女子の頂点は日テレかノジマステラか？ 『皇后杯全日本女子サッカー選手権』は決勝へ

日本女子サッカーの頂点はどのチームか？　『第39回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会』の決勝戦が24日、大阪のヤンマースタジアム長居で行われる。決勝に勝ち上がってきたのは、今年のなでしこ1部リーグで女王となった日テレ・ベレーザと、同じく1部のノジマステラ神奈川相模原だ。3年ぶり8回目の優勝を目指す日テレ・ベレーザと、初の決勝に進んだノジマステラがどう戦うのか？　日本一を決するホイッスルが大阪・長居で鳴る。

準決勝は21日、同じくヤンマースタジアム長居で行われ、日テレ・ベレーザが浦和レッズレディースを2-1で下している。一方、ノジマステラはなでしこリーグカップ戦を制したジェフユナイテッド市原・千葉レデイースと激突。延長戦の末に撃破し、決勝にコマを進めた。

日テレ・ベレーザは、過去に決勝に進むも戴冠できなかったアルビレックス新潟レディースと浦和レッズレディースを接戦の中、準々決勝と準決勝で下して決勝進出。その両チームの思いも背負って決勝戦に臨む。対してノジマステラは2回戦からすべて薄氷の勝利をしっかりものにして決勝に進んできた。両チームとも特に直近の2試合は厳しい試合を勝ち進んできただけに、モチベーションは高い状況にあるはずだ。

準決勝で先制点を挙げた日テレ・ベレーザの田中美南は「チームで合わせる時間が短く不安はあったが、内容より結果が大事で勝ててよかった。決勝もチーム一丸となって戦いたい」と気を引き締めた。ノジマステラの田中陽子は「今季で引退する選手もいるので、少しでも長くプレーしたかった。リーグ戦では守備面が課題だったが、皇后杯までに修正してきた」と8位と振るわなかったリーグ戦のリベンジを皇后杯で返すつもりだ。

スリリングな試合展開になるのは必至の皇后杯。女神はどちらのなでしこに微笑むのか？　冬の長居がクリスマスイブの24日に熱くなる。