一番年下だから意地も張ってたし。でも、俺らそんなに争ってなかったよね?

BEMA:いや、お前からの一方的なやつだよ?

サグワ:でもそこまでなかったでしょ?

BEMA:いや、俺は「はいはいはいはい」みたいな。で、ゆうこんは「サグワやってんな~」みたいな感じ。

サグワ:俺、そんな感じで見られてたんだ!?(一同笑)

ゆうこん:俺は自分のことで精一杯でしたよ。

サグワ:でも、quad4sをやって、めっちゃスキルアップはしましたね。もっと音楽の勉強しないといけないなと思ったし。

ゆうこん:俺もですね。いい経験になったし、またやれたらいいなと思ってます。

imiga:俺もやりたいですね。なんか、4人いるとお祭りみたいな感じで楽しいんですよ。

BEMA:お祭りとか行くの?

imiga:行かないけど(一同笑)。

サグワ:でも感覚は知ってるもんね?(笑)

BEMA

BEMA

imiga

imiga

――BEMAさんは?

BEMA:機会があればやりたいですけど、今はそれよりもソロでなんかやりたいなって。

サグワ:えー、みんなでやろうよー。

ゆうこん:両方やればいいよ(笑)。

――またそちらも楽しみにしつつ。AmaryllisBombはシングル「EMOTION」のリリースもありましたけど、ライブの多かった1年だと思うのですが。

ゆうこん:そうですね。地方でライブをする機会が多かったんですけど、福岡に行くことが多かったんですよ。学園祭に出させてもらったりとか。頑張っている同世代の人たちを見て、いい刺激をもらいました。

サグワ:俺、同年代の子と話す機会があんまりなかったんですけど、専門学校にいる子たちは、みんな夢を持って通っている子ばっかりで。みんなでひとつのステージとか、ひとつの作品を作るっていうのはすげえ楽しかったですね。

――カイワレハンマーのお2人が見た今年のAmaryllisBombはいかがでした?

BEMA:俺は赤坂BLITZのライブを観に行ったんですけど……(imigaは)行ったっけ?

imiga:行けなかった。

サグワ:ホント来ないよね?(笑)

BEMA:こいつ、うちの社長の結婚式をばっくれますからね(一同笑)。で、観に行ったんですけど、前日にKREVAさんのライブDVDを観て、ちょっとバイブスあげよう!っていうことになって。で、当日ライブを観たら、(サグワが)KREVAさんの動きを結構真似てて(笑)。

サグワ:いや! これには続きがあるんすよ! それを言われて、確かに影響受けすぎたなと思って。で、そのあとにカイワレのZeppを観に行ったら、(BEMAが)同じことやってんすよ!!(一同笑)

BEMA:だってやりてえよ!(笑)

サグワ:そこはリスペクトしてるからこそなんですけどね。

BEMA:そう。いいなぁ……って。俺が観た赤坂BLITZってツアーファイナルでしょ?

ゆうこん:そう。そのあとに地方を廻ってはいたけど、俺らのなかではあんまりツアーをやっていた感覚じゃなくて。普段のまんま地方に行ってきた感じ。

BEMA:それをTwitterとかインスタで知るんですよ。“今日岐阜? 福岡? てか福岡行きすぎじゃね?”みたいな。だからいろいろ飛び回ってるなって。

ゆうこん:飛行機に結構乗りましたからね。

BEMA:だって、アメリカに一緒に行ったんですけど、東京に戻って来た次の日に「福岡でライブだ」って。

ゆうこん:そのアメリカの前に大阪に行ってました。9月は東京にいる方が短かった気がする。

サグワ:家に全然いない。マジで飛行機乗りすぎてマイル作りましたからね(笑)。

サグワ

サグワ

ゆうこん

ゆうこん

――大事ですね(笑)。JENNIさんは今年から活動再開されたわけですけども。

JENNI:休んでいる間に、みんなのステージをこっそり見学させていただいていたんですけど、ライブをしているのを観て、自分もライブがしたくて仕方なくて。だから、その間にできることをしようと思って、いろいろメモさせてもらったり、勉強させてもらったりしていたんですけど、実際にできる場がやっとできてすごく嬉しかったですね。帰って来たなっていう気持ちでいっぱいでした。

