草間彌生展、2018年3月より“生誕の地”松本・松本市美術館で開催 増殖を続ける世界のKUSAMA芸術に迫る
《大いなる巨大な南瓜》2012年時の展示風景より (c)YAYOI KUSAMA
『草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて』展が、2018年3月3日(土)~7月22日(日)まで、松本市美術館で開催される。
草間彌生の生誕の地・松本に、松本市美術館が開館して15年。この間、当館では開館記念展、2005年『草間彌生 魂のおきどころ』(巡回)、2012年『草間彌生 永遠の永遠の永遠』(巡回)の3本の展覧会を開催してきた。また、常設展示室では、『草間彌生 魂のおきどころ』を通年展示している。そんななか、2018年春に開催される本展は、松本市美術館の特別展単独開催となる。
草間 彌生 (c)YAYOI KUSAMA
幻覚体験の恐怖から逃れるために無我夢中で描き続けた草間彌生は、世界の芸術家としての地位を掴み取り、世界各地で行われる草間彌生の展覧会は、入場者数の記録を塗り替えている。日本でも、2017年に国立新美術館(東京・六本木)で開催された『草間彌生 わが永遠の魂』は52万人を動員した。
なぜ、草間彌生は世界のひとびとに、かくも熱狂的に迎え入れられるようになったのだろうか。前衛の道を走り続けた草間に、ようやく世界が追いつきかけているのかもしれない。戦争で失われた青春、平和。そして、愛。草間が芸術を通じて語るのは、人間にとってもっとも普遍的かつ大切なメッセージでもある。世界のKUSAMA芸術は、今も無限に、そして永遠に増殖をつづける。
《かぼちゃ》 1999年 松本市美術館 (c)YAYOI KUSAMA
「わが永遠の魂」シリーズより《果てしない人間の一生》 2010年 松本市美術館 (c)YAYOI KUSAMA
《幻の華》《松本から未来へ》 松本市美術館 (c)YAYOI KUSAMA
《原爆》 1954年 松本市美術館 (c)YAYOI KUSAMA
《都会の雨》 1952年 松本市美術館 (c)YAYOI KUSAMA
日時:2018年3月3日(土)~7月22日(日)
会場:松本市美術館(長野県松本市中央4-2-22)
休館日:月曜日(ただし、4月30 日、5月7日、7月16日は開館)
開館時間:9:00~17:00
※土曜日は19:00まで開館。3月3日(土)は21:00まで開館延長
※入場はいずれも閉館の30分前まで
観覧料:一般1,200円(1,000円)、大学・高校生800円(600円)
※( )内は前売・20 名以上団体料金
※中学生以下無料、障害者手帳携帯者とその介助者1名無料
公式サイト:https://kusama2018.com/