ヴァイオリニストの木村悦子が、名手たちとチャイコフスキーの傑作などを演奏する『偉大な芸術家の思い出に』を開催
2023年2月13日(月)大阪・あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールにて、『KCM Concert at The Phoenix Hall, Osaka~関西圏の最大拠点 梅田で展開する藝術音楽~「偉大な芸術家の思い出に」』が開催される。
本公演は、ヴァイオリニストの木村悦子、チェリストのマーティン・スタンツェライト、ピアニストの小蔦寛二が出演するコンサート。
関西出身でトロント大学に学んだヴァイオリニスト木村悦子はヨーゼフ・シゲティ国際コンクールで第3位に入賞し、一時期神戸市室内合奏団(現・神戸市室内管弦楽団)でコンサートマスターを務めたが、再びカナダに渡りかつて小澤征爾やカレル・アンチェルなどが音楽監督を行った名門トロント交響楽団のアシスタントコンサートマスターを2007年より務めている。2022/23シーズンはサバティカル休暇で日本に長期滞在。これに合わせて『KCM Concert at The Phoenix Hall, Osaka』への登場が実現した。
マーティン・スタンツェライト(チェロ)
今回、親友でもある広島交響楽団首席チェリストを務めるドイツ人チェリスト、マーティン・スタンツェライトとの共演を軸とするプログラムによる室内楽コンサートが行われることとなった。
小蔦寛二(ピアノ)
前半は二人のロシア人作曲家ショスタコーヴィチとグリエールの作品ヴァイオリンとチェロのデュオで、後半は2011年のブラームス国際コンクールで第2位ほか数多くの国際コンクール受賞歴を誇るピアニストの小蔦寛二が加わり、チャイコフスキーが旧友ニコライ・ルビンシュタインの追悼のために作曲したピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出に」を演奏する。
この作品はチャイコフスキー唯一のピアノトリオで極めて荘重で悲しい美しさを放つ傑作だが、演奏時間が50分近くに及ぶなど壮大な大作でもあるため、実は本シリーズでは初めて取り上げられる楽曲でもある。
カナダ・トロントを拠点に長年活発な演奏活動を続けてきた木村悦子が日本の楽友たちとどのような演奏を展開するのか、期待しよう。