――復帰ステージがAmaryllisBombの赤坂BLITZワンマンだったわけですが、あの日を振り返ってみるといかがでしょうか。

JENNI:正直、やったー!っていう気持ちしかなくて、はっきり覚えてないんですよ(苦笑)。もうとにかく嬉しくて。お客さんの中に応援してくださっていた方もいらしたので、自分が帰ってきたことを挨拶するつもりで良いライブをしようと思って、その日はやってました。

――みなさん充実した2017年だったようですが、音源のお話にいこうかなと思います。まず、Amaryllis BombJENNIさんは、AmaryllisBomb × JENNIとしてシングル「気分上々↗︎↗︎↗︎ YUTORI re:mix」を11月8日にリリースされましたが、取り組んでみていかがでした?

ゆうこん:緊張しました(笑)。miyake(mihimaru GT)さんの自宅スタジオに行って、初めて会ったその日にレコーディングだったんで。

サグワ:もうガッチガチで。

JENNI:2人とも人見知りだったんで、もう何もしゃべれないような空気になってて(笑)。

サグワ:けど、サングラスをかけたmiyakeさんの姿を見たときはテンションあがったっすね(笑)。おー! 知ってる人だー!って。

ゆうこん:でも、すごく優しくて良い方でした。

JENNI:動画も一緒に撮ったんですけど、miyakeさんは「なんだよ、お前ら」みたいな、ちょっと偉そうな感じでやっていただいたんですけど、ところどころに優しさが滲み出てるんですよ。「入れよ!」って言ってるときに、ちゃんとドアをおさえてくれていたりとか(笑)。

ゆうこん:そういうのもあったりしておもしろかったですね。

サグワ:あと、カップリングの2曲(「fire」「never forget」)も結構気合を入れて作っていて。自分的には聴き応えのあるCDになったんじゃないかなって。

ゆうこん:表題曲が強烈なんで、カップリングは狙っていくというよりも、好きなことをやろうっていう感じで作ったんですよ。シングルですけど、3曲とも曲調も内容も違うので、幅の広さが出せたかなと思います。

JENNI

JENNI

――カイワレハンマーのお2人は今回のシングルってもう聴きました?

BEMA:いや、もう出てるんだ?と思って。聴かせてくれないんですよ。

サグワ:いやいやいや!(笑) そこはそっちもでしょ!?

BEMA:いや、俺は聴かせるじゃん? 最近こういう曲作ったよって結構聴かせたりするんですよ。

サグワ:俺、(BEMAの)家に行くんで、パソコンとかで聴かせてくれるんですけど。

BEMA:携帯とかに入れてないの?

サグワ・ゆうこん:入れてない。

ゆうこん:俺、パソコンにも携帯にも自分の音源は入れてない。自分の音源って聴かないし。

サグワ:俺はパソコンに入れてるだけ。

BEMA:マジで? 俺、どっちにも入ってるよ?

ゆうこん:メールでデータが送られてくるんですけど、ダウンロードし忘れて期限切れちゃう(一同笑)。

BEMA:“ギガファイル便あるある”(笑)。クワッドのときも、音源持ってるの俺だけだったりするんですよ。

――じゃあimigaさんも持ってない?

imiga:俺は落としてますけど、たまにオケだけで、ボーカル入ってなくて歌詞がおぼえられねえ……!っていうのはあります(一同笑)。

BEMA:だからまだ音源は聴いてないんですけど、聴くのめっちゃ楽しみです。

サグワ:え? 聴かせたほうがいいの?

BEMA:あたりまえだよ!(一同笑) 聴きたいよ!

サグワ:だってダメ出しとかされたらさー。そういうときは結構厳しいこと言うし。だから、直接どうぞって聴かせるんじゃなくて、CD渡して、じゃあ、後日!みたいな感じで(笑)。
 

次ページでは、カイワレハンマーの最新シングル、楽曲制作、今後のライブについて

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