ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2016開催決定!
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン公式サイトより
2016年のテーマは「la nature(ナチュール)」
GWといえば「フォルジュルネ」と言っても過言ではないほど定着した、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭。もともと「ラ・フォル・ジュルネ」は1995年フランス西部の港町ナントで「クラシックの民主化」を掲げて誕生し、世界中からアーティストが集うクラシックの音楽祭である。日本では2005年に始まり、来年で12回目を迎える。
2016年のテーマは、「la nature(ナチュール)」(仮題)。「la nature」とはフランス語で「自然」のことであり、いつの時代も作曲家を魅了してやまないその自然にオマージュを捧げる。自然と音楽の関わりは、古くは鳥のさえずりなどの描写的表現から始まり、時代が進んでも絶えずインスピレーションを与え続けている。今回の音楽祭は、時代による自然と音楽の関係の変遷や作曲家による自然観の違いを聴き比べる貴重な機会になりそうだ。
例年は東京国際フォーラムを中心に、大手町や丸の内、有楽町のいたるところで演奏会が行われているが、今回は初めての試みとして日比谷野音も会場に加えた。屋外の開放的な雰囲気、緑に囲まれた公園内というロケーションは、「la nature(ナチュール)」というテーマにピタリとはまるように思う。
また、音楽祭を彩るテーマビジュアルは、2013年に公開された新海誠(しんかい まこと)監督のアニメーション映画「言の葉の庭」で美術背景を担当した画家の四宮義俊(しのみや よしとし)氏によるもので、アーティスティック・ディレクターであるルネ・マルタン氏が「言の葉の庭」に感銘を受け、「ナチュール」のビジュアルを描いてほしいという希望で実現した特別ビジュアルだ。
世界一流の演奏家たちの音楽に没頭できる幸せな3日間となるだろう。
なお、公式サイトは2015年12月中旬にオープン予定